どうもです。
本日はちょっと趣向をかえて消費者庁の興味深いお知らせをご紹介します。
消費者庁は、美容クリーム等を販売する通信販売業者であるASUNOBI株式会社に対し、令和7年9月9日、特定商取引法第15条第1項の規定に基づき、令和7年9月10日から令和8年3月9日までの6か月間、通信販売に関する業務の一部を停止するよう命じました。
っていう内容。
ちょっと小難しい文言ですが、難しい言葉はあまり使わずに紹介したいと思います。
先ほどの命令から、今回の主役は化粧品のクリームなのはお察しかと思います。驚きの効果がこちらで



驚きの効果ですね!それをかなえるのがこちら

ピュアリースキン
シルキータッチ モイスチャー クリーム
22g 6,973円(amazon価格)
医薬部外品
女性が抱える肌悩み、シミ・シワをこれ一本でまとめてケア! 注目の成分「ナイアシンアミド」が肌にしっかりとうるおいを届け、理想の素肌へと導きます。
うんうん。ナイアシンアミド配合のクリームかな?よくあるね。
んで何が問題だったかというと、お察しですよね
商品の効能について過剰な広告をしましたよね。ってことです。
下記がその内容一覧
シミについて
・「誰でも確実に7日でシミが完全消滅」との表示及び「シミに塗るだけで シミが完全消滅」

・「シミが一瞬で…」及び「見事にシミが消滅!」
「あんなに何を使ってもダメだったシミが1週間で消え去りました…」との表示及び「1週間でシミが完全消滅」
・「だから、私が10年以上悩んできた顔の大きな濃いシミも… あまりにもきれいにシミが消えてしまったので」との表示及び「3日後」との文言が付された肌の画像
・「塗るだけでシミが完全消滅!」

・「だから、今まで何を使っても消えなかった根深いシミが…」との表示及び「濃くて根深いシミも… 3日で完全消滅!」
・「実際に使ってみると… なんと…シミが見事に消えてる!!」との表示及び「シミに塗ってみると… 見事に消えた!」
・「そのまま1週間使い続けたら… シミ一つない綺麗な肌が爆誕してしまいました…!!」
・「【どんなシミでも消える】」との表示及び「-Purely Skin-「ピュアリースキン」」
シワについて
・「3日でシワ消えるわよ「塗るボトックス」」との表示及び本件商品の使用後1日目から3日目までの経過を示した一連の画像

・「3日塗るだけでシワがピーンと伸びるんです!」との表示
・「目元のシワも」、「おでこのシワも」及び「ほうれい線も」との文言が付された男性の顔面の一連の画像
・ 「早速3日間塗り続けたら… 3日でシワがピーン!」との表示及び当該文言の間にある本件商品の使用後1日目から3日目までの経過を示した一連の男性の画像

そういった文言をしようするにあたって、消費者庁はその根拠資料の提出を求めましたが、合理的な根拠を示す資料はないとのことで、特定商取引法第12条の2の規定により、商品の効能につき、実際のものよりも著しく優良であると人を誤認させるような表示に該当するものと認定しました。
さらに購入方法についてもお叱りを受けてます。かなり露骨でして
「たった1,980円で2万円以上の高級シミケアを使えるなんて…」
「通常価格21,890円(税込) 特別価格1,980円(税抜)」
「つまり1,980円で20,000円以上する高級化粧品がもらえるということ!」
価格の体系はよくわからないのですが、1本1980円で、通常価格は10,945円?のようで約80%オフとの事。
そして21,890円というのは1回3本分の価格かな?
てか高い方には税込み、安い方には税抜きで表示する姑息さが腹立ちますね。でもこれは大手でもやっているので目をつむりましょう。
とりあえずそんな文言もあり、ここが結構ツボになっているのです。
「一本買うだけでも効果は十分だから買ってね!」ってことで購入すると、実は定期購入になっておりました。消費者の意図を反映せず、事業者に有利な行動をダークパターンというのですが、お手本のような手法です。
そして初回購入から2週間くらいの期限までに解除の連絡をしないと2回目から19,833円が請求される上に、2回目を解除する場合は10,945円かかります。
つまり1,980円くらいで買えると思ったら4本強制で22,011円の支払いコース。又はキャンセルして10,945円追加で払うかの2択。怖いね。
解釈が間違っていたら申し訳ございませんが、おおむねこんな感じです。
ナイアシンアミド自体は肌に優しく、しわ・シミ改善の効果がちゃんとありますよ!ってことで、本商品のように医薬部外品の場合は厚生労働省のお墨付きです。そしてその中身自体については特に違反をしていないので、ナイアシンアミドや商品そのものには罪はなく、あくまで商品を過剰に広告しつつ、販売方法も消費者を騙す目的が見え見えなのが良くなかった感じです。
定期購入は化粧品に限らず、美容業界にはアルアルなので今更どうこうではないですが、少なくとも騙す側も騙す側で実は上記の事はち~~~~~~~さい文字か、見つけにくい購入条件を表示していることが多いので、それを読まなかった消費者にも落ち度はあるかなと。
ただ、商品の広告についてはフォローのしようがないくらいダメですね。
今時消費者でも「これはダメでしょ?」ってわかるくらいダメです。少なくとも化粧品を売っている人は知らないでは済まないくらい常識中の常識で、シミについては「消える」なんて口が裂けても言えません。大手の化粧品サイトを見ると、どれも似たような文言の「メラニンの生成を抑制する」とか「お悩みに効果的」という具合にぼかしております。
それらの表現は規制されているんですね。
男の身長と足のサイズは
実際よりも大きく見せたらダメよってことです。
以上です。
ヤバい広告内容は消費者庁にのっているので見てみてください。
爆笑物のアート作品が展示されてます。
もはや人間が変わってますからね。
ナカイの窓とかマツコデラックスさんが絶賛的な感じであふれております。
ダークパターンについてはよくサブスクでトラブルになりがちかなと思います。
皆さんも覚えがあると思いますが、何かと解約しにくいサービスあるじゃないですか。
申し込みは簡単なのに、解約は難しい。
私としてはディズニープラスは解約しにくかった記憶があります。
何回も確認されて、やっと解約できたような?調べると最近はそんなことは無いみたいですが
サービスの中には電話でのみ解約を受け付けている上に、その電話がつながらない。
それと過去にこんあ動画をだしたんですが
角栓溶解もダメだと思いますよ!
消費者庁さん何卒捕まえて下さい。
ってかこの記事を書いている間に普通にニュースとか出てましたね。ネタが古すぎた。
以上です。