【アルビオンの乳液】他社化粧水併用問題

美容部員の日々
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どうもです。

少し思うところがあるので語ります。

アルビオンの乳液先行スキンケア
乳液だけアルビオンの場合の他社併用問題

これってデパートに限らないと思いますが、結構聞かれた経験ある美容部員いるんじゃないでしょうか?
アルビオンって人気ですもんね。

アルビオンをご存じない方へ少し補足しますと
アルビオンはコーセーグループ会社で、中価格から高価格まで扱う総合化粧品ブランドです。
スキンケアに目が行きがちですがベースメイクも結構種類を出しています。ただスキンケアの方が有名で、結構頻繁にリニューアルと新製品投入を繰り返す常に最新を届けてくれる国内の大人気ブランド
そのスキンケアが特殊でして乳液が先行なんですね。

アルビオンのスキンケア手順はこんな感じ

洗顔の後に乳液です。


ちなみに資生堂のスキンケア手順はこんな感じ※エリクシール


多分、こんな感じで始めた人の方が多いのではないでしょうか?
なんというか普通の使い方?ってやつです。

最初に「オチ」を言っておくと

アルビオンの乳液を他社と併用する場合
他社のスキンケアの使い方に準じます。

今日のお話はあくまで私の意見なので、「100%正しい」わけでは無いですが一つの考えとして捉えていただければと思います。

たまに言いますが、あくまで美容部員で肌のスペシャリストではなく販売のスペシャリストです。そんな気持ちで見てみてください。

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アルビオンの乳液先行の理由

これは色んなサイトで言ってますので今更いう必要もないですが
↓↓↓アルビオンのヒストリーです。

ページが見つかりません|ALBION
株式会社アルビオンの公式サイトです。ALBIONの化粧品ラインナップ、会社情報、店舗情報、採用情報などのご紹介です。

はじまりはクレンジングのオイル分をなんとかしたいっていうやつなんですね。
かなり革新的なお手入れ方法です。

そして目指す肌は
透明感のあるしなやかな肌です
それを目指すための乳液先行ですが、箇条書きにまとめると
・クレンジングのオイルはオイルで落としてまっさらにしよう
・オイルが多い乳液を最初にした方がいいよね
・だから乳液には水分、油分、保湿成分を整える機能を与えよう
・肌に膜(蓋)を作るんじゃなくて角層のうるおいバランスを整えよう
・肌本来の状態に近いから馴染みやすくなってるよ


少し疑問にも箇条書きに
・乳液を先に使ったら後にスキンケアで乳液がとれないか?
⇒乳液は蓋をしているわけでは無いから問題ないよ
・化粧水の水分は入るの?
⇒乳液で肌が柔らかくなるから(柔軟)むしろ浸透しやすくなるよ
・コットンで付けなきゃダメ
⇒推奨。頑固に絶対ではないけど、アルビオンの美容理論的にはコットン使わないとそもそも効果が十分に得られないよ
・化粧水の役割は?
⇒肌を引き締めてキメをきゅっと整えるよ。そうすることで美容液やクリームの効果がより実感できてイイね!さらにファンデのノリも最高!!


といった感じです。
アルビオンの乳液は本当の素肌に戻して、人それぞれの理想の状態にしてくれる

わけですね。

化粧水が先ではダメなのか

アルビオンのヒストリーにありますが
そもそもクレンジングクリームは当時コールドクリームって言われるコッテリしたクリームで化粧を落としていたんですね。洗顔フォームなんてのもないのでふき取り化粧水で落としていたわけです。

コールドクリーム⇒ティッシュオフ⇒ふき取り化粧水⇒スキンケアって順番
ふき取り化粧水は今でも資生堂のオイデルミンとか現役で発売されてます。

現在はそんなオイルをふき取るための乳液先行という事ではなく、あくまで角層のうるおいバランスを整えてくれる機能をもたせています。

つまり角層を柔軟にすることが重要なんです。

なので理想の肌を目指すために、乳液を先行させることによって水分と油分、NMFのバランスを最適にする。そして化粧水はその柔軟になった肌を引き締めるために仕上げとして必須なスキンケアになってます。
肌が整うからと言って化粧水はいらなくなるとかいう事は無く、潤いのバランスを最適にするためにも乳液先行の場合は後になるわけです。

 

そもそも化粧水⇒乳液なのは?

