【オルビス リンクルブライトUVプロテクター】なんだか人気な最強日焼け止めを徹底的に掘ってみる。

ブランド研究
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じつはこちらの製品はメーカーホームページでしっかり解説されているので、あまり掘るところがございません!!ですが、そんな解説されているところも踏まえて突っ込んでいきたいと思いますのでお付き合いください。

動画でもしゃべってますのでよかったらみてってください

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オルビス リンクルブライトUVプロテクターって

リンクルブライトUVプロテクター

50g 3850円

「効果」と「続けやすさ」にこだわったオルビスのシワ改善・美白を叶えるスキンケア「リンクルシリーズ」。
2023年2月、大人気の高機能日焼け止めが「ディフェンス力」を強化してリニューアル。シミ・シワに負けない、あなたらしく輝く未来のために、太陽の下の新しいエイジングケアをご提案します。
特筆すべきは、外的刺激から肌を守る5つの成分・処方技術です。
①排気ガスなどに含まれる有害なガスを分解し、その過程で発生するイオンでプロテクト膜を強固にする成分
②汗でプロテクト膜が強固になる処方
③大気中のちり・ホコリ、花粉を遮断する成分
④ブルーライト

⑤近赤外線をそれぞれカットする粉体
を採用しました。
外的刺激さえも味方につけて、肌のディフェンス力を高めます。
さらにオルビス独自の研究に基づく攻めの成分「マルチプルフィトラスター」もプラス。イキイキと輝くハリと、透明感のある肌をサポートします。
大人気の有効成分「Wナイアシン」も変わらず配合し、日焼け止めでありながら、シワ改善も美白も叶えます。
SPF50+/PA++++の最高峰の紫外線カット力を持ちながらも、きしみや白浮きはナシ。保湿クリーム級のここちよさを実現しました。
UVケアとエイジングケアを両立して、外的刺激からもガードする、オルビス最高峰“攻めと守り”の日焼け止めです。

大変分かりやすい商品説明でした。デパコスも見習ってほしいですね。
この日焼け止めを簡単に説明すると

日焼け止め+美白+シワ改善の1本で3役ってやつです。

最高峰*1紫外線カット力 日焼け止め×コラーゲン産生を促進しシワ改善×メラニンの受け渡しを抑制 美白*2

日焼け止めはそのままですが日焼け止めしてくれます。
シワ改善はナイアシンアミドっていう医薬部外品で真皮のコラーゲンを産生してシワを改善。
美白は同じくナイアシンアミドでメラノサイトに働きかけてシミの原因を抑制してくれます。

感覚的にですが、2500円以下の日焼け止めは日焼け止め効果+落ちにくさ+保湿効果+落ちにくさってイメージがあって
6000円になってくると日焼け止め+エイジング効果or美白ですかね。
なので価格的には両者の真ん中ですが、効果は明かに高額よりな機能をお持ちですね。といってもナイアシンアミド任せか?そこら辺は後でもうちっと掘ってみますが、3000円台としてはかなり高機能な日焼け止めであることは間違いないですし、各雑誌の日焼け止めランキングで1位なのもうなずけます。がそれだけではないのがコチラの商品です。

そして商品説明にもあるように

①排気ガスなどに含まれる有害なガスを分解し、その過程で発生するイオンでプロテクト膜を強固にする成分
②汗でプロテクト膜が強固になる処方
③大気中のちり・ホコリ、花粉を遮断する成分
④ブルーライト

⑤近赤外線をそれぞれカットする粉体

スゴイ技術ですがほんとか?っていう感じもしつつ、言葉遊びのような雰囲気も感じます。化粧品の表現って独特ですよね。気になる所は都度突っ込んでいきたいと思います。

とにかく「攻め」と「守り」を訴求した日焼け止めって事ですね。

①プロテクト膜がうんちゃら

肌になにかが起こるたびになんかのプロテクト膜が活躍するのですが、その膜について少しお話しすると

紫外線カットを付けるとそれだけで安心!とはならずに、汗や摩擦で落ちるのが課題でした。なのでその紫外線カットの膜を強固にすることが求められてきました。でもその強固さが「被膜感」につながって心地よさが失われてしまう‥‥なのでその両立に各社は悩んでいるんです。

〇厚みに着目してなんやかんや凄い事してる

ポーラは紫外線カットの膜の厚みが2倍になると光が10倍透過されにくくなることを発見しました。かといって2倍に厚くするって意味ではなく、紫外線カットの膜は常に厚みを持つべきと考えました。

なので付けた時だけではなく、摩擦などで膜が落ちても使っている時に厚みを補完できれば紫外線カット機能を損なわないと考えシリル化シリカ(シリル化処理無水ケイ酸)+酸化チタンを配合した膜を作りました。


