どうもです。
早速ですが2024年9月1日に待望のヤツがリニューアルされます
クレ・ド・ポーボーテ ル・セラムⅡ
資生堂の技術の粋を集めに集めて世に送り出すクレ・ド・ポーボーテシリーズの美容液で、2013年の誕生以来リニューアルの度に一部界隈では騒がれるお騒がせ商品です。
通常、美容液と言えば「シミを改善」「シワを目立たなく」「かつてない透明感」といった具合に目的がかなり明確になっている物が多いなか。こいつの効果については商品説明によると
輝き続ける肌のために。
肌をすこやかに保ち、若々しい印象へ導くファーストステップ美容液。一滴一滴が、肌の美しさの源へアプローチし、肌本来の美を呼び覚まします。まるで生まれ変わったような新しい輝きに満ちた肌へ。
クレ・ド・ポー ボーテのスキンケアは、40年以上にも及ぶ独自の皮ふ科学研究から「肌の知性」に着目し、輝き続ける肌をサポートするための鍵を見出しました。
独自成分ラディアントリリーコンセントレート配合。肌のうるおいのバリアを整えて乾燥などのさまざまな環境ダメージ要因から肌を守ることで、いきいきとした輝きを保ち続けます。
って感じで、何を言いたいのか相変わらずよく分からないフワ~~~~~っとした感じ。これについてはいつもの事なのでいいとして、こちらのお値段ですが、なんと・・・・
30ml19,800円 50ml29,700円 75mL 40,150円
リニューアルに伴いシレっと10%くらい値上げしております。10%なら仕方ない?と思う方もいると思いますが、2000円~3000円の値上げです。お店によっては食べ放題焼肉に行ける値段。
まぁ小売価格が上がらないと私たちの給料も上がらないしね。仕方ない。
という事で今回は、何の効果があるかは誰も説明が出来ない美容液 ル・セラムⅡについて掘ってみるのでお付き合い下さい。
動画でもしゃべってるので読むのが面倒な方はこちらから
ル・セラムⅡって
そもそもル・セラムについてご存じない研究員にむけて少し補足すると、洗顔のあとに使う導入美容液で老化のあらゆる原因にアプローチしてくれます。多くの美容家さんも絶賛している傑作美容液で、とにかく色んな成分が詰め込まれているので、抱えている肌悩みの一つは必ず結果を出してくれるありがたい商品です。
で、基本的にはクレ・ド・ポーボーテの化粧水と乳液を合わせて使う事が推奨されていて
それをするとどうなるか!
「肌の知性」を高め、なめらかさ、みずみずしいうるおいと透明感、生きいきしたハリと弾力をもたらし、輝き続ける肌へ導きます。
はい。まぁ肌が良くなるって事です。でもそれを叶えるには何かが配合されていないと効果を発揮しないので、そこら辺についてはコチラ
①さまざまなダメージ要因から肌を守る
⇒ラディアントリリーコンセントレートを配合
良い刺激を取り入れ、悪い刺激は消去
②肌本来の美を呼びさます
⇒オーガニックレモンマートルエキスGL+ケルプレックスGL配合
表皮幹細胞の変性抑制
③肌荒れサインに反応する
⇒スタビライジング技法
④贅沢な使いごこち
⇒セルフスプレッティング処方
(肌に広がりやすく、後に使うスキンケアの浸透を高める)
⑤マドンナリリーを中心とした香り
⇒香りによる肌効果アップ
植物成分については新しいものが多く配合されていて、非常に魅力的なんですが、効果がどうこうだけではなく、その成分の産地や栽培方法、抽出方法までこだわった徹底ぶりが特徴です。環境への配慮が投資家向きでいかにもって感じですが・・・・
そもそも使う人にとっては心底どうでもいいと思いますので、具体的にこいつが何をしてくれるのかを見てみたいと思います。
ちなみにタンパク質がウンチャラ~とか炎症を未然に~とか、香りの力で~的な一番肝心な内容は他の人が取り上げると思いますのでスルーします。
もうめんどくさい
肝心な成分をザラっと載せます。が、なんかね・・・クレ・ド・ポーボーテって重い。人をキレイにするという想いが重い。
全成分 | 多分こんな効果 |
トレハロース | 角層収縮抑制 |
エリスリトール | CE成熟 |
フルクトース | 何かやってそう |
グリチルリチン酸2K | 抗炎症 |
アラントイン | 抗炎症、抗アレルギー、細胞賦活※ヘパリン類似物質 |
ポリクオタニウム-51 | 生体膜類似成分 |
マドンナリリー花エキス | 抗ストレスによるバリア機能向上(角層厚正常化)※OBP2A |
マドンナリリー根エキス | 抗ストレスによるバリア機能向上(角層厚正常化)※OBP2A |
