どうもです。
誰に望まれたのかこいつがリニューアル?というか発売されます。
オイデルミン エッセンスローション
資生堂初のエッセンスローションらしいです。そうなのか?そもそもエッセンスローションがそんなに流行っているわけでも種類が多いわけでもない気がします。そこらへんがズレているのが資生堂らしいです。
オイデルミンは資生堂というか、創業者が最初に作った化粧液です。なので100年以上前の品です。そのリスペクトなのかオイデルミンという名前を冠したふき取り化粧水や化粧液が現在でも販売されていて、私んもふき取りの方は愛用しております。
なんというか、車を買おう!!ってなって「カローラにのりたい!」なんて人いないと思うんですよね。カローラは名車ですがそれは過去の事であって、現在の価値観からするとカローラの名前に価値を見出すことは難しいですよね。なのでオイデルミンというその名前にする意味が分かりませんが、折角なのでどんなものなのか掘ってみたいと思います。
オイデルミン エッセンスローションって
オイデルミン エッセンスローション
145ml 9680円
資生堂が1897年に初めて発売した化粧品である「オイデルミン」が、スキンケアとサステナビリティの両面において革新的技術を搭載。「オイデルミンエッセンスローション」として生まれ変わりました。100分の1のサイズの微粒子が素早く浸透し、角層奥深くまでうるおいが持続します。
独自のケフィア発酵エキスGL・ユズエキスGL・資生堂独自成分4MSK(整肌)配合、アクティブREDテクノロジー搭載。「美しさを取り戻すための自己回復力」に対応する化粧液として進化。使うたび、生命感あふれる彩やかな肌へ
って感じです。
現行(?)の6600円の瓶に入っているオイデルミンと今回のオイデルミンは、どうも開発者というか担当が同じらしいですね。なので旧オイデルミンの技術を踏襲しつつ新オイデルミンが作られたようです。そして取り扱いですが、いわゆるデパコスとなるようです。
なのでこんなアイキャッチがあるんですね。
つまり・・・・
デパコスSHISEIDOの化粧水の
トリートメントソフナーのポジション
という事。なので化粧水+美容液+クリームの3ステップなんですね。SHISEIDOゴリ推し美容液のアルティミューンとか使ったことあるか見たことあるんじゃないでしょうか?あのラインです。なのでエッセンスローションという名前で化粧液というポジションですが、美容液の前・洗顔の後に使う化粧水としてシンプルに考えてOKですね。
ついでに化粧液という存在そのものについてですが、旧オイデルミンも化粧液です。では化粧液は何なのか?オールインワンなアイテムともいわれる事もありますが、基本のお手入れで考えると乳液やクリームは必要です。つまり化粧水+美容液=化粧液って感じです。あと化粧水+乳液=保湿液になります。どのようなポジションにするかは化粧品会社しだいですがだいたいこんな感じ。
そして事前情報でこんな感じの事を言われた事あると思いますが
・美白も出来る
・高浸透処方
・美肌菌のケアが出来る
見たいなかんじ。
では実際どうなのか?を見てみたいと思います。
肝心の中身
とりあえず全部載せておきます。
水 |
エタノール |
DPG |
BG |
グリセリン |
PEG/PPG-14/7ジメチルエーテル |
メトキシサリチル酸K |
乳酸桿菌/コメ発酵物 |
PEG-60水添ヒマシ油 |
ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン |
2-0-エチルアスコルビン酸 |
エリスリトール |
グリチルリチン酸2K |
キサンタンガム |
ポリアクリル酸Na |
ユズ果実エキス |
アセチルヒアルロン酸Na |
ヒアルロン酸Na |
ハマメリス葉エキス |
カルボマー |
ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2 |
水酸化K |
EDTA-2Na |
イソステアリルアルコール |
イソステアリン酸 |
クエン酸Na |
クエン酸 |
ピロ亜硫酸Na |
フェノキシエタノール |
香料 |
赤227 |
黄4 |
赤い容器なのに色素入れている理由はよく分かりませんが、医薬部外品ではないのは意外でした。あまり詳しいことは知りませんが、あえてそうしてるのかな?許諾の関係とか色々あるんでしょうか?
