どうもです。
先日YOUTUBEチャンネルのライブでこちらの商品をライブ深掘りしました。
アクアレーベルのジェルクリーム3種類です。
・赤い高保湿ジェルクリーム
・青い美白ケアジェルクリーム
・黄色いハリつやジェルクリーム
それぞれ分かりやすい位のキャラクター分けがされているわけですが、それをライブでホームページを見ながら掘り進めて行ったため、正直合っていたか分かりませんwww
なのでいつもの流れで掘り下げをしてみるのでお付き合いください。
ご褒美エステ気分なオールインワンジェルクリーム
2023年に8月21日にリニューアル発売されました。2000円以下なのに結構な高機能っぷりな感じです。
コンセプトが「ご褒美エステ気分」ってことで香ばしいですが、色々パワーアップしたそうです。でも前回のを知らないのであくまで現行のジェルクリームがどういうモノかについてのみ進めていきます。ついでにどうでもいいかな?って事はスルーします。
ご褒美エステっていうのは、色々と忙しい中でも効果が高いものを・短時間でも充実した・シンプルなお手入れが出来るってのを目指しているようです。そのため3種類ありますが共通していることが多いです。
<共通点>
・浸透美容アミノ酸配合
・ 化粧水、乳液、クリーム、美容液、マスクの効果を持つオールインワン
・ハーバルローズの香り
・独自のお手入れ方法を導入
ってところでしょうか。ではそれぞれの商品についてみてみます。ついでに言うと商品名は同じです。()のところにモイストとか付きます。
スペシャルジェルクリーム EX (モイスト)
90g 1782円 約1か月分
ぷるんっと弾む美肌 高保湿ケアのオールインワン
じゅわ~っと浸透、ふんわり密封。
ぷるんっと弾む美肌。
弾力ジェルがキメの奥までじゅわ~っと浸透。ぷるんっとうるおい弾ける肌へ。
高保湿ケアのためのオールインワン。
スペシャルジェルクリーム EX (ブライトニング)
90g 1782円 約1か月分
うるっと明るい透明美肌 薬用シミ予防オールインワン
じゅわ~っと浸透、ふんわり密封。
うるっと明るい透明美肌。
濃密ジェルクリームがキメの奥までじゅわ~っと浸透。うるおって、明るく透明感のある肌へ。
美白ケアのためのオールインワン。
美白とは、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐこと。
スペシャルジェルクリーム EX (オイルイン)
90g 1958円 約1か月分
もちっとツヤ美肌 年齢を重ねた肌のオールインワン
じゅわ~っと浸透、ふんわり密封。 もちっとツヤ美肌。 濃厚オイルがキメの奥までじゅわ~っと浸透。もちっとハリつや溢れる肌へ。 エイジングケア*のためのオールインワン。
乾燥小じわを目立たなくします。(効能評価試験済み)
まず最初に「量」についてですが90gです。これが1か月で無くなるとされているので1.5gが一回の使用量の目安です。ただ、通常のクリームの使用量の目安はパール粒大とか言われていて0.3~0.5gくらいなのでジェルクリームの量は大分多いです。
そして同時に進めると良く分からなくなるので別々に掘っていきます。
ただし、成分で共通するところもあるので最初にやっておくと
☆D-アミノ酸配合
・D-アラニン
・D-グルタミン酸
・D-メチオニン
ってのが配合されてます。
まずグルタミン酸は細胞間脂質の形成を促進してくれます。
細胞間脂質は角層という皮膚の一番表面の細胞の配列をキレイに整えてくれるので、保湿機能やバリア機能を各段に高めてくれます。なので体調や環境の変化に強い肌作りが出来るわけですね。
次にD-アラニンは基底膜のケアです。
基底膜は表皮と真皮を繋ぐ膜で、老廃物や栄養のやり取りをしたり接着剤の役割を持ってます。そこが紫外線や加齢などバランスが崩れるとターンオーバーが乱れてシワやシミ、肌荒れを引き起こしたりしますので、基底膜を修復してターンオーバーを整えて、良好な細胞作りにつながります。早めのエイジングケアとしてもいい成分。
最後にD-メチオニンは繊維芽細胞のケアです。
紫外線のなかでもUVAは真皮まで到達してしまい、コラーゲンを生み出す線維芽細胞を減少させてしまいます。その紫外線ダメージから肌を守って線維芽細胞の減少を押さえてくれるエイジングケア的要素を持った成分です。
これらがジェルクリームにはばっちり入っているので、アミノ酸系の恩恵をおもろに受けられるのがアクアレーベル。
モイストの肝心の中身
全成分を載せると多いので、私的にこれは!ってののみ載せていきます。
グルタミン酸 | D-アミノ酸 (細胞間脂質生成促進) |
アスパラギン酸 | コラーゲン産生促進効果・抗酸化効果 ※Dなら。Lなら抗酸化のみ |
チャ葉エキス | 抗酸化、抗菌 |
アセチルヒアルロン酸Na | Sヒアルロン酸 |
メチオニン | 紫外線ダメージ保護 (UVA=線維芽細胞保護) |
水溶性コラーゲン | 保湿 |
アラニン | ターンオーバー改善 (基底膜修復※ラミニン332) |
アスパラギン酸はコラーゲンの繊維を太くする効果があります。エイジング色が強いですね。ただこれがD-アスパラギン酸ならそうなのですが、L-アスパラギン酸なら抗酸化くらいか?調べきれませんでしたから抗酸化くらいに思ってればいいかな?
