昔、美容の専門学校に行っていた時に実習用のファンデーションを学校から買ってました。
その時の色が
- ライト 明るい肌色
- ナチュラル 普通の肌色
- 二グロ 濃い肌色
今となってはもう発売されていないでしょうが
「二グロ」と呼ばれている色の語源は黒人です。語源は確かネグロイドという5大人種のなんちゃらだったと思います。
改めて探してみても、もはやその色の名前では発売されてませんね。当たり前か
そこで色!特に肌色については昨今スゴイ敏感な世の中になってますが
花王さんが美白という表現をやめたのはご存じですか?
花王は化粧品の「美白」の表記を取りやめる。3月に発売したスキンケア商品を手始めに今後、全てのブランドで美白の表現を使わない。米国で起こった黒人差別への抗議運動を受け、外資メーカーが肌の色による優劣を連想させる「ホワイトニング」などの表記を取りやめた。国内勢で初めて花王が肌の色の多様性に配慮することで同様の動きが広がりそうだ
とのことです。
正直・・・・・・・
え~~~~~~~~~~~!?そんなことに反応しちゃうの?という気持ちがぬぐえません。
美白がいつだれが発案した単語なのかは知りませんが、化粧品業界的に言うとシミとか日焼けについてのケア全般に使われている言葉です。私も商品の紹介の際に
『美白の化粧水は~うんちゃらかんちゃら』
『ホワイトニングでお探しですか?お悩みはきになりますよね?』
とかの表現を使いまくります。
だってそういう便利な言葉ですからね。
美白=シミに効く
はマツモトキヨシの看板を見れば薬局だな!と判断できるくらいありふれ過ぎている表現なので、その言葉を封じられると・・・・
『美白の化粧水は~うんちゃらかんちゃら』
⇒『シミをケアする化粧水は~』とか?
『ホワイトニングでお探しですか?お悩みはきになりますよね?』
⇒『日焼けをケアするのをお探しですか?・・・・・・・』とかになるんでしょうか?
ってなるんでしょうか。
大手さんが反応してしまっても、それが全体に波及するとは限りませんが言葉狩りに近いように感じます。
冒頭に書いたような「二グロ」という表現は、今思うとかなり危ない表現だとわかります。
差別に気を配るべきファッション業界においても、10数年前までは、それより以前からある表現に関しては盲目になっていたことは否めないのでしょうが、美白まで狩るのは不自由じゃないですかね?
あくまで私は研究者でも何でもないので難しいことは分かりませんが
『美白』には差別的な意思が含まれていない
これに尽きるのではないでしょうか
これも昔の表現ですが
「バカでもチョンでも」という言葉があったの知ってますか?
インスタントカメラのことを「バカチョンカメラ」と私の父(秋田の山育ち)は言っていました。もちろんその語源も教えてもらってたのですが、当時小学生の私はイマイチわかってはいなかったのですが、何か馴染まない言葉なので使わなかった表現です。
インスタントカメラって簡単に使えますよね?
⇒バカでも朝鮮人(チョン)でも使えるカメラという事です。ヤバいくらい差別に溢れた言葉ですよね。もちろんこの言葉の中にはごっつり差別的な意思を感じます。
二グロももしかしたら差別的な表現の一つかもしれません。だから無くなったのでしょう。黄色といういろも、もしかしたら『モンゴ』(モンゴロイドのテキトーな造語)とか呼ばれていたかもしれません。
美白も差別的な表現だ!というのを聞いたことが無いのですが、差別的なのでしょうか?多様な人種に配慮と言いますが、その配慮がありもしない差別を生んで(国内でね)、望んでもいない配慮をしたところで何か意味があるのかな?と思います。
コレからコーセー・資生堂とかも後に続くのかと思うと窮屈な感じもします。
せめてホワイトニング⇒ホワイト+イング=白くする という表現は失くすにしても
美白は、昔から日本の肌は白い肌が好まれてきた背景から生まれた独自の表現の一つと捉えてますので、なくすことはない!
かもしれません。
あと10年後にこのブログを見たときに、私は
なんて古い考えなんでしょう~うける~wwwwwとか嘲笑するのでしょうね。
以上です。