どうもです。
今日はエリクシールの「ザ セラムaa」について掘っていきたいと思います。
実は私はエリクシールのファンなので10数年愛用し続けてます。ではさぞ色んなエリクシールを使ってきたのだろうって感じかもしれませんが、私は基本的に基礎ケアしか使ってません。化粧水+乳液ですね。
なぜかというとそれで充分だからです。
エリクシールの基礎ケアは同ランクのスキンケアはモチロンですが、他メーカーの5000円~8000円台の基礎ケアにも引けを取らないというか、むしろ成分や処方からみても優れていると思っているので、コスパという言葉はあまり好きではありませんが、最高のコスパを誇るスキンケアです。だからあえて同ブランドのクリームや美容液は必要ないんですよね。
ついでに言うとアカ抜けない感じしますが。
そんで今回掘ってみようかと思う美容液ですが、多分
すべてのスキンケアを置き去りにする可能性があります。
まずはお値段がなんと50ml8910円
だいたい美容液って30mlが多いですね。そして増量で50mlみたいなね。でも1か月半の分量なので量は多くても使用期間は同じくらいです。
そんな美容液がなぜ生まれたかですが、調査により美容液一本で解決したい悩みが「ハリ・弾力のなさ」「シミ・そばかす」「乾燥」「毛穴」など複数あるので美肌要素に働きかけて一気にケアしようってわけです。なのでそれぞれの悩みを解決するため、対応した成分をブッコんでいるってわけです。
じゃあそれぞれがどんな効果かやっつけていきます。9個の複合成分がはいってますので、それぞれが何に効くのか?を見てみます。
コアキシマイド
ヒドロキシエチルエチレンウレア | 基底膜分解抑制(ラミニン511) |
なんかこの成分をごり押ししてますね。効果としては基底膜の分解抑制で、基底膜と言う表皮と真皮の間にあるウっスい膜を何とかしてくれます。30歳を超えると紫外線などの影響でダメージを受けるので、表皮と真皮のバランスが悪くなり、肌荒れやハリの無さなどの肌変化を引き起こします。
コワいですね。
表皮幹細胞にも関わってくる部分なので、ケアするに越したことない部分です。それを倍速で浸透させるそう。エリクシール初配合とのことですが、ベネフィークに配合されていますね。
ちなにみコノ「基底膜をケアします!ドヤ!」ってやっている1万越えの美容液が外資系デパコス美容液です。
MバウンサーCP
オトギリソウエキス | コラーゲン産生※マクロファージ炎症性サイトカイン発現抑制 ウロキナーゼ活性阻害、抗炎症、抗炎症老化(マクロファージM1) |
エリクシールが2022年にリニューアルされた際に搭載された成分で、抗炎症効果により、なんやかんやでコラーゲンの産生を促す効果があります。
免疫にまで効果を見出したスゴイ成分です。
m-トラネキサム酸
トラネキサム酸 | 美白有効成分 |
最近色んなメーカーにマネされまくっているシミの改善効果のある有効成分です。シミの原因にアプローチしてくれますが、ちょっと古いかなぁと。最近トラネキサム酸の高浸透処方を発表してリバイタルにブッコんでいるので、なんだったらその効果も付けておいていただきたい。(やってません)
クリアコラEX
加水分解コンキオリン液 | NMF類似成分、保湿 |
オリーブ葉エキス | 真皮のカルボニル化抑制 黄くすみ |
ヨクイニンエキス | 抗炎症、ターンオーバー改善 |
L-アルギニン塩酸塩 | コラーゲン変性抑制 |
これは美白系エリクシールにほぼ必ず入っている成分。
保湿による透明感。黄ぐすみの解消、ターンオーバーの改善、コラーゲンの変性抑制って感じで、美白ってわけでは無いですが肌の明るさに関わる部分を重点的にやってくれます。
赤紫蘇エキスGL
シソエキス(1) | セラミド合成 チロシナーゼ活性阻害 /コラーゲン産生(フィトコネクト)抗炎症 |
これはクレ・ド・ポーボーテにも入ってましたね。コラーゲンの産生効果がありますので、ハリのある肌に~な部分かと。結局は抗酸化や抗炎症による延長線上なので、肌を平穏に保つのにいい成分ですね。
海藻エキスGL
海藻エキス(4) | 基底膜修復(ラミニン511産生促進)、コラーゲン産生 |
海藻エキス(1) | 基底膜修復(ラミニン511産生促進)、コラーゲン産生 |
結構高級なスキンケアになるほど海藻の力に頼りがちですが、コレもさきほどあった基底膜関連かなと思います。
オランダカラシエキスBG
オランダガラシエキス | Ⅲ型コラーゲン産生、細胞賦活、血行促進 |
よくクレソンエキスとかの名称になっていることが多い本成分。赤ちゃんコラーゲンとか言われますね。真皮の上の方のウネウネしている所にあるやつです。年齢と共にどんどん減って、表皮と真皮の間のうねうねが平たんになり、肌がたるみます。
怖いですね。
それを何とかしてくれます。
イノシトールGL
イノシット | 真皮幹細胞成長促進/皮脂バランス正常化 |
真皮の賦活をすることで、コラーゲンやヒアルロン酸で満たしてくれます。加齢とともに真皮がやせ細ってしまうので、それを元に戻してくれますね。ただ、他のエリクシールは酵母エキスが入ってますが、本品には入ってないので、バランスのためか?予算の関係か?微妙に半端な事してますね。
コラーゲンGL
多分保湿をしっかりしてくれます。
って感じ。
どうでしょうか?