ん~~~~~~まぁモイストってくらいなので、保湿効果は高いのでしょう!水溶性コラーゲンという保湿成分が高配合されているそう。肌表面のうるおいの持続を高めてくれます。
それ以外は特にいう事ないです。
ただ、テクスチャーはマジでジェル。サッパリしすぎているのでイマイチ保湿感は感じにくい印象。オールインワンと言われても‥‥
ブライトニングの肝心の中身
4-メトキシサリチル酸カリウム塩 | 美白 |
酢酸DL-α-トコフェロール* | ビタミンE誘導体 (皮脂分泌抑制、血行促進、肌荒れ改善) |
D-グルタミン酸 | D-アミノ酸(細胞間脂質生成促進) |
DL-アラニン | ターンオーバー改善(基底膜修復※ラミニン332) |
DL-メチオニン | 紫外線ダメージ保護(UVA=線維芽細胞保護) |
紅茶エキス | 抗酸化、抗菌 |
ダイズエキス | 女性ホルモン様 (ヒアルロン酸産生、コラーゲン産生、皮脂分泌抑制) |
酵母エキス(3) | 保湿、皮膚修復 |
水溶性コラーゲン(F) | 保湿 |
アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム | Sヒアルロン酸 |
トレハロース | 角層収縮抑制 |
ベンガラ | 魔法の粉 |
黄酸化鉄 | 魔法の粉 |
最初に言っておこう。やりすぎ♨
D-アミノ酸はOKです。が、ブライトニングとはいえ入っている美白有効成分は4MSK。こちらは皮膚の表面に蓄積したメラニンを排出したり、チロシナーゼ活性阻害をすることでシミをケアします。美白美容液のHAKUにも採用されている成分です。
他にもビタミンE誘導体も入っているのか‥‥抗酸化に女性ホルモン様、角層の収縮抑制と‥…かなりの高機能!乾燥のケアはモイストに劣らずというかテクスチャーがそもそもクリーム寄りなので保湿している感はこちらの方が感じやすいですね。
ただしモイストとオイルインに入っているアスパラギン酸は入ってない!くらいか
それと肌を明るく演出する魔法の粉が入ってます。
オイルインの肝心の中身
キシリトール | 細胞間脂質形成促進(バリア機能アップ) |
グルタミン酸 | D-アミノ酸(細胞間脂質生成促進) |
サッカロミセス培養溶解質液 | 美肌菌のエサ、NMF産生 |
アスパラギン酸 | コラーゲン産生促進効果・抗酸化効果 ※Dなら。Lなら抗酸化のみ |
リシンHCl | 角層カルボニル化抑制 |
ゴマ油 | オイルイン |
ホホバ種子油 | オイルイン |
パルミチン酸レチノール | ターンオーバー改善(抗シワ) |
アセチルヒアルロン酸Na | Sヒアルロン酸 |
ダイズ種子エキス | 女性ホルモン様 (ヒアルロン酸産生、コラーゲン産生、皮脂分泌抑制) |
水溶性コラーゲン | 保湿 |
タルク | 魔法の粉 |
アラニン | ターンオーバー改善(基底膜修復※ラミニン332) |
コーン油 | オイル? |
酸化鉄 | 魔法の粉 |
オイルインってことで、ツヤを与える効果が期待できるそう。ツヤは若肌には必須の要素なので正直ウレシイ。けど全成分だとゴマ油表示なのが切ない。
ただそんな事よりもパルチミン酸レチノールが入ってます。
よく耳にするレチノールの一種でターンオーバーを整えてシワを予防改善してくれるというやつです。その中でもパルミチン酸レチノールは一番効果が薄いですが、肌に優しくなってます。レチノールに不安がある人でも使いやすい。
他にもNMF産生やカルボニル化の抑制などなど、エイジングケアと名を冠しているだけの効果はありますね。
テクスチャーも一番いいです。ツブツブが入っているのが少しうっとうしいですが、付けている最中、つけた後がとてもしっとりした感じが持続します。それでも真冬には頼りないかもしれない。
ツッコミどころ
まずはモイストですが
