どうもです。
FAS尽くしで飽きてきているかもしれませんが、気になる物はとりあえず掘ってみるのが私の信条なので、どしどしやっていきたいと思います。
前振りは止めといて、今回はコチラ

FAS
ザ ブラック デイ クリーム
医薬部外品
40g 6,600円
2025年2月19日発売
SPF50∔/PA++++
40gは珍しいですね。だいたい50gか30gが多い気がします。
何を隠そうコチラ 名品の予感 がビンビンです。
現在の日焼け止めは、スキンケア効果を追求した物。日焼け止め機能を追求した物。落ちにくさを追求した物。色々多機能な物。すべてを兼ね備えている物。などなどありますが、デパコスにおいてはメーカー内のブランドのランクによって、その優劣が左右されている感じがします。
平たく言うと 高ければ高いほど高機能 って事です。
ただしFASについてはFASというブランドのみにその技術が集約されておりますので、他ブランドとの比較になっていくのかな?それでもスキンケア効果を持つ日焼け止めの中ではまともな商品にかな?って思います。そしてよくこんな言葉を見かけます。
最高レベルのUVカット効果と本格的スキンケア効果
これについて、本当にそうなのか?ってところもちちくりかえしていきたいと思います。お付き合いください。
FAS ザ ブラック デイ クリームって
紫外線から”守る”ケアを行いながら、大人の肌に必要な栄養を”与える”デイクリーム。
顔面専用になっております。

最近は多いですが、化粧下地としての効果も持ちつつ、化粧水の後に使うとのことで・・・
ほぼデーケアレボリューションな逸品

そして中身は結構、同ブランドのクリームに近い感じしますね。

黒米発酵液の738種類に及ぶ成分内包によるスキンケア効果
黒豆ペプチドの抗酸化効果
その黒豆がサポートしてくれることで効果を底上げして、美白+シワ改善効果のあるナイアシンアミド
保湿の米セラミド
その他にもありますね
デイ クリームのみ配合の成分
がコチラになります。

こちらのコピー?というか良くある売り文句で先ほど出てきた本格的スキンケア効果ですが、先ほどの黒豆やナイアシンアミドとかだけでも、クリームと同じ成分なので本格?といっても差し支えないかなと。日中でもスキンケアはしたい!という要望ゆえのようです。
さらにテンニンカとオウゴンの汁配合。その効果についてはおそらく
テンニンカ果実エキス | 紫外線ダメージを修復 |
オウゴンエキス | 抗炎症 |
テンニンカは紫外線由来の活性酸素発生によるDNAの損傷を修復してくれます。
さらにオウゴンエキスが肌の炎症を抑制してくれるので、紫外線による肌への被害をケアすることが出来ます。
これはいいですね。高額スキンケアとかだと、そのブランドのオリジナル成分をぶち込むだけで、紫外線による肌ダメージについて考えてるのか?と言われると微妙な物があったりします。あくまでブランドの延長線上に紫外線カットを入れるだけ。
それらと比べれば全然スキンケア効果出してますね。
日焼け止め効果
SPF50∔にブルーライトケア・・・ケア?カットではなくケア?なんか喉に引っかかりますが、まぁブルーライト対策は行っておいでなのでしょう。

あとは亜鉛フリー・・・それも気にしている人は気になるみたいですね。亜鉛が毛穴に詰まる問題ってやつ。クレンジングさえしっかりしてればいいと思いますが、とりあえず入ってないみたいです。
では最高レベルの紫外線カット効果についてはどうか?
最新の日焼け止めは、先ほどのブルーライトに加えて近赤外線や、PM2.5などの大気汚染対策がなされております。
紫外線カットについてはUVAの中でも特にロングUVAとかディープ紫外線対策が重要度が高いでしょうか。そこら辺については各社やってたりやって無かったりですが、特にラロッシュポゼが有名かと思います。

