ふと思い出した系なのであまり正確ではありませんのであしからず
そういえばデパートの美容部員におばちゃんはいてもおばあちゃんっていないなぁって
だいたい20代から40代、、、、たまに50代はいても60代になるとほぼいないですよね。
勝手な美容職のイメージなのですが※私は10年いたのでそれが参考です。
- 1~2年目 ここらへんできつくて辞める人多数
- 3~5年目 色々分かってきて「羽化」する 仕事が面白い
- 6~10年目 慣れすぎて流れ作業になる 辞めたくなる
- 11~20年目 辞めるタイミングを失う
- 30年目~ 神になる
1~2年目の美容部員 辞める人多数の理由
いわゆる新入美容部員です。
どこの業界でもいますが結構ここで辞める人多いです。
だいたい1か月くらいの研修期間を経てから店頭にぶち込まれるわけですが
その研修期間で辞めちゃう人もいるわけで、基本的に大雑把な正確な人はココで折れる傾向にある気がします。
皮膚知識の事とかもありますし、法令、スキンケア・メイクの理論、接客のロープレなどなど
どれも専門学校でやったことと似ているようで違いますし、専門学校いっていない人は脳みそぱんぱんになります。思ったより座学多目でビックリするかも?
そして店頭にぶち込まれてからも色々ありますが、一番なのは色んな意味で気を遣う事につかれてしまうからかな?やる事多いのと、失敗が多いので心が折れます。
- 先輩の顔色に気を遣う
- お客様の顔色に気を遣う
- 金銭授受に気を遣う
- 販促品(袋、サンプル、GWPなど)の状態に気を遣う
挙げるときりがないのでこのくらいにします。
ちなみに美容部員は縦社会です。確実に運動系の部活に近い
先輩は「神」です。
悪い意味ではないのですが、経験が違うんですよね。1年違うと別人です。
サービス業あるあるのヤバイお客様に対峙した回数が違うので、頭の回転の差に関心すると思います。
社会に入った途端にレベルが20くらい違う人に囲まれるので、「メラ」も覚えていない「竹のやり」装備の新入社員ができることは「気」を回すことです。
「気」っていうと難しいですが、教えられたことを丁寧に確実にやるために周囲に気を遣わなきゃならなんのです。
身近な成人した人から怒られる最初の人になるので、そのヒトには一生頭が上がらないんですよ。
おまけにお客様への気配り・・・・当たり前か
でも接客し始めると、他人の肌の事・生活状況・好き嫌いとか色々聞きだして、そのお客様にぴったりの製品を紹介するのですが
本当にコレでいいのか??・・・・・いいよね??(チラッ)
そんな気持ちを持ちながら接客していると、一回の接客でも結構な体力を消耗します。
大事な事なんですが、そんなに気を遣うと体力と一緒に心も消耗していくので接客が怖くなってしまいます。
せっかく憧れの美容部員になれたのに、そのモチベーションだけではどうにもならなくなって不安でたまらなくなります。それをサポートしてくれる人が周りにいればいいですけどね。
あとはお金の事。
社会人の前にお金に触れる機会があればいいですが、無かった人はお金の重さに驚愕です。
ヒトの財産に触れる事なので、1円でも間違えると大事です。
例えば現金で会計をする場合。お客様にレジに行ってもらうのではなく、デパートのレジに持って行く事があります(遠い)。お金受けに現金を載せて、レジを済ませておつりをお返しする。
でも・・・・・・・
1円でも落としていたら・・・そしてそれを無くしていたら・・・・
でもまだ無くしたら探せばいいのでまだよいです。
もっとヤバいのは打ち間違えで貰いすぎたりもらい忘れていたりした場合でお客様が帰ってしまった時・・・
そのお金はどうするのか?もちろんしっかり清算しなければなりません。
当たり前です。
貰いすぎたものは返さなければいけません。貰い忘れたならシッカリもらわなければいけません
ではどうやって???便利にスマホで決済??お客様のクレカを自宅で簡単に???
そんなんできません!!
お客様に再度来店いただき改めて会計してもらうんです。
わざわざ来てもらった上に、自分のミスのせいでお客様・デパート・会社・同僚に迷惑を掛けまくるんです。マジで死にたくなります。
会員様なら何とか追えますが、会員でない場合はずっとシコリガ残ります。
ちなみに製品の渡し間違いも同じ末路を辿ります。
スーパーでクレカの決裁した後に、やっぱりこっちのカードで!ってなった時に
一度キャンセルして返金処理をされて、そのレシートにサインをもらってから、再度新しいカードで入金処理しますよね。正直めんどくせ!って思うかもしれませんが、それがデパートだと大事中の大事になるんですよね。
最後に販促品の気の遣い様・・・・
これが出来ない人は常に怒られます。
店頭は常に物が流動的なので、無くなったり増えたりを繰り返すので人の手を使わなければいけないのですが、そういう事はお店全体でやります。その中でも率先してやるのが新入美容部員さんです。
初歩的な事なので、そこが出来るようにならねばならんのもありますが、細かな気遣いを培うのは雑用です。
自分がやるならまだいいですが、それを次の年に入ってくる後輩に正確に引き継いでもらわなければいけないために上の人と下の人に挟まれる重圧にプレッシャー掛かりまくりです。
でももちろん楽しいことが多いのも特徴ではないかと思います。
他の職業にはないくらいの「密」な関係をお客様と築けるので、「やりがい」はありますね。顧客がつくとやる気もひとしおです。多分一瞬で過ぎていく期間なので、辞めるタイミングなんてないかも?そんな勇気も持てずに次のステップに行きます。
とまぁ書きまくっていたら長くなったのでここまでにしてみます。
次は3~5年目を紹介してみたいと思います。
以上