前回アルビオンのエクシア アンベアージュについて掘ってみました。
高額スキンケアなりにホルモンバランスを集中ケアすることができる高機能なラインであることが分かりました。今回はそんなラインから出ている美白のタイプ
エクシア アンベアージュ ブライトニング
これは私の知見の広さがドンくらい?な事かもしれませんンが、知る限りでは美白の基礎ケアとしては一番高額・高機能だと思います。どのデパコスもほぼ共通ですが
5000円クラスのベーシック
8000円クラスのエイジングケア
12000円クラスのプレステージライン
20000円クラスの異次元クラス
ってのがあって、プレステージラインや異次元クラスのスキンケアって基本的にシンプルなんですね。「保湿」とか「美白」とかにカテゴリが分かれておらず、「スゴイ何か」を付加価値にしていて販売してます。その「スゴイ何か」に「保湿」や「美白」がついでに入っていて決してメインではない。ところがエクシアはそんなある種の常識?とは違って美白ラインとして販売している結構珍しい形態になってます。
なのでそんな超高額美白商品の中身がちゃんと美白しているか掘ってみますのでお付き合いください。
動画でもしゃべってますのでよかったらみてってください
アンベアージュ ブライトニングエクストラって
アンベアージュ ブライトニング エクストラミルク
200g 19800円
輝きを、翳(かげ)らせない強い意志。
弾むほどの躍動感とまだ見ぬ透明感を。
なめらかでコクのあるベースがとろけるようにのびひろがりながら、うるおいをあたえ、ハリに満ちた透明感際立つ美しい肌にみちびく美白乳液です。美白有効成分が角層のすみずみにゆきわたり、メラニンの生成をおさえ、シミ・ソバカスを防ぎます。
アンベアージュ ブライトニング エクストラローション
200ml 19800円
細部にまでうるおいを宿し、輝けるひとへ。
心までひきしめて、ハリ、透明感。
うるおいが凝縮された濃厚なコクのあるベースが素早くなじみ、肌をひきしめ、なめらかで透明感際立つ美しい肌にみちびく美白化粧水です。
美白有効成分が角層のすみずみにゆきわたり、メラニンの生成をおさえ、シミ・ソバカスを防ぎます。
まずはじめに肝心の美白についてズバッとやっときます。
ミルクにはトラネキサム酸
ローションはコウジ酸
美白美容液などに配合されている医薬部外品の美白有効成分はほとんど決まっていて
・トラネキサム酸
・コウジ酸
・エラグ酸
・ビタミンC誘導体
・アルブチン
・カモミラET
などなど、、、、、、どれが一番優れている!ってものではなく、どれが個々人の肌にあるかは試してみないと分かりません。そんな中でアンベアージュに入っている物の効果ってのが
トラネキサム酸
⇒シミ部位の炎症を抑制して、メラノサイト(肌色を作る細胞でシミの工場)でメラニン(メラノサイトで作られる色素)が作られる信号が行かないようにしてくれる。肌荒れの改善効果もある。
コウジ酸
⇒コーセー系美白でお馴染みの成分。メラノサイトでメラニンが過剰に作られないようにしてくれる。抗糖化の効果もあり、黄ぐすみにも効果があるのでエイジングケアに人気。
って感じのため、メラノサイトで言うところのトラネキサム酸という場外でのケア。コウジ酸という場内でのケア双方でお手入れすることが出来るので、ダブルで使う事で高い効果が出るように設計されているのがうかがえます。
肝心の中身
とりえあずブライトニング ミルクの方から見てみます。
ブライトニング ミルク | たぶんこんな効果 |
アスパラガスエキス | チロシナーゼの活性阻害 |
アルテミアエキス | 紫外線ダメージ修復 |
グアバエキス | 抗酸化 |
コーヒーエキス | 抗酸化 |
タイソウエキス | ターンオーバー改善 |
テンニンカ果実エキス | 紫外線ダメージ修復 |
ヒキオコシエキス(1) | 血行促進 |
ブドウ葉エキス | 抗酸化、抗透過 |
ブリエラスチン | 保湿 |
ヤグルマギク水 | リンパ管内細胞増殖、基底膜修復 |
ワレモコウエキス | 抗炎症、収れん(肌を引き締める効果) 抗菌、抗アレルギー、美白、抗老化、抗酸化 |
一人静エキス | 脂肪幹細胞増殖。脂肪細胞への抑制 |
黄山薬抽出液 | 抗炎症、美白 |
海藻エキス(1) | 角層成熟、線維芽細胞増殖 |
水溶性ツボクサエキス (タラペトラカ) | 皮膚修復、鎮静作用、抗老化(コラーゲン産生促進) 美白、脂肪細胞分化促進(フェースライン) |
美白だろうとエクシアはエクシアなので、表皮や真皮でダメージを負った部分を脂肪細胞でケアする効果はもっているようです。ただし、通常のラインと比べると免疫ケアとかはしてないのかな?という感じがします。
その代わりと言っちゃなんですが、紫外線ダメージを回復させたりターンオーバーを整える機能が高いですね。
