どうもです。
結構勝手な解釈なので賛否あるかもしれません。
皆さんが思う「美容部員」ってどうでしょう?
化粧品の事ならなんでも相談できる。
メイクがうまい
化粧品や美容の知識がスゴイ
って感じじゃないでしょうか?
実はそれは大きな間違いです!すいません!!
だいたいの美容部員さんは専門学校から、又は高校・大学から入社して美容の世界に飛び込んできます。
その人たちも様々な人がいます。
まぁ大体が化粧品(または特定のメーカー)が好きで入ってきたのですが、もちろんそんな新入美容部員を美容のスペシャリストとは言えませんが
かといって入社5年目の美容部員が美容のスペシャリストか?10年目ならもっとスゴイ美容のスペシャリストか??
答えは結構はっきりしてます。
NOです。
美容部員と証券マンが似ていると思う。
ご自身が投資をしたい!と思ったら誰に相談しますか?
世の中にはいっぱい情報があるのですが、代表的なのは銀行や証券会社でしょうか。←私はそう認識してます。
そこでお悩みを相談します。
「将来お金を増やしたいから投資をして増やしたい」
証券マンは
「ではこちらの投資商品で年〇の利回りで運用しましょう」
となります。
証券マンも自社の商品を販売して信託報酬や取引手数料で利益を得るの当然の流れですが
ではその相談している証券マンは投資のスペシャリストでしょうか?
違います。投資の商品を販売するプロです。
もし投資のプロなら証券マンなんてしないで自分で投資して利益を得ます。
では美容部員の方に戻ります。
お客様は美容のスペシャリストであるはずの美容部員に美容整形の相談をします。
「ここのシワを治したいのですが、御社の製品と美容整形どちらでやったほうがいいでしょうか?」
美容部員は答えます。
「美容整形ではいつか元に戻ってしまいますので、こちらの製品でお悩みの部分をケアして改善しましょう。」
もちろん美容部員も自社製品を販売して利益を得て給料をもらうので当たり前ですが
美容部員は美容のスペシャリストではなく、化粧品を販売するプロです。
美容部員の肌の知識
本当に今は色々調べられる時代になりました。
美容部員の存在意義が希薄になるのではと思っちゃいます。
美容部員の肌の知識はどこで得ていると思いますか?
会社から配布されるテキストです。
ただそこに書いてあるのは結構普通の事です。
肌の断面図があって
![](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_webp,q_glossy,ret_img,w_1024,h_738/https://bibudan.com/wp-content/uploads/2022/03/631721-1-1024x738.jpg)
それぞれの部位を暗記します。
シミについてもメカニズムはチロシナーゼがうんちゃらだからシミになるとかそのレベル。
あとは季節に対する肌の変化とかで
簡単に言うと夏は皮脂が出やすい。冬は乾燥
年齢に伴う肌変化
香りのもたらすリラクゼーション効果
などなど
それを分厚いテキストで勉強します。
そしてそれ以上の事は勉強しません。
あまりに知識量を増やすと
全国の美容部員がある一定の知識を持った状態を維持できないためです。
なので、当然皮生理についても皮膚科医にはかないません。当然ですね。
美容整形も恐らく体験している人自体が少ない(美容整形したらおしまいと思っている人が多い)ので美容整形の受付の人よりも美容整形の知識は無かったりします。
サプリメントも同じです。ファンケルの人の方が知っているでしょう。
餅は餅屋です。
美容部員という言葉で美容の事に詳しそうですが、実はそうでもない。
当然熱量にも差がある
高校だと偏差値で決まると思うのですが、30人くらいの人が全員同じ学力ではないですよね。進学校でもなんで入れたのか分からないバカはいます。(口悪い)
勉強に対する熱意も違いますしね。
美容部員も同じで、大手になると従業員は1万人を超えます。その人たちが皆美容に対して熱意を持っている人がどれだけいるか・・・・もちろん引くほどスゴイ人っています。後輩でそういう子がいました。
私は結構色々知識をため込むタイプでした。成分を片っ端から暗記しているやつです。そのうち意味ないなと思ってやめましたが・・・・
この言い方は良くないかもしれませんが、あえて使わせていただくと
女性は成分なんて気にしてない人が多かったです。
美白美容液の効果の説明も
女性の場合は
「こちらをお使頂くと、お悩みのところもどんどん感じにくくさせてくれて3か月後くらいには目に見た効果を実感いただけますよ」
私の場合は
「こちらの製品はトラネキサム酸が入っているので☆☆☆☆な効果があります。なので、お悩みの部位には3か月後くらいにはこういう肌になれると思います」
どちらが魅力的に感じるでしょうか??
期待感をどちらが持たせられるかですよね。
化粧品という効果が人によってハッキリと分からない物を売る限り、どれだけ期待感とストーリーを伝えられるかが大切なので販売力って大事です。
なので店頭ではあまりハードな質問はしないであげてほしい
美容部員って結構忙しいです。
暇そうに見えて、今はお客様をお迎えする時間と割り切って立っていたりします。
ぶっちゃけ自社の製品の管理で精いっぱい!!!
たとえば美白成分って各社で全然違うんですけど
その違いを説明できる美容部員は10人いて1人いればいいかもしれません。もしかしたら50人に1人かも・・・
もちろん他メーカー研究もしますけどね。
結局自社の優位性を探して勉強しますので、他社を認めたくないんですよ。
「こちらの製品とSKⅡのピテラってどっちがいいんですか?」
「知らんがな!!美的でも見てみろ!」(心の声)
なんてことは絶対思いませんけどwwww
美容部員ってホントに好きなブランドか自社のブランドの事しか知らないので、実は詳しくないんです。
なので同じ美容の世界にいるはずなのに、AメーカーとBメーカーとCメーカーで乾燥肌の対処について話をすると、話がかみ合わないなんてこともザラにあります。
それは肌に対する見方が各メーカーで違うからなんですね。
そんな狭い世界ですらすれ違うのですから、そこから選ばなければいけない消費者は大変ですよねwww
なので私も美容部員レベルなんだなぁってのをよく感じます。
今日は以上です。