分かりやすいですね。8種類の紫外線カットのなかでも、UVB・UVA・ロングUVAに対応してます。どれかに特化というよりも、まんべんなくカットしてくれるので、紫外線による肌症状にマルチに対応してます。高額な日焼け止めでもここまでこだわっている商品はすくないかと
ではFASはどうか?
全成分から探ってみた感じはこんなん
パラメトキシケイ皮酸オクチル | 紫外線吸収剤(UVB) |
2,4-ビス-[{~・・・ | 紫外線吸収剤(UVA/B) |
2-[4-(ジエチルア~・・・ | 紫外線吸収剤(UVA) |
トリスエチルヘキシルオキ~・・・ | 紫外線吸収剤(UVB) |
微粒子酸化チタン | 紫外線散乱材 |
黄酸化鉄 | 紫外線散乱材 |
何を対象にするかによりますが、最高レベルは言い過ぎですね。あえて言うと。普通。普通です。
なので特に文句はない位なので、ツッコミどころらしいツッコミどころはないですが、最高レベルでは無いことは確かです。
肝心の中身
こんな感じ。
ナイアシンアミド | シクロヘキサシロキサン |
酵母エキス(1) | グリセリンエチルヘキシルエーテル |
BG | 1,3-プロパンジオール |
メチルフェニルポリシロキサン | ステアロイル乳酸Na |
ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル・フィトステリル) | ステアリン酸ポリグリセリル |
ジメチコン | 硬化ヤシ油脂肪酸グリセリル硫酸Na |
シクロペンタシロキサン | セスキイソステアリン酸ソルビタン |
トリ(カプリル・カプリン・ミリスチン・ステアリン酸)グリセリル | キサンタンガム |
水 | カルボキシビニルポリマー |
ペンタステアリン酸デカグリセリル | アルカリゲネス産生多糖体 |
ベヘニルアルコール | アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 |
パラメトキシケイ皮酸オクチル | 2-[4-(ジエチルアミノ)-2-ヒドロキシベンゾイル]安息香酸ヘキシルエステル |
2,4-ビス-[{4-(2-エチルヘキシルオキシ)-2-ヒドロキシ}-フェニル]-6-(4-メトキシフェニル)-1,3,5-トリアジン | トリスエチルヘキシルオキシカルボニルアニリノトリアジン |
コメヌカスフィンゴ糖脂質 | 微粒子酸化チタン |
加水分解黒豆エキス | 水酸化K |
テンニンカ果実エキス | 水酸化Al |
オウゴンエキス | 黄酸化鉄 |
大豆リン脂質 | タルク |
天然ビタミンE | ベンガラ |
ジグリセリン | セタノール |
ステアリン酸 | エタノール |
ベヘニン酸 | フェノキシエタノール |
香料 |
これが入ってますよ!っていう成分以外はとくにないですね。
FASってサプライズゼロで本当に潔いです。予想を超えないwwwモチロン悪い意味で
買いか?
もしこれが7000円台なら文句も一つも言いたくなりますが、こちらは6000円台。50gあるとなお良し。
結局?40gなので、見た目の写真よりもはるかに小さいです。
4つの成分+2つの紫外線対策成分+普通の紫外線カット
なので、どちらかと言うとスキンケア効果高めの日焼け止めです。
が!
FASのエッセンス⇒クリーム⇒デークリームと経てきて思いましたが、所詮はOEMのメーカーなのかなと。発酵液にナイアシンアミド。ここまではまぁ頑張った。そして本製品にはおまけのようにテンニンカとオウゴンの汁をぶち込んできました。確かに紫外線に対するケアを重視していますが、それがどうした?と言った感じ。
めちゃくちゃヒットした商品ですが、オルビスのリンクルブライトUVプロテクター

オルビス
リンクルブライトUVプロテクター
50g 3850円
デパコス?と言っていいか分かりませんがFASのランクとは違いますが、こちらは発酵液などの尖った成分は配合しておりません。ただ、ポーラの後ろ盾を振り回して攻めと守りを両立させた逸品。
モチロン紫外線カットだけでなくブルーライト、近赤外線や大気汚染系にも対応。汗に反応するプロテクト膜。
ナイアシンアミドとそれらをサポートしつつ、植物成分を多数含んでおり、抗酸化毛細血管ケア、コラーゲンの分解抑制などなどしてくれるうえに、お値段約半分より多めの3850円。ラージサイズ100gだったら8000円です。
楽しむという方向の日焼け止めではないですが、本当に肌の事を考えると・・・・どっちがいいですかね?
日焼け止め効果が一点突破しているわけでもなく
スキンケア効果はクリームと大差なし
おまけの効果はオルビスと比肩するかどうかというところ
6000円はデパートで販売するには妥当な価格ですが、その価値があるかと言うと・・・・ちょっと難しいですね。4000~5000円なら納得です。
以上です。