どうもです。
昨年のベスコスでちらっと見たこいつが気になりました。
こちらはドクターケイ 薬用Cリンクルホワイトミルクです。
なにが気になったのか覚えてませんが、なんか目についたんですよね。そんで調べたら中々の逸品。OEM系スキンケアには全く興味はなかったのですが、さきめぐさんのワクチナイザー含めて考えを改めたキッカケでした。
が、本日はコイツではなくコイツ
ドクターケイ ABC-Gリペアセラム
25ml 8250円 約1~2か月分
2024年5月24日リニューアル
安定性が高く穏やかに肌に作用するレチノール誘導体を皮膚内で酵素の力で変換し効果を発揮するプロドラッグ発想処方で配合。美肌に導く有用成分ナイアシンアミド、ビタミンCと、透明感を引き上げるグルタチオンをカクテル配合しました。さらに、効率よく美しい肌に導くため、角質を柔らかくするグリコール酸、角質細胞にハリを与えるヒト型セラミド、マンダリンクリアを配合しています。
レチノイド反応(A反応)が起きにくい処方ながら、むきたまごのような肌に導きます。
チューブ式に見えて実はディスペンサー式というフェイントをかけてくる美容液です。商品説明だけですでに掘ってしまったようなものですが、一応どんなもんなのか?を見てみたいと思いますのでお付き合いください。
ABC-Gリペアセラムって
AはレチノールでビタミンA誘導体
BはナイアシンアミドでビタミンB3
CはビタミンC誘導体のビタミンC
GはグルタチオンのG
です。多分。ちがったらすいません
レチノールはパルミチン酸レチノールを採用していて、よく聞く効果がはこんな感じ
・ターンオーバーを改善
・シワ改善
・肌荒れ改善
ってところでしょうか。よくレチノールを推す商品で「パルミチン酸レチノールは弱すぎる!」って評価が多いですが、デパコスではもっぱらパルミチン酸レチノールですね。なんでかは多分ですが安全性がすこぶる高いってところでしょうね。誰が使っても安心です。ダメな人はダメだけどね。
ナイアシンアミドは最近はファンデーションや日焼け止めにも良く入ってますね。美白+シワ改善便利ですがどこも採用しすぎです。がこんな効果があります。
・メラミンの生成抑制
・シワ改善
・セラミド合成
・ニキビ改善
ってところでしょうか。「シワ改善がレチノールとカブるやないかい!」って方。ご安心ください。レチノールは表皮のケアによるシワ改善。ナイアシンアミドはコラーゲン産生によるシワ改善なので効くところが違うんですね。しかもナイアシンアミドは肌に優しいうえに、レチノールとの併用でより効果的らしい。
ビタミンC誘導体はリン酸アスコルビルMgを使ってます。
・メラニン生成抑制
・メラニン還元
・コラーゲン合成促進
・皮脂抑制
って感じです。美白美容液としてナイアシンアミドがはいってるだけの製品も多いですが、ビタミンC誘導体が入っているとなおいいですね。今やコウジ酸、4MSK、トラネキサム酸とメーカー系美容成分がプチプラにもあるので、数で勝負ではないですが入っているとありがたい。でも入っていると言ってないだけで各社意外と入ってます。
グルタチオンはあんまり聞きなれませんが白玉点滴で聞いた事あるような気がします。
・抗酸化
・抗炎症
・メラミン生成抑制
です。特に抗酸化効果がやたら高いので、肌荒れも勿論ですがシワなどの原因の過酸化脂質もどんどん還元していきます。抗炎症にも優れているので炎症を起こした赤ら顔にも効果てきめんとの事。
更に。さっきの肌の中で仕事を終えたビタミンCを元に戻して効果を高めたり、その元に戻してお疲れのグルタチオンさんをナイアシンアミドが元のグルタチオンに戻して働かせるというブラック企業っぷりを見事に発揮www
って感じで、保湿、シワ、シミ、肌荒れ、皮脂ケア、ハリ、色むら、毛穴などなどの「肌悩み」と言われる現象についてはほぼ網羅しているなぁという印象。
名前の由来の部分を掘るだけでも十分効果が高い美容液だなぁって感じですよね。
ではその他はどうなのか?