モイストっていう割にサラサラです。所詮ジェルなので仕方ないですが、約1.5gを塗りたくったところでジェルはジェル。化粧水・乳液の効果まではいいですが、中身的にも美容液要素はほぼないです。クリームのような機能性もあるとは思えません。マスクなんてかけらも感じません。
モイストというワード=ベタツキやしっとり感があるものとい言いたいわけでは無いですが、一般消費者的感覚だと乾燥肌=モイストという選択になると思います。よくも悪くも付ければ付けただけ浸透しますのでモイストというのはウソでないです。ただ、スキンケアとして潤わせてくれるそうな安心感はありません。
ブライトニングと同じ価格ですが、前述のようにブライトニングはかなりの高機能な上にモイスト効果も負けてません。というかモイストを選ぶ理由が分からん。
ガチ乾燥肌や冬のクリームとしては役不足です。せめて抗炎症成分でも入れて差別化はしないと埋もれます。
次にブライトニング
これは商品についてというか資生堂の姿勢の話かもしれません。
低価格市場の活性をもくろんでいるのかもしれませんが、4MSKをプチプラにブッコむのはいかがなものか???
最高峰のクレドポーボーテの化粧水と日中用乳液はトラネキサム酸、夜用乳液は4MSK。有効成分としては同じものを入れてます。クレドポーボーテはアクアレーベルと違ってそれ(4MSK)が入っているからと言って選ばれる基準にはなり得ないですが、アクアレーベルの青い化粧水。
ブライトニングケア ローション
200ml 1540円 約1.5か月分
こちらはトラネキサム酸が入ってます。トラネキサム酸は肝斑のお薬でもお馴染みのシミの改善効果があり、シミ特有の炎症を抑えてメラニンの増殖を抑制します。なので美白有効成分だけで取り上げると
アクアレーベルのジェルクリーム+化粧水=クレドポーボーテの化粧水+乳液であり、本製品(ジェルクリーム)は美容液としての機能もお持ちとのことで、美白美容液であるHAKUや、もちろんクレドポーボーテのセラムコンサントレエクレルシサンnの美白効果と同等といっても差し支えないのかと。あくまで美白成分だけを取り上げればです。
アルビオンのスキンケアはランク分けして美白効果も差別化してます。デパコスなので比べる物ではないですが、社内差別化をしっかりしないと付加価値の棄損につながるのでやめたほうがいいんじゃないでしょうか。
最後にオイルイン
まぁコレは特にいう事はないです。価格に対して効果も明瞭。ただエイジングケアをするっていうならもう少し抗酸化効果やコラーゲン産生を謳った製品の方が分かりやすいです。逆に私が書いたよな効果があるとは言ってませんけどね。資生堂さんは
買いか?
後半は少し言いすぎましたが
オイルインとブライトニングは買い!
モイストはいらない・・・・・
モイストはテクスチャーが好きな人以外かブライトニング、オイルインの方はテクスチャーが嫌いという人向きです。というか20代向けかなと。ただ、20代に向けるなら抗炎症成分くらいは入れておけって思うのでマジで微妙。それは売り場にも表れてました。
私が見に行ったタイミングがそうだったのか。私がネガティブキャンペーンのために商品を移動したのか。証明のしようはありませんが、モイストは人気無いのかもしれないね。
ブライトニングは私としてはありがたい機能が多いです。が、それでもサッパリしすぎ。
オイルインは機能はともかく保湿感もあり安心です。
1位オイルイン
2位ブライトニング
3位モイスト
そんな感じでした。
ただ、オールインワンですがせめてとでも化粧水はつけた方がいいなというのが正直思ったところ。オールインワン独特の被膜感が無いのがいい所なのですが、それは実感できる保湿感が乏しいともいえるところで、あと一つ保湿感が欲しい=化粧水をつける事で解消できます。
化粧水をつけた方が肌は柔軟になりますし、効果をより発揮する上に実感できます。
この製品の発売背景に背くかもしれませんけどね。
とはいえ2000円以下!そこは理解して使うべきかなと
以上です。