酸化チタンを入れるとこによって大気汚染ガスであるアセトアルデヒドを分解して無害化する技術も使います。その際に化学反応で酢酸イオンに変化します。



すると紫外線カットの膜がイオンに反応するとシリル化シリカは凝集特徴があるため厚みが増します。そのイオンの出どころは先ほどの大気汚染のアセトアルデヒドを分解する技術を使う事で酢酸イオンを生じさせることで厚みが常に保管され続けることになります。
※アセトアルデヒドが酸化すると酢酸に変化する

どうです?ちょいと小難しいですが、アセトアルデヒドは排気ガスやらなんやらで皮膚に与える影響で発疹などの痒みを引き起こします。ホルムアルデヒドも有名ですね。あの手のやつです。数種類の酸化チタンから発見したそうなのでポーラならではかと思います。

ちなみに別名プロテクトエコシステム 名前をいちいちつけるポーラさん

②汗でプロテクト膜が強固に

これはさっきの酢酸イオンにつながる技術かと思います。さっきはアセトアルデヒドを酸化チタンと反応させてましたが、汗に含まれる酢酸イオンか何かで膜が厚くなって強固になるんでしょうね。

③大気中のちり・ホコリ、花粉を遮断

これが先ほどのプロテクト膜か?というと多分そうだろうと思うってことしか分かりませんが、こんな試験結果が載ってました。

<試験方法>
オルビス リンクルブライトUVプロテクターを、ガーゼに均一に塗布し、片方の天面が開放されているアクリルの筒に挟んだ。一方の筒に花粉、またはカーボンブラック(炭素の微粒子)を入れたガラスシャーレを用意し、その上から小型扇風機を回し始めた30秒後に透過量を計測した。

意外と普通の試験方法でしたwww
なので物理的にブロックするよって事です。

④+⑤ブルーライトと近赤外線をマルチカット

はい!何言ってるか分かりませんよね。お察しします。
紫外線が肌に良くないのはスキンケアの世界では常識(?)かと思います。シミやシワの原因として有名ですよね。

そして紫外線の光の中に「近赤外線」「赤色光」というのがあります。
近赤外線は肌の繊維構造を細く変質させてたるみを引き起こす可能性がある事が分かりました。
赤色光は逆に肌の繊維構造の形成を活性化させ、たるみを引き起こしにくくする可能性が事が分かりました。
だったら是非「赤色光」を肌に取り入れて、「近赤外線」はカットしたいですね!!ですがそれぞれの光の波長は「赤」って事で非常に近いため、普通の紫外線カットでは両方ともカットしてしまいます。
なのでポーラグループ(オルビスの会社)は酸化チタンを丸めてイイ感じにすると近赤外線はカットし、赤色光だけは通過できるようにしました。

非常に都合がイイ感じがしますがそういう事です。

そしてその紫外線カットの粒子の大きさを調整することで、ブルーライトもカットしてくれます。

ホワイトショット スキンプロテクター DX: 商品詳細 | ポーラ公式 エイジングケアと美白・化粧品

ブルーライトってスマホとかPCの?なんて私も思ってましたが、紫外線にもブルーライトは標準装備されておりまして、青い光は波長が短い分だけパワーも強いそうです。そのパワーは何と電子機器の数百倍ってなわけで、そんな強いパワーをお持ちって事で肌にはドンな影響があるのか?

それは酸化が進行するだそうです。

つまりシミやシワの進行を助けてしまうってことですね。ぜひカットしていただきたい!


てな具合です。
色んな効果がる感じに話しましたがシリル化処理無水ケイ酸と酸化チタンだけの話ですね。お気づきでしょうけど。なにやら色々やってるんですよ。色々

まだまだ続きます。

ウェルネス因子 FGF21 とか言うヤツ

もう色々あってわけわかんないかもしれませんがまだまだ続きます。なんやら健康因子的なものが肝臓から作られるFGF21ってのが様々な健康に寄与しているそうですが

肌へはどうなん?ってのがありまして、ポーラは調べました。そんでFGF21はコラーゲンを分解する因子を保護するタンパク質(デコリン)が出てくるのを促進してくれることが分かりました。

それがチョウジエキスセイヨウノコギリソウエキスです。そいつがFGF21のような働きをしてくれるんですね。
結果的に真皮環境を整えてハリや弾力のある肌にしてくれます。
そいつを攻めの成分「マルチプルフィトラスター」として配合してます

ルイボスエキスは抗酸化効果が高い成分ですが、毛細血管の機能を回復させて表皮と真皮に栄養を送り届ける力をアップさせてくれます。

ベースエンハンサーWPが入っているってよ

クワエキスとアシタバエキスの複合成分です。
「うるおいを与えイキイキとした肌印象をサポートする保湿成分」とのことですが

ベースエンハンサーWP*も変わらず配合!/桑エキス アシタバエキス *イメージ

クワエキスはコラーゲンの分解抑制
アシタバエキスは保湿や血行促進
なのでハリの維持だけなく、明るい肌に仕上げてくれるってわけです。

他にも

プロテクト膜が水分の蒸散も防ぐね!

伸縮にも強いよ!

です。

お腹いっぱいになったところで肝心の中身

肝心の中身

ナイアシンアミド
パラメトキシケイ皮酸オクチル
BG
メチルフェニルポリシロキサン
シクロペンタシロキサン
ベヘニルアルコール
ジメチコン
ペンタステアリン酸デカグリセリル
トリ(カプリル・カプリン・ミリスチン・ステアリン酸)グリセリル
2,4-ビス-[{4-(2-エチルヘキシルオキシ)-2-ヒドロキシ}-フェニル]-6-(4-メトキシフェニル)-1,3,5-トリアジン
チョウジエキス
セイヨウノコギリソウエキス
アスパラサスリネアリスエキス
桑エキス
アシタバエキス
アルカリゲネス産生多糖体
ジグリセリン
キサンタンガム
2-[4-(ジエチルアミノ)-2-ヒドロキシベンゾイル]安息香酸ヘキシルエステル
トリスエチルヘキシルオキシカルボニルアニリノトリアジン
微粒子酸化チタン
酸化チタン
ステアロイル乳酸Na
ステアリン酸ポリグリセリル
硬化ヤシ油脂肪酸グリセリル硫酸Na
カルボキシビニルポリマー
水酸化K
ビタミンE
ステアリン酸
ベヘニン酸
水酸化Al
セスキイソステアリン酸ソルビタン
フェノキシエタノール
ステアロイルグルタミン酸2Na
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体
グリセリンエチルヘキシルエーテル
シリル化処理無水ケイ酸
セタノール
α-オレフィンオリゴマー
酸化亜鉛


うん!異常なし!今まで紹介した成分以外特別なもんはなさそうです。まだ入っていたらいい加減にしてほしいかもしれません。
ポーラのホワイトショットやBAについては更に糖化の抑制とかの成分が入っているので、それが価格にも転嫁されてます。

買いか!?

買いですね。
スゴイ成分で固められた最新の日焼け止めというよりは、既存の成分を生かして新しい効果を見出した日焼け止めって感じがします。なので今まで日焼け止めでトラブルが無い人なら安心してつかえます。美白有効成分のナイアシンアミドも比較的肌に優しい成分なので、決して低刺激むけではないですが使いやすい日焼け止めと言えます。

保湿効果はなんやかんやで実はそこまで高くないかもしれません。テクスチャーがクリームのようなのでしっとりはするのですが、つける前の保湿はちゃんとした方がいいなぁという印象。

ついでに主観ですが、テクスチャーはそこまでいいとは言えない?というか日焼け止めを付けているというより化粧下地を付けている感覚です。

人気商品なので人気なりの理由はあると思いますが、ただ機能が高いだけの商品は沢山ある中でこの製品は特にバランスがいいですね。
機能・容量・テクスチャー・価格がいいと思います。エッセンスよりだと使いやすいかも?なんて思ったりもしましたが、そうするとこの日焼け止めのリッチな使用感は失われるのでコレが丁度いいんでしょうね。

最後に!というか腰を折るような事を言いますが

それでも4000円の日焼け止め!

安いわけでは無いですが高いわけでもないです。エイジングケアは出来ますが、出来るか出来ないかだと出来る。っていうモノであって、コレを付けたから安心。ではなく、基礎となる化粧水・乳液・保湿液などをしっかりした上で成り立つ「肌を守る」お手入れなので、シワが改善する。シミが改善する。と期待はしすぎないほうがいいと思います。
どう考えても浸透性がいいとは言えませんからね。

以上です。

②ベースエンハンサーWPとマルチプルフィトラスタ―

ビブダン研究所的 【オススメ美白美容液】
シミ・色むら・肝斑をとにかく何とかしたい方
最後まで見ていただきありがとうございます。 今まで色んな美白製品をみてきましたが、どれも資生堂の後追いで常に先端を行っているのはHAKUという製品です。他にも資生堂から販売されている美白は沢山ありますが、コストパフォーマンスでHAKUを超える物はありません。 現在のHAKUは肌の表面だけでなく「毛細血管」から出るシミの信号も抑えるまでになってます。 他のメーカーは美白製品はチロシナーゼの活性阻害という「予防」レベルで高額な製品を発売してます。 早く・確実に・安全に美白をしたい方はぜひHAKUをためしてみてください。 サイズは様々ありますが45gだと約2か月使えます。 あとは肌を守るケア 同じく資生堂のアネッサのデイセラムから「太陽光をスキンケア」に変える日焼け止めが発売されました。今まではただ防ぐだけでしたが、光そのものを味方にする優れものです。 このアネッサの日焼け止めを使うと肌のヒアルロン酸やコラーゲンも産生していることが確認されたそうです。 この「太陽光をスキンケア」に変える効果はデイセラムだけの処方になります。他の日焼け止めには入ってませんのでご注意ください。
ブランド研究ポーラ日焼け止め
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