どうもです。
前回に続き、リニューアルされた資生堂エリクシールのデーケアレボリューションの美白版、デーケアレボリューションブライトニングba/+baを掘ってみたいと思います。

主な機能は前回のを参考にしてもらいたいのですが、

中々の高機能っぷりを発揮してます。
単純な日焼け止めとしての機能もモチロンですが、スキンケアとしての成分、下地効果もある上に乳液ポジションという汎用性の高さがウリかなと。
そんな逆詐欺日焼け止め乳液について掘っていきますのでお付き合いください。
ちなみにちょっと嫌味っぽい感じになりますwww
エリクシール デーケアレボリューションブライトニングba/+baって

エリクシール
デーケアレボリューションブライトニング+ba
SPF50+・PA++++
デーケアレボリューションブライトニングba
SPF35・PA++++
35ml 3,740円
約2か月分
1本で高機能。ふっくら柔らか美肌。透明感とハリ。
乳液・化粧下地・プロテクターの3つの効果が1本に。
大人の肌の透明感やハリのなさをケアし、ふっくら柔らか透明美肌へ。
乾燥による小ジワを目立たなくします。
べたつかず、みずみずしいなめらかな使い心地。
前回の繰り返しになりますが、日焼け止め機能を持つ乳液なので朝使う時は乳液は必要ないです。

美白な?中身について
備えている6つの効果は以下の通り
ブライトニングの代表成分 |
ワンデーアクアマスクZ |
ミトケアエッセンス |
クリアコラEX |
M‐バウンサーCP |
コラーゲンGL |
m-トラネキサム酸 |
それぞれを簡単に見てみると
ワンデーアクアマスクZ | 多分こんな効果 |
トルメンチラエキス | 異常な毛細血管抑制、血管内皮増殖因子(VEGF-A)量抑制 |
アセチルヒアルロン酸Na | Sヒアルロン酸、保湿 |
サクラ葉エキス | 抗アレルギー、抗酸化※抗ヒスタミン |
オドリコソウ花/葉/茎エキス | NMF産生促進 |
ピンクのデーケアレボリューションから採用された保湿成分で、保湿だけではなくくすみの除去にも効果がありそうな気もする。
ミトケアエッセンス | 多分こんな効果 |
ヒキオコシエキス(1) | サーチュイン遺伝子発現、抗酸化作用 |
DNA損傷を修復して、若返りのお肌にしてくれます。某デパコスにも採用されている高機能成分です。
クリアコラEX | 多分こんな効果 |
加水分解コンキオリン液 | NMF類似成分、保湿 |
オリーブ葉エキス | 真皮のカルボニル化抑制 黄くすみ |
ヨクイニンエキス | 抗炎症、ターンオーバー改善 |
L-アルギニン塩酸塩 | コラーゲン変性抑制 |
こちらもくすみ系のケア成分で、ブライトニングに名のままに肌を明るくしてくれます。シミが!というわけでは無いです。エリクシールのザ・セラムAAにも配合してます。
M‐バウンサーCP | 多分こんな効果 |
オトギリソウエキス | コラーゲン産生 ※マクロファージ炎症性サイトカイン発現抑制 ウロキナーゼ活性阻害、抗炎症老化(マクロファージM1) |
エリクシールがエリクシールとしてハリを支える根幹の成分になってます。基礎化粧品にも採用されている代表成分。
m-トラネキサム酸 | 多分こんな効果 |
トラネキサム酸 | 慢性微弱炎症状態の抑制 |
もう特許が切れて、各社で採用されまくっている美白有効成分。でも元祖なので、効果は他社よりも実績があるのではないかと思いたい。
あとはついでレベルでこんな効果のある成分で目白押しです。
その他の厳選成分 | 多分こんな効果 |
オランダカラシエキス | Ⅲ型コラーゲン産生、細胞賦活、血行促進 |
イノシット(イノシトールCP) | 真皮幹細胞成長促進/皮脂バランス正常化 |
水溶性コラーゲン | 保湿 |
ヤグルマギクエキス | リンパ管内細胞増殖、基底膜修復(ヘパラナーゼ活性阻害) |
メリロートエキス | YUKOPIN遺伝子発現量抑制、角層重層化抑制 |
さすがエリクシールというべき充実な中身をしておいでです。
SPF35と50+の違いについて
公式にはこんな分かりやすい図があるのですが


