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【化粧品販売員の憂鬱】大学進学をひかえた娘を連れた声のデカいお母さんが来た話

美容部員の日々
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化粧品売り場という場所柄もあり、初めて化粧品を選びに来るお客様は多いです。

高校生とか早いと中学生もいました。


春になると嗜みとしてか

お母さんが娘に一式そろえてやろうという親心から

化粧品一式を見立ててほしいという要望が多くあります。

化粧品の販売員はとにかく声をかけるので

結構慣れていると100メートル先の出入り口からくるお客様

うちに用があるのか無いのかの判定もできるという超能力を会得します。

化粧品売り場を徘徊すると

近くを通っただけで販売員の顔がこっちに向いたり

フレグランスを付けた紙を渡してきたり(ハンドアウトという)

とにかくコミュニケーションをはかってきます。

ある日

こんなお母さんがきました。

とにかくめちゃくちゃしゃべる・・・

こっちが席に案内する前に10分とか話してくる人がざらにいます。

どうも先に話すことを話さないと

話したいことを忘れてしまうための防衛本能とみてます。

よく言われることですが

子ども→化粧はよくない

大人→化粧はマナー

その境界が高校卒業とともに

さっと取り払われてしまう。

その問題は何とかしてあげたいなぁとかよく思います。

なので化粧を教えてくれる場は

家庭内かお店に限らるんじゃないでしょか?

最近はYouTubeで学べますが

実際やってもらわないとわからないと思います。

中途半端な知識だから肌が荒れたり

トラブルが多い業界なんですよね

それは置いといて

色々しゃべったかと思うと

まさかの生娘!!

●生娘・・・・うぶな娘。まだ男性との性体験のない娘。処女。

怖くて確かめられませんでしたが

おそらくシャイな子供の事を表現しての

発言だったかもしれません。

それにしても生娘発言はちょっと可哀そう・・・

まぁお母さんが言いたいのは

「生娘だから、こういうところはあまり来たことがないので

 男性に化粧してもらうのも恥ずかしい。

 せっかく声かけてもらって悪いんだけど

 女性の販売員と変わってもらえないかしら??」

というお申し出をしたかったようです。

ちなみに変わってほしいという声はたまにあるので

慣れっこです。

その後は女性の販売員にかわって、補佐に徹しました。

なんやかんやの失言もその後続きましたが

1時間くらい掛けて終わりました。

基本的に

メイク落とし・化粧水・乳液・下地・ファンデ・マスカラ・アイS・チーク・リップ

ですかね

そんなんいっぺんに覚えられませんよね

またのご来店をお待ちしております。

あと、デパートに来るというだけで

ある程度マナーはあるというか

気遣いができる方が多いもので

去り際に一言

「変わってもらってありがとうね」

とか言ってくれる方がほとんどです。

このおばちゃまもそうでした。

特に気にしませんが、そういう気づかいに触れたときはうれしくなります。


以上です。

このブログでは美容部員時代の思い出や化粧の方法、美容関係の情報とかもやっていければと思います。

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最後まで見ていただきありがとうございます。
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