どうもです。
たまにタイトルの質問をいただくのですが、本日は男子目線で黒アルティミューンと赤アルティミューンはどっちがいいのか?について掘ってみたいと思います。


「男子用と女子用で違うんでね~の?」ってお声もあるかもしれませんが、あくまで個人としては「どっち使ってもいいんじゃね?」って感じです。
皮膚生理こそ違うかもしれませんが、ホルモンバランスを除いて考えれば人間の皮膚であるって点では同じなので、男子が女子のを使ったところでとんでもない事が起こることはありません。
現に私は9割9分女子のを使ってます。なぜか?
男子のスキンケアは全然リニューアルしないから
女子のスキンケアは短いと2年でリニューアルします。でも男子のスキンケアは5年10年リニューアルしません。長いと発売以来リニューアルしてないとかあります。リニューアルしたと思ったら容器だけとかね?
化粧品は今年と来年でいう事が全然違ったり、最新の知見を発表し、それに対応する成分をブッコみますので、新しい方がどちらかと言うと・・・いいと思います。好みの問題かもですが
と言うわけで今回は黒・赤アルティミューンのどっちを選ぶべきかを考えてみたいと思います。あくまで私目線の自分用とかプレゼントでお考えの人は参考にしてみてください。
赤と黒の違いについて
それぞれプロフィールを並べてみます。
SHISEIDO MEN アルティミューン | SHISEIDO アルティミューン |
パワライジング コンセントレート | パワライジングセラム |
2023年8月21日発売 | 2025年3月1日発売 |
75ml 16500円 約3か月分 30ml 8250円 約1か月分 | 50ml 15,180円 約2か月分 30ml 9,900円 約1か月分 |
発売日については赤は今年(2025年)に発売したばかりですね。対して黒は2年前になります。資生堂の流れからすると赤の方がイイ成分が入ってますが、そこについては後ほど。
何よりも<容量とコスト>ですかね。
30mlは1700円位。赤は50mlが最大。黒は75mlが最大。赤は限定品で75mlとか出しそうですが、容量1.5倍・25mlの差があっても1400円しか違いません。3か月も持ちますので比べるまでもなく黒アルティミューンはコスパがイイですね。
分かりやすく言うと
黒アルティミューン 220円/1ml
赤アルティミューン 303円/1ml
になります。
書いてませんが赤アルティミューンの50mlはリフィルがありますが、黒にはありません。何かとSDGsをアピールする大手でも、男子用は別の話のようですね。コレは他メーカーでも同じ現象が起こってます。
そして<使い方>については
赤アルティミューンは美容液なので化粧水の後。