発売背景にある「ハリ・弾力のなさ」「シミ・そばかす」「乾燥」「毛穴」など複数の悩みに対応しているかと言うと
まぁ大体してくれてるかなと思います。保湿のケアもバッチリ、美白もしてるっちゃしてる、真皮のケアもバッチリしてるので、たるみ毛穴にも対応している事でしょう。いわゆる様々な悩みに対応していますよって美容液なので、万能な効果に疑う余地はないですね。
ただ!
あえて〇〇〇(ブランド名)に入っているっていう紹介方法を一部取ったのですが、まとめると
コアキシマイド | ベネフィーク |
MバウンサーCP | エリクシール既存成分 |
m-トラネキサム酸 | 資生堂お馴染み美白有効成分 |
クリアコラEX | エリクシールホワイト既存成分 |
赤紫蘇エキスGL | クレ・ド・ポーボーテ |
海藻エキスGL | リバイタル |
オランダガラシエキスBG | エリクシール既存成分 |
イノシトールGL | エリクシール既存成分 |
コラーゲンGL | エリクシール既存成分 |
新しいようで実は
エリクシールの既存成分
+
社内他ブランド成分の寄せ集め美容液
です。ただ、倍速だそうなので違うと言えば違いますね。アンケートで「美容液に求める事」の一位が早さだったそうです。(ホントか?)
ただ、コアキシマイドが倍速なだけであって、他の成分については普通なのかな?つまり基底膜ですね。そんなすぐに効果が出る部分ではないと認識しているので倍速にする事で、そんなに「差」はでない気がするんですけどどうなんでしょうかね?
ではこちらの商品は買いか?って話ですが
買うしかない!
とは思いますが、ん~・・・・思ったより普通でした。
9000円にしてはスゴイ成分の集合体です。値段の割にスゴイ効果です。でもそれは値段の割にって話であって、商品そのものがスゴイかというと、結構オーソドックスな成分を広く取り扱っているので、普通な印象に落ち着きました。
もちろん様々な効果を持っていることで「これ一本でOK」といえばOKです。
でもね!(でもが多くてすまん)
乾燥とか小じわだったらレチノパワーリンクルクリームがレチノールも入っていてオススメだったり。ちなみに真皮のケアもゴリゴリにやってくれます。ザ セラムaaよりも
そして基底膜や真皮のケア+平滑筋で、シワとたるみに根本改善するトータルVファーミングクリーム。
それぞれが複数の悩みを改善するアイテムでは無いにしても、これらも複数の悩みについて徹底ケアしてくれます。
でもザ セラムaaは倍速ってところ以外は寄せ集め。
でもさまざまな悩みに対応しているから寄せ集めは正解です。
でもなぁ~トラネキサム酸を採用するにも高浸透処方があるのに採用しない。ハリケアに平滑筋を入れない。成分の半分が基礎ケア(化粧水+乳液)と同じ。美白ケアに毛細血管ケアを入れない。などの「最新」とされる効果を特に採用していないのが気になります。
今年に限らず来年まで続きそうな傑作感を感じます。
何かスッキリしないね?
最後に少し一言!
こちらは資生堂のエリクシールのホームページにデカデカと表示されているのですが
「この商品が好き」がなんと100%!・・・・そんなんあり得るか?
一体何人のモニターが??と思ってみてみると
100人もモニターして100%!?そしてそれぞれの評価もほぼ99%の満足度のようですね。スゴイね。
でもね。アンケートの内容はわかりませんが、少し気になる記述が
使用後に「そう思う」「ややそう思う」と回答ね。うんうんそこは分かる。その後の記述に(回答は4段階評価)ってありますね。
どんな4段階だったんだろうね?
普通は
そう思う・ややそう思う・どちらともいえない・あまりそう思わない・思わない
な感じの5段階評価かなと。でも4段階って事は
そう思う・ややそう思う・どちらともいえない・思わない
パターンか
そう思う・ややそう思う・あまりそう思わない・思わない
だと思うのよ。
そんで100人もいて99%が「そう思う」「ややそう思う」はちょ~~~~~っと無理がないかい?捏造しているとも言えませんが
よほどの信者でも集めたのか?
ちなみにアットコスメの評価はこんな感じ
まぁ悪くはない。むしろいいと思います。クチコミもかなりいい声が多いですね。
でもこの比率で行くと100%とはいかない気がします。でもいい商品にはかわりないですね。
というか10000円を超えないのが本当にすごい。
中味が優れているからとか希少だから値段を9000円以下にしたのではなく、価値を損なわず、多くの人の手に渡りつつ満足を得る事ができ
他メーカーを蹴散らす値段設定にしたんでしょうね。
さすが資生堂。
以上です。