全成分を見てみる
成分 | 多分こんな効果 |
水 | |
BG | |
グリセリン | |
スクワラン | |
ミリスチン酸イソプロピル | |
ジグリセリン | |
ステアリン酸グリセリル | |
パルミチン酸レチノール | ビタミンA誘導体 |
コーン油 | 精油 |
ナイアシンアミド | ビタミンB3 |
グルタチオン | トリペプチド |
乳酸 | |
セラミドAP | 保湿、バリア機能向上 |
セラミドNP | 保湿、バリア機能向上 |
リン酸アスコルビルMg | ビタミンC誘導体 |
グリコール酸 | 角質除去 |
マンダリンオレンジ果皮エキス | 保湿、透明感向上 |
水添レシチン | |
カニナバラ果実油 | 精油、抗炎症、エラスチン分解抑制 |
ローズマリー葉油 | 精油、抗菌、抗炎症 |
ラベンダー油 | 精油、抗炎症 |
ラウリン酸ポリグリセリル-10 | |
パルミチン酸デキストリン | |
タピオカデンプン | |
キサンタンガム | |
カンテン | |
ステアロイルラクチレートNa | |
ポリアクリレートクロスポリマー-6 | |
クエン酸 | |
アルギン酸Na | 保湿性保護膜生成 |
トコフェロール | |
1,2-ヘキサンジオール | |
フェノキシエタノール |
なんかちょこちょこ入ってますが、ABC-G以外は特にいう事ないかなぁという感じです。
あえて言うと
医薬部外品ではないんだなぁとか
セラミドはOEM系らしく入っているんだなぁとか
グリコール酸が入っているからちょっとしたピーリングだなぁでも角層のケアをしっかりやってくれるから安心だなぁとか
香料はないけど精油が入っているから香りがあんだなぁとか
ちょっと寒天とタピオカが入っているからか?タピオカブームが終わったから余ってんだろうなぁとか
うん。あとは特にないです。
今更ホームページの説明を見てみる
そういえば値段と商品説明以外見てなかったので改めてみます。
掘ったことはほぼ書いてますね。
そんで名前の由来っぽい事にも触れてました。
香りも精油由来ですね。私は結構好きな香りでした。
そんでフリーはよくあるフリーな内容
新旧何が違うのか?
さらっとこんな感じ。左が新しい方、右が旧作。色付きが共通成分
テクスチャーが結構変わっているみたいので、その分が増えていたり保湿効果があるのが追加されているので、容器変更に伴う仕様変更ってかんじですね。でもグルタチオンを2倍に増量したらしいのですが、位置は変らずナイアシンアミドがと乳酸の真ん中に位置してます。濃度を倍にしたなら位置が変わらないかもしれませんが、2倍に増量したなら位置が変わってもよさそうですけどね?何か理由があるのでしょうか。倍いしてもナイアシンアミドの分には及ばないくらいしか入ってないとか?
※化粧品の全成分表示は成分が多い順
って思ったらちゃんとホームページにも書いてました。
ちゃんとホームページを見てから掘らないと遠回りですね。なんでグルタチオン2倍とカ書いてんのかなぁとか思ってました。
今度からちゃんと見てから掘ろう。
買いか?
まさにビタミンカクテル。ビタミン系の美肌成分を効率よく、かつ、肌に優しく処方してくれている良作美容液だと思います。が
値段が少し高い気がする
25mlで8800円。約1~2か月分。使用期間は1プッシュか2プッシュの違いです。でも恐らく2プッシュ分が適量クサイので、1か月。8800円。グルタチオンによる相乗効果という特別な仕様もあるのですが、カウンセリング化粧品でもないのに8800円。
と思いましたが
定期購入だと6600円
そうそうそれ!!まさにコノ価格!!これなら納得です。
この美容液としての特徴をしっかり捉えたパッケージングがされているので騙されそうになりましたが、中身は結構ありふれた成分です。でもこの美容液でこそ得られる効果はあるのだけど8800円は高いなぁと思ったのですが、定期購入の6600円なら
適切な価格設定です。
これは…ワクチナイザーと悩むところですね。
発想が少し似ているような気がしなくもない。でもドクターケイの方が病院寄り?か?ワクチナイザーは美容医療寄りというか。スキンケアと言うか
ちなみに今回掘るにあたって、メーカーホームページや青山皮膚クリニックは参考にせず、製造元の㈱トレミーさんを執拗に調べた上での掘りっぷりになります。そのため解釈違いもあるかもしれませんのであしからず。
以上です。