よくある資生堂の医薬部外品で美白有効成分である4MSK・トラネキサム酸。肌荒れ改善であるグリチルリチン酸ジカリウムはとりあえずブッコんどくってのが資生堂流(?)です。ではそれらが入っていないのかというとそういうわけでは無いです。
メトキシサリチル酸K | ⇒4MSK |
2-0-エチルアスコルビン酸 | ⇒ビタミンCエチル |
グリチルリチン酸2K | ⇒グリチルリチン酸ジカリウム |
もしかしたら成分の酸化防止が目的かもしれませんが、入っているっちゃ入っている。よく『有効成分を〇%配合されていることでシミに対する効果が認められた』っていう資料を見るのですが、今回入っている成分はそれを担保していない可能性もありますね。
なので商品説明でも「メラニンの生成を抑制」とか「シミ」の文言の一つもないです。4MSKは4‐メトキシサチルカリウム塩は整肌成分として説明されてます。ただ、「化粧品は配合の多い順に表記する」というルールがあるので、決して少なくない量であることは確かです。
例えば美白有効成分〇〇エキスがあったとして以下のような結果になる資料があるとして
2% | 保湿効果が認められた |
4% | メラニンの生成阻害が認められた |
6% | メラニンの生成阻害に高い効果が認められた |
8% | メラニンの生成阻害に高い効果が認められた |
10% | メラニンの生成阻害の効果が認められなかった |
ってなることがあります。配合量がある一定量以下の場合は美白効果が見られない事があります。資生堂の美白がこうであるわけでは無いですが、成分ってこういう側面があります。
たまに美白成分〇倍配合ってのを見ると信用できないのがあって、6%の倍を入れてもメラニンの生成阻害効果が認められない濃度になるだけなんですよね。そもそも濃度をあげていいのか?
でもそれ以上は調べようがないのでここまでにして、とりあえず美白効果と肌荒れ改善効果は入っています。
では他の成分はどうかな?
乳酸桿菌/コメ発酵物 | 毛細血管接着強化 |
ユズ果実エキス | ターンオーバー改善、基底膜修復 |
ハマメリス葉エキス | 抗炎症 |
ですか・・・・・ですね。うん。まぁそうですね。
どうも乳酸桿菌/コメ発酵物が目玉かもしれません。日本のお米「ななつぼし」の発芽玄米をケフィア菌で発酵させたものらしい。皮膚の常在菌の状態を整えて潤う肌に整える系成分ですね。資生堂も結構いろんな美肌菌商品がありますが、どれもベースが違うので今回は米+ケフィアのようです。ただ今回は毛細血管が表皮から遠ざかるのを阻止する的な効果らしいですね。加齢肌にありがちだそうで、肌の不調や黄ぐすみなどなどのエラーを引き起こす原因とのこと。それを何とかしてくれます。
ケフィアと聞くと投資詐欺事件を思い出します。
買いか!!
昨年だったかな?発売されることを知った時は「買うっきゃね~!!」くらいに思ってましたが
「アレ?こんなもんか??」
ってのが正直な感想です。
こちらのデパコス資生堂のトリートメントソフナー エンリッチド定価6050円があるのですが、これに美白+美肌菌を加えたのがオイデルミン エッセンスローションなのかな?
中身的にも結構似てます。感触も気持ち似てるかな?細かくは違うんですけどね。保湿・美白・肌荒れ改善・ハリのケアが出来るので、総合的には非常に優れたバランスのいいスキンケアですが、エイジングケアらしいエイジングはそこまで出来なさそう。あくまで表皮のケアを重視した化粧液です。そこが大事なのは大事ですけどね。エイジングだけに言及するとエリクシール以下かもしれません。美白もエリクシールの新美白ラインにはいってますしね。同じのが
良いことを言うと
肌質そのものをその人自身にとって最適な状態に整える事が出来るスキンケア
ではあるので
・慢性的に乾燥する
・肌荒れをおこす
・環境の変化に弱い
・美容液やクリームの効果が実感できにくい
ってい人は試してみてください。「キッカケ」にはなると思います。
資生堂BAさんは導入美容液でもあるといってましたので♨
最後に、ホントにオイデルミンの名前を出す必要あったのか??っていう製品ですね。オイデルミンという名前をわざわざ冠した事がマイナスに働かないことを祈ります。リバイタル グラナスもリバイタルを付けたから失敗した感じしますしね。
以上です。