紫外線を浴びるとその情報が肌の表面から内部までダメージが及んでしまいます。
それが酸化を引き起こしたり、真皮のコラーゲンの分解を促進させたりします。ただそれらの影響は短期ではなく中~長期によって影響が出るものなので、「ヤバいなぁ~」なんて思った時にお手入れしても遅い事が多いです。遅いって事はないか?それでも早ければ早い方がいいですね。どんな事でも。
では手遅れだからケアしなくてもいいのか?って事にはならないので、年齢を重ねて紫外線ダメージを中~長期でため込んだ肌でもエクシアならではの肌再生力でケアしてくれそうです。
続いて化粧水
ブライトニング ローション | たぶんこんな効果 |
アルテミアエキス | 紫外線ダメージ修復 |
ウメ果実エキス | 抗糖化 |
グアバエキス | 抗酸化 |
コーヒーエキス | 抗酸化 |
タイソウエキス | ターンオーバー改善 |
テンニンカ果実エキス | 紫外線ダメージ修復 |
ヒキオコシエキス(1) | 血行促進 |
ブドウ葉エキス | 抗酸化、抗透過 |
ヤグルマギク水 | リンパ管内細胞増殖、基底膜修復 |
ヤシャノキエキス | 保湿 |
ワレモコウエキス | 抗炎症、収れん(肌を引き締める効果) 抗菌、抗アレルギー、美白、抗老化、抗酸化 |
一人静エキス | 脂肪幹細胞増殖。脂肪細胞への抑制 |
黄山薬抽出液 | 抗炎症、美白 |
海藻エキス(1) | 角層成熟、線維芽細胞増殖 |
水溶性ツボクサエキス | 皮膚修復、鎮静作用、抗老化(コラーゲン産生促進) 美白、脂肪細胞分化促進(フェースライン) |
乳液とそんな変わんないかなと思いますが、乳液の方が美白効果が高い。化粧水は抗糖化効果がある。って感じです。紫外線はさっき出てきたように肌を酸化させますが、そんな活性酸素と言われているものは糖化も促進させます。糖化はコラーゲンにくっついて肌のしなやかさを奪い、ハリを感じない肌へと変化させていきますので、総じて「光老化」とか言われてますね。
そのため乳液と化粧水での機能はトラネキサム酸とコウジ酸以外にも
美白効果とエイジング効果にも視点を変えた「差」があるんだなぁってのが分かります。
結局は
ダブル使いが前提ですね。
美白としての機能はイマイチで「スゴイ美白」とは言えません。最新の美白理論を取り入れているわけでは無いので、乳液+化粧水で美白美容液並みの効果があるかというと無いです。あくまで基礎化粧品としては普通の美白効果は期待が出来ると思います。
変な言い方ですが、美白美容液の効果は期待できないのであってシミの改善が出来ないわけでは無いです。トラネキサム酸もコウジ酸もどちらもシミの改善効果が期待出来る事には変わりないので、基礎化粧品の範囲内で美白を高機能で行う事が出来る数少ないアイテムです。
エクシアならではの細胞の再生効果や紫外線ダメージの修復効果。ターンオーバーを整えて常に肌環境を良好に保ってくれるため「シミ」の改善だけではない「年齢を重ねた肌だからこそ改善できる美白」を目指せる美白こそがエクシアって感じですね。
買いか!?
微妙!!です。
そもそも高いのですが、そもそもエクシア アンベアージュだったら無印エクシアで十分じゃない?ってのが一つであって、そこに美白が加わっても特別美白が優れているか?と言われるとそうでも無くて‥‥いまいち褒めることろが無い。
それを超える体感がきっとある!と思いますが、だったら美白を切り離す意味がなくなる気もします。あったらあったなりの需要はちゃんとあるのですが‥…難しいですね!!一定のファンもきっといるので、ただの機能や成分だけで選んでいるっていう域を超えているのは確かなんです。ただし本サイトではそういうプレミアムな体験や効果も踏まえたうえで書くように努めておりまして、そこを考慮しても微妙かなぁ~??どうでしょ?
高機能スキンケアにはPOLAやクレドポーボーテがあり、価格的にはそこら辺の双璧を成す存在であります。エイジング+美白をしたい!ってなった時にこのスキンケアじゃなきゃいけないか?って程ではなく‥‥
比べるのは申し訳ないですが、私が好きなエリクシールは本家のトラネキサム酸配合な上にエリクシール ブライトニングには4MSKが配合です。そいつにクレドポーボーテの美白美容液を加えても価格的は3万円もしない‥‥
コウジ酸の美白がしたいならエクシアの美白美容液だってあります。※シリウスブライトセラム
最終兵器としてエクシア ブライトニングがあるわけでは無く、 いくつもある選択肢のうちの一つにあるなぁ~っていう製品で、そこに至るまでに沢山の選択肢があるため、アルビオンファンか乳液先行ファンでない限りはちょいと手が出しにくいかな?
そんなアンベアージュ ブライトニングでした。
以上です。