黒アルティミューンは・・・

化粧水の後。と思いきやこんな一文があります。

そう。化粧水は使わなくてもOKです。中身の処方の差が何なのかは知りませんが、資生堂におけるメンズスキンケアの考え方は”美容液は洗顔の後に使うもの”になります。化粧水を併用するとなお好ましい。
昔発売されていたミスト状美容液も同じ処方(終売)なので、発売時からそんな感じのスタンスです。
違いと言う違いを言及するのは難しいですが
赤アルティミューンは普段のスキンケアの間に導入する物。
黒アルティミューンは単品使いでもOKな物。
なんですね。ライフスタイルに合わせて選択するもよし。別に黒アルティミューンを普段のスキンケアに加えるのも自由ですが、そんな違いはあります。
それぞれの特徴
商品説明を見るとちと分かりやすいかもです。
まずは黒アルティミューンから
SHISEIDO メンは、男性肌の3つのゆらぎを解明。トリプルツバキGLエキス配合テクノロジー搭載で、生命感あふれるみずみずしくしなやかな肌へ導きます。べたつかない感触で、アフターシェーブローションとしても快適。
男性肌の3つのゆらぎについては「ディフェンス、バランス、リカバリー」の事です。なんのこっちゃ?ですよね。資生堂さん的には男性の肌は慢性的な「過剰な皮脂・乾燥・肌荒れ」があるとの事。それが起こるのはなぜか?
男子の肌は女子と比べると水分量が少ない。皮脂の分泌は多い。おまけに酸化ダメージも受けやすい。おまけに受けたダメージを回復する力も弱い。って特徴があります。
なので乾燥する肌に潤いを与え・過剰な皮脂を抑制して毛穴、ベタツキを改善し・肌荒れの原因を取り除いて健やかな肌にしてくれるって事です。
男性は女性と比べて化粧をしません。なので日焼けなどから肌を守るって事を普段からしていないので、肌が酸化・炎症するって事に対して無防備な人が大変多いのです。そして過剰な皮脂は活性酸素と言うあまりよろしくない物を増やし、シミ、シワ、たるみなどを長年かけて形成していくので、見た目の年齢も女性と比べて高く見える傾向にあります。
寿命って男子の方が少ないじゃないですか。男子は約81歳。女子は87歳。ホルモンや健康意識、社会ストレスなど様々な要因がありますが、肌にもそれが表れやすいんですね。
では赤アルティミューンはどうでしょう
今も未来も他にない。 ハリ、なめらかさ、透明感あふれる肌へ。日本独自のバイオ技術で椿の種子がもつ生命力からうるおいを与えます。発酵カメリアエキスと厳選された美容成分を3000万個の角層細胞へすみずみまで届けます。
まずハリというキーワードが出てきましたね。なのでエイジングケアってのが見えてきます。
そして黒アルティミューンはトリプルツバキGLエキスで、赤アルティミューンは発酵カメリアエキスとなってます。
その基幹成分である発酵カメリアエキスはなんなのか?老化細胞を除去する免疫細胞を誘引する因子の発現促進効果を持ちます。何言ってんだ?ってなりますよね。私も思います。
老化細胞は紫外線とか老化とかで分裂機能を失った細胞で、若いうちは免疫で処理してくれます。でも加齢によりその処理が出来なくなると、老化細胞のまわりの細胞も老化細胞に誘導され、肌は潤いをなくし、コラーゲンは分解されたまま居残り続けてハリを失ってしまうと。
なので老化細胞を除去する機能を取り戻して若々しい肌を取り戻そうって感じです。
ちなみに老化細胞は年齢に関係なく存在し、老化細胞の蓄積自体は年齢によるものが大きいそうです。