カニナバラ果実エキス | 抗炎症、エラスチン分解抑制 |
ヨーロッパブナ芽エキス | 基底膜損傷修復(Ⅳ型、Ⅶ型コラーゲンの産生) |
ヤグルマギク花エキス | リンパ管内細胞増殖、基底膜修復(ヘパラナーゼ活性阻害) |
トゲキリンサイ/ヒヂリメン/ミツイシコンブ/ウスバアオノリ/ワカメエキス | 基底膜修復(表皮幹細胞減少抑制※ステムラン173) |
オタネニンジン根エキス | 血管内皮細胞形成促進・Tie2活性※高麗人参 オキシトシン産生 |
イノシトール | 真皮幹細胞成長促進(真皮幹細胞アプローチ)/皮脂バランス正常化 |
バクホウシアシトリオドラ葉エキス | 表皮幹細胞老化抑制(YSプロテイン抑制) |
ミツイシコンブ/ワカメエキス | 基底膜修復(ラミニン511産生促進)、コラーゲン産生 |
トルメンチラ根エキス | 異常な毛細血管抑制、血管内皮増殖因子(VEGF-A)量抑制 |
ミシマサイコ根エキス | 真皮賦活(線維芽細胞増殖) |
どうも医薬部外品ではなくなりましたね。前作ではグリチルリチン酸ジカリウムとアラントインがそれにあたりましたが、「医薬部外品」枠ではなく「化粧品」枠になるっている模様。肌荒れ改善に効果的なヤツです。
新成分配合により基底膜のケアが大幅に強化されて、美肌の要である角層の部分をより美しく見せるスキンケアになっている模様。人の肌は常にあらゆるストレスやダメージに晒されているため、スキンケアで出来る範囲を超えているのではないか?というくらいの肌修復効果も健在のようです。
失ったもの
多分クレ・ド・ポーボーテファンの人だとアレ?ってのがあるかもしてませんが、リニューアルに伴って進化した所もあれば、切り離したものもあります。それは
スキンイルミネーターをゴソッと取っ払った事。
ちなみにこんな効果。
◎スキンイルミネーター | |
加水分解シルク液 | 保湿 バリア改善プラチナムゴールドの繭 |
加水分解コンキオリン液 | 細胞賦活 NMF産生 感触改良 牡蛎の汁 |
L-テアニン | 不全角化抑制効果、毛穴縮小 |
トウキエキス | 色素沈着抑制 沈着色素淡色化 保湿 抗老化 血行促進 |
シソエキス(1) | セラミド合成 チロシナーゼ活性阻害 抗炎症 |
グリシン | 角層重層化抑制 |
トレハロース | 角層収縮抑制 |
これはクレ・ド・ポーボーテのあらゆるスキンケアに配合されているので、ある意味アイデンティティ的な成分です。美しい角層を作り出す成分で、今回はその代わり?なのかラディアントリリーコンセントレートに入れ替わってます。確かに使い古された感もあるので、無くなる事は問題ではないですが、スキンイルミネーターは色んな成分を駆使して角層をこれでもか!と育成しているのに対し、新成分は角層の配列?にこだわっているみたいです。ただ、たった一つの成分でスキンイルミネーターに成り代わり、且つ、それを上回る効果があるのかは疑問があります。
「肌に知性がある」の根幹の部分ではないのか?なんて思ってたので私の思い違いだったのかもしれません。というか入れ替わっただけな気もします。
あとは表皮幹細胞についても老化ならではのアプローチが追加され、アプローチ自体は世界初?なようですが、基底膜のケアや表皮幹細胞のケアは今更感は少し否めない。軽視してはいけないが、結局は日焼け止めをちゃんとつけるかどうかに大きく依存する部分ではないかと思います。
今回のリニューアルで入れ替わったものが、意外と根幹的な部分なのでル・セラムⅡを境にして、クレ・ド・ポーボーテはもう一段階進化するのかもしれませんね。
買いか?
リニューアルしたこちらの商品。
肌の断面図でいうところの、角層、表皮、基底膜、真皮と言う具合に見た時に、もともと全部やってくれてるなぁな雰囲気でしたが、そこから基底膜の大幅強化が行われました。が、角層に関して言えば少し落ちたか?というイメージもありつつ、そこは表皮幹細胞の強化により、ゆくゆくは良好な角層に育てていくことが出来るという感じで
肌を育てていく美容液
になった感じがします。
言いようによっては次に使うクレ・ド・ポーボーテスキンケアと被りまくっている成分が排除され、より有意義なお手入れタイムを約束してくるだろうと思います。
もし他メーカー併用の場合でもお手入れ効果はしっかり期待できる中身になっているので、是非買ってみてください。
ちなみに私はこんな高い美容液は買えません。
以上です。