あまり詳しくないのですが、現在のスキンケアには
モイスチャーバランス理論と角層育成理論の二つがあると思います。


モイスチャーバランス理論
水分と油分のバランスを整えて保湿機能とバリア機能を高めようとする理論です。

肌表面の角質層は、核のない垢なので水分や油分が乏しく死んだ細胞です。それを皮脂膜が覆っているので肌は潤いで満たされてます。ちなみに水分は「汗」、油分は「皮脂」。「汗」と「皮脂」が混ざると「皮脂膜」が出来ます。それは天然の保湿クリームなので、乾燥や紫外線にも強い肌がつくれますが、それが様々な影響で「皮脂膜」が作られなかったり、流されてしまうから水分であり汗の代わりである化粧水油分であり皮脂である乳液を疑似的に肌で再現することによって最適なモイスチャーバランスを整えましょう

って考えです。


角層育成理論はモイスチャーバランス理論の進化系で
本来死んでいると思われた角質層は実は生きていて(表現として)、最適な角層細胞を作ることで保湿機能とバリア機能を高めようとする理論です。

細胞は基底層っていう表皮の一番下から細胞分裂して上に登ってきて、角層(角質層)まで来たら垢となって剥がれます。それをターンオーバーとか言います。角層という表面に行くまで細胞はニートしているのは無く、NMF(保湿因子)や細胞間脂質を整える事を目的として最適な肌細胞の状態に育てていくことで乾燥や紫外線に強い肌を作ります。それが様々な影響でターンオーバーが崩れてしまう事によりNMFや細胞間脂質が整わないので化粧水の水分で肌をうるおいで満たして柔軟にし、乳液の油分が細胞間脂質を埋めて細胞の配列を整える事で、最適な角層を作り出すことができます。最適な角層になれば次に育つ細胞はより育成された状態で角層に至るので好循環になっていく。

っていう考えです。

今のブランドのほとんどが後者の角層育成理論で、実はその理論が取り入られているのを知らない美容部員も実はいたりします。

化粧水⇒乳液というのは元々、モイスチャーバランス理論の水分を入れてから油分の蓋をするという考え方が角層育成理論になっても化粧水と乳液の役割を分けたまま継承されているお手入れの形の一つでしかないんです。

細胞の中であるNMFを潤いで満たすために化粧水をつけてから、細胞間脂質を整える乳液を付けることはモイスチャーバランス理論から派生した角層育成理論では当然の流れであって、乳液が先では細胞間脂質を整えた後になってしまうため、化粧水の効果が十分に得られないわけです。
なので肌に浸透していくことが目的の美容液は乳液の後にはなり得ないってのもあります。

他社スキンケア併用時にアルビオンは他社に準ずるとは

基礎化粧品の目的はざっくり言うと、NMFや細胞間脂質ひいてはアミノ酸・セラミド・脂肪酸・コレステロールなどの役割を持たせることが大切。 

アルビオンの乳液というのはその一品だけで、角層育成理論を満たしていると言えます。

それは近年発売されている高級スキンケアにも見てとれますが、最近化粧水ってないブランドありませんか?大体が保湿液とか化粧液とか言われてます。それらは化粧水と乳液の役割を持たせているので一品で角層を整えることを可能にしたスキンケアなのですが、それはアルビオンが数十年前からやっている事なんです。
決してアルビオンの後追いでそうなったわけでは無く、乳化技術の進歩でそうなっているだけです。

話しを戻して

では一品では角層育成理論を満たすことの出来ない他社のスキンケアを併用した場合

アルビオン式乳液先行スキンケアを実践したところでちゃんと効果が出るかというと
それは難しいのではないかというわけです。

先に化粧水をつけてから乳液を付けないと角層を育てることが難しくなってしまいますから、結局はアルビオンの乳液の上に化粧水を塗るようなものになってしまいます。

ただしこれはあくまで理屈の話なので、効果が0というわけではなく100%ではなくなるという話です。

アルビオンはアルビオンで統一した方がいい

これに尽きます。

アルビオンの化粧水に移りますが、アルビオンの化粧水はパッティングです。空気を送り込むようにつけるペタペタやるあれです。
アレをすることで、肌を引き締めるんです。
そうするとキメが整うので、その時初めてアルビオンの乳液先行スキンケアは完成を見ることができます。

アルビオンの目指す肌は

透明感のあるしなやかな肌

スキンケアって突き詰めるとワセリンでいいんです。でもそこに美しい肌を目指すストーリーっていうのは無くて、ただ何もない肌にするだけではなく。
鏡を見るたびにお手入れ効果を実感できて、ふと触りたくなるような肌を誰しも目指しているわけです。そのアルビオンの目指す肌に共感しているのであれば、ぜひ乳液先行スキンケアのストーリーに乗っかってあげてほしいです。

まぁ切り替えの途中ってタイミングもありますよね。

まとめ

昔にアルビオンさんに他社併用の場合はどうなのかを複数人に聞いたのですが、実はバラバラでした。
どちらかというと他社に準ずるという人が多いですけどね。
理由を聞いてもあんまり納得のいく答えでは無かったので、今回の内容は結構独自解釈が多分に含まれております。

基本的にアルビオンの併用の場合

洗顔⇒ふき取り化粧水⇒導入美容液⇒化粧水⇒美白美容液⇒ハリ美容液⇒アルビオン乳液⇒マスク⇒マッサージクリーム⇒クリームor日焼け止め

って感じです。

長々見ていただきありがとうございます。

以上です。

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