上から見ていくと
SPF50+の方は美容成分たっぷり配合で、つけるたびに美肌に導く
SPF35の方は美容成分配合で、つけるたびに美肌に導く
SPFによりちょいと表現が違います。ハリケアと美白の50+は美容成分が従来の20%アップしているそう。

あくまで前作と比べてであって、何がアップしているか?とかは分からないです。
紫外線散乱材を微細化することによって配合量を削減し、その分、約20%多く美容成分を配合出来るそう。

って事は微細化していない前作は美容成分が約20%少なかったとか?濃度ではなく量なのでそういう事になりそうな気もしますが、突っ込むのはここまでにしときます。
ちなみにSPF35の方はウォーターチャージゲル処方を採用との事。

潤いを抱え混むので乾燥に強くなるって事です。
ハリケアと美白の違いについて
全部で5種類もあるデーケアレボリューションですが、今回リニューアルしたハリケアと美白の方の違いも気になると思います。
ハリケア | ブライトニング |
ワンデーアクアマスクZ | ワンデーアクアマスクZ |
ミトケアエッセンス | ミトケアエッセンス |
M‐バウンサーCP | クリアコラEX |
コラーゲンGL | M‐バウンサーCP |
トラネキサム酸 | コラーゲンGL |
m-トラネキサム酸 |
美白エアの方にはクリアコラEXとトラネキサム酸がm-トラネキサム酸になってます。
ハリケアのトラネキサム酸は肌荒れ改善。美白ケアはシミの改善。同じ医薬部外品ですが効果は違う表現になってます。
同じもの入っているんだから同じ効果な気もします。トラネキサム酸は抗炎症成分なので肌荒れ改善もするし、炎症を抑制することで、シミの出来る信号を打ち消す効果がありますのでね?
そしてクリアコラEXは先ほど出てきたように、あらゆる!って程の万能ではないですが、くすみなどの解消に効果的な中身になっております。
以上!
ですね。
私の掘り方は「実はこんな効果もあるんです!」っていうのが恒例ですが、この比較に対しては本当にこの二つだけ。
それぞれの全成分を並べて色をつけると分かりやすいです。

ね?
こちらはSPF35のハリケアと美白です。
じゃぁSPF50∔はどうか?こんな感じです。

美容成分20%問題もありますが、ハリケアだからと言ってハリ成分が別で特別に入っているというわけでは無く、美白だからと言ってシミに対して特段高い効果を持つ成分が入っているわけでは無い。
テクスチャーや色は違いますが、わざわざ分けるほどの差はもう無くなってしまってます。
以前のデーケアレボリューションでは、
ハリケアの方にはセラミド合成効果のある植物成分が、
美白ケアにはビタミンC誘導体・ビタミンE誘導体・真皮糖化抑制の成分が配合しており、意外な差別化がされておりました。
何を意図してかは分かりませんが、美白のケアは正直・・・・目的を見失ってしまっている気がしますね。ヒキオコシエキスという高機能成分を入れるのもいいですが、日中のダメージに対しての特別な何か?とか、美白効果の中でもくすみについては負けないとか、シミもちゃんとケアしますよ!とかの効果を入れた方がもっと差別化されたと思います。
買いか?
買いではあります。
3000円クラスでよくもまぁここまで成分を詰め込んだなぁとも思いますが、ハリケアとの差別化がクリアコラEXというくすみケア成分くらいしかされておらず、ブライトニングと言うほど美白はそこまでしてないない印象。
リニューアルされるたびに進化はしてます。
価格も据え置きのようです。
だからいいか?で許される設計です。
こんな程度の仕上がりなら、いっそ1000円くらい値上げしてガッツリ差別化した方がいいと思います。
以上です。
というか
SPF35はハリケア
SPF50+はブライトニング
って分ければもっとシンプルな構成になるんじゃね?
そうすればピンクとあわせて3種類だけになるので店頭もスッキリしますよ。
まるでどっちつかずの今の資生堂をそのまま表したようなデーケアレボリューションに仕上がっておりますね。