つまりヒトは何故老化するのか?に真剣に頭を突っ込んだ成分を配合しておいでです。
何となく違いは分かったかもしれませんが、もっと深くに潜ってみましょ
肝心の中身
まずは黒アルティミューンから全成分の中でも美容成分だけ持ち上げるとこんな感じ。
キシリトール | 細胞間脂質形成促進 |
エリスリトール | CE成熟(酵素トランスグルタミナーゼ) |
グリシルグリシン | イオンバランス調整 ※不飽和脂肪酸抑制=すり鉢毛穴改善 |
シャクヤク根エキス | 真皮菲薄化抑制(コラーゲン分解抑制) |
セイヨウハッカ葉エキス | Ⅳ型、Ⅶ型コラーゲン分子間結合分解酵素阻害(基底膜構造安定) |
グリチルリチン酸2K | 肌荒れ改善 |
ドクダミエキス | VE-カドヘリン産生促進効果 毛細血管強化してハリ弾力を高める |
イザヨイバラエキス | セラミド合成、抗炎症※ビタミンC豊富 |
カルボキシメチルグルカンNa | ランゲルハンス細胞活性化 |
ヨーロッパブナ芽エキス | 基底膜損傷修復(Ⅳ型、Ⅶ型コラーゲンの産生) |
チャエキス | 抗酸化 |
ツバキ葉エキス | 抗老化・セラミド合成 |
ツバキ花エキス | 抗酸化・抗老化 |
ツバキ種子エキス | コラーゲン・ヒアルロン酸産生 |
シソ葉エキス | コラーゲン産生(フィトコネクト)抗炎症 |
レイシエキス | 抗酸化、免疫システム補助(ランゲルハンス細胞) |
このクラスの美容液には抗酸化効果は普通に入ってますね。
角層部分の保湿はモチロン、毛穴も小さくすることも出来ます。基底膜のケアもあります。ここは表皮の成長につながる部分なので、表皮環境改善に大きく期待できる部分もあり、早めのエイジングをお考えの人にもよさそう。でも真皮のコラーゲン産生効果もちゃんとありますので、シワ対策もバッチリです。
あとはアルティミューン自体が免疫ケアに端を発する美容液でもありますので、免疫細胞の世界代表ランゲルハンスさんの活性もし、ストレス肌を何とかしてくれます。
つまりが、肌の表面から内部+免疫+血管のケアも出来る万能美容液って事ですね。ただメイン処は肌の奥の真皮と言うよりも、表皮部分に対してケアをしてくれる感じ。炎症を抑制して肌荒れもバッチリ対応。幅広い年齢の方にオススメ出来そうです。
ここまで男性用でやっているメーカーはないです。
お次は赤アルティミューン。
エクトイン | メラトニン合成促進※免疫(活性酸素除去) |
キシリトール | 細胞間脂質形成促進 |
マヨラナ葉エキス | 抗酸化、肌荒れ改善 |
ヒドロキシプロリン | 保湿コラーゲン合成、表皮細胞増殖保湿 |
ツバキ花エキス | 抗酸化・抗老化 |
ツバキ種子油 | コラーゲン・ヒアルロン酸産生 |
ドクダミエキス | 毛細血管強化してハリ弾力を高める |
カルボキシメチルグルカンNa | 抗酸化、免疫活性 |
ツバキ葉エキス | 抗老化・セラミド合成 |
ツバキ種子エキス | 老化細胞除去 |
乳酸桿菌/ハイビスカス花発酵液 | NK細胞活性 |
イリス根エキス | 基底膜修復 |
レイシエキス | 抗酸化、免疫システム補助(ランゲルハンス細胞) |
アスペルギルス培養物 | ツバキ種子エキスと合体 |
黒アルティミューンよりも少な目に感じますが、押さえている所はしっかり押さえてます。表皮、基底膜、真皮はモチロンですが、先ほどの免疫ケア+ランゲルハンスさんや活性酸素の除去による、黒アルティミューンよりももう一つ上の抗酸化+抗炎症ケアができそう。
それら免疫のバランスを整えて、炎症と抑制のバランスをベストに近づけて、ひとそれぞれの最良な状態にしてくれます。
その上で肌がもともと持つ回復力を若き日に取り戻すことが出来るので、どのスキンケアを使っても効果を実感しない。よく分からない。という人にとっては肌実感が今まで以上にしやすい肌に生まれ変わると思います。
なのでよく「効果がよく分からない」ってコメントがありますが、そういう人は免疫の状態がいいのかも?そして「よく分からないけど肌の状態がいい」それを地味に作り出す優秀な逸品となっております。
男子はどっちを買うべきか?
多分気になっている人もいると思うので、黒と赤を並べるとどうなるか?色がついているのが共通成分です。

一部植物系の成分の処方が違いますが、おおむね似たような構成になってます。基材はほぼ変わらないか?だからなんだ?って話ですよね。
うっすらとですが、黒アルティミューンは毛穴や炎症に特化した成分が多いです。やはり男性ならではの皮膚生理に着目しているのが伺えます。
赤アルティミューンは免疫機能についての成分が多いです。加齢肌について改善を目指しているのが伺えます。
なので、自信の皮膚生理として男性寄りの悩みが多い場合は黒。そうでなければ赤でもいいかなと思います。
例えば僭越ながら私バルサン。
肌はそこまで乾燥しません。皮脂もそこまで出ません。シワやシミは年齢なりかなと思います。日焼け止めなどは日常的に塗布してます。スキンケアもず~っとやってます。なので土台は出来ているので、コレからの老化の事を考えて赤アルティミューンがイイと思います。年齢も年齢なのですし、めちゃくちゃ風邪を引きやすい免疫ヨワヨワ人類ですから。血流改善と腸活と免疫ケアは外せないのです。
モチロン黒アルティミューンでもいいですが、配合成分の中に自分の悩みとは関係のない成分や、使用スキンケアで効果が担保されている物が多いため、より有意義な方はどちらかな?って目線ですね。
ちなみに香りは男子でもそこまで苦にならないと思います。
って感じで以上です。