どうもです。
ただ今の季節は「秋」かと思いますが、まだまだ暑い・・・(9月25日晴れ)
ですが、化粧品はとにかく保湿商戦が激しくなりつつあります。もちろんファンデも美容液ファンデばかりですよね。ってことでそんな激しい荒波に目立つ一つの赤い美容液
ベネフィークセラム
こちらについて掘ってみたいと思います。
このサイトをご覧になっているという事はある程度はご存じの方はいると思いますが、こんなキーワードで溢れてます。
・乾くひまもないほど、うるおいが湧き上がる
・紫外線、乾燥、ストレスや生活環境はなかなか変えられない・・・そんな悪影響をなかったことにしてうるおい肌体質にしてくれる
・肌・からだ・心の「心身ネットワーク」を整えて、うるおいが潤沢で、環境やストレスダメージに強い、肌機能が良好な状態を持続
・透明のジェル美容液と赤いつぶつぶの美容液が時間差浸透。
ってところでしょうか。
あと20のアプローチってのもありますよね。
これらはこれらでイジリ甲斐がないのでスルーさせていただきます。
ベネフィークセラムって
ベネフィークセラム
50ml 11000円
約2か月分(多分)
肌・からだ・心、すべては美につながっている。
この一瞬から、一生揺るがない美しさへ。
まるで10年前のうるおいの記憶が肌に舞いおりる至福の時間を。
透明ジェルが瞬時になじむと、赤い粒がはじける時間差浸透処方。角層細胞ひとつひとつをふっくらうるおし、隠れ乾燥まで防御する。赤い実の高保湿エイジングケア美容液
大きな特徴としては3点くらいか?
ボタニカルなスキンケアシリーズなので、配合する成分を自然な物にこだわっていたります。ちなみに肌に優しいかどうかは別問題なのであしからず
<大地の美容成分>
これらがベネフィークセラムの肌・からだ・心の「心身ネットワーク」を整えてっていうヤツのキー成分になるわけですが、毛細血管や女性ホルモン、自律神経に関わる部分をケアしていって美肌に導いてくれると。
<時間差浸透処方>
資生堂は乳化・浸透技術がパ無いです。すこし冷めたいい方になりますが、店頭のパフォーマンスとしてはかなり効果を期待できそうなうまく作られた処方かと思います。
香り良し⇒テクスチャー良し⇒視覚的にも良し⇒肌なじみ良しという感じで何を刺激してくれているかというと
嗅覚と触覚以外に視覚にもお手入れの喜びを感じさせる仕掛けが施されている感じです。物理的にそこまで時間差があるかというと・・・・ほぼ同時に感じますが、普通のスキンケアよりは五感に働きかける部分が多い美容液ですね。
<人間工学に基づくデザイン>
これってよく挙げられるメーカーのPRポイントだけど、人間工学なんてすこぶるどうでもいいです。デザインを優先しつつ、化粧台に入れたときに邪魔にならないフォルム希望します。
私の第一印象「縄文時代の矢じりだな」
本当に伝えたいことはそんな事なのか?資生堂さん
もう少し掘ってみます。
肝心の中身
いつもの通り、全成分を載せると激しく長いので肝心な部分だけ
マルチトール | 保湿 |
トレハロース | 角層細胞収縮抑制 |
トウキ根エキス | チロシナーゼ活性阻害、ヒアルロン酸産生 |
セイヨウサンザシエキス | 血流改善くすみケア(Hb飽和度) |
ナツメ果実エキス | 抗炎症、ターンオーバー促進 |
オタネニンジン根エキス | 血管内皮細胞形成促進※高麗人参 |
ブドウ種子油 | 抗酸化(紫外線に有効) |
サフラワー油 | 抗炎症 |
ツバキ種子油 | コラーゲン・ヒアルロン酸産生 |
レスベラトロール | 抗酸化 |
ボタンボウフウ葉/茎エキス | 抗酸化 |
カシアエキス | 肌荒れ改善※カスパーゼ14産生促進 |
ん~何というか、何か起こってからの事と、何か起こらないようにする成分で固めてるって感じ??
保湿はモチロンなのですが、乾燥による角層の収縮を抑えてキメを整えたり、老化による部分で毛細血管の強化+その血中の質を高めてくれます。単純にくすみを抑えてその人それぞれの肌の明るさを取り戻してくれます。抗炎症にも対応しているので、肌荒れやシミの原因になりがちな部分もケアしてくれそうです。
そして気になったのが抗酸化効果が高い事。
資生堂はこんな健康食品を売ってたりしますが、どれも共通して抗酸化効果が高い事。
レスベラトロールはもうないかな?でも長命草はどこでも目にしますね。与那国島のボタンボウフウっていう海水で育てた植物だった気がします。そんなミネラルも豊富な成分をブッコんでいるみたいです。長寿遺伝子に働きかけるとかで特許を取っていますね。
酸化はあらゆる肌ダメージの起点なので、徹底的に何とかしようって気概を感じます。
そういう意味ではエイジング肌にこそウレシイ美容液な気がしますね。
ただし、あくまでケアの範囲は表皮までの印象です。
β‐ノイズの話
少し小難しい話を挟むのですいません。ベネフィークセラムの肝になる所かなと思います。
肌っていうのは常に何かの刺激を受けています。例えば乾燥、紫外線、大気汚染などなどですね。
それらが肌に影響を及ぼそうとしていると、神経伝達物質を使って肌に異常を知らせます。
そしてその異常に対処するのによく耳にする免疫機能のスター選手・ランゲルハンス細胞が活躍します。異常を鎮静化して肌の恒常性を維持してくれます。
が、
ランゲルハンスさんは酸化に弱いです。紫外線や皮脂などによる酸化ダメージにより、数を減らしてしまうわけです。おまけにストレスにも弱かったりもします。そして数が減ると異常に対して対処がしにくくなります。つまり悪影響にさらされやすい肌になってしまうという事です。
しかも!さらに恐ろしい事が起こります。それがβノイズ(不快シグナル?)です。紫外線や乾燥によって発生するのですが、それがなにをするかというと神経伝達物質がうまく機能しなくなります。
ん?って思うかもしれませんが、神経伝達物質が機能しないとランゲルハンスさんは動いてくれません。見て見ぬふりというか、見てさえいません。肌の異常に対処できなくなるうえに、先ほど言ったようにランゲルハンスさんは酸化やストレスに弱いので、無防備状態で袋叩きにあって、肌がさらされるあらゆる悪影響になすすべなく数を減らし続けていくわけです。
ベネフィークセラムはそんなβノイズの除去も行ってくれるので、免疫機能を助ける上に、その機能を高いレベルに昇華してくれます。
なので、美容部員さんとかが口にする「乾燥やダメージに強い~」とか「悪影響をなかった事にしてくれる~」ってのは、そういう事です。しかもベネフィークセラムは酸化に対しても高い効果があることが先ほどの成分表で分かったと思います。
ダメージを受けると事に対してかなり臆病なまでに慎重に肌を「過保護」にしてくれる美容液ですね。
買いか?
言い忘れましたがオレンジエレメント。香気成分で血流、リンパ、免疫、神経系に働きかけて改善してくれるみたいです。さっきβノイズの話をしましたが、オレンジエレメントでの効果かもしれませんので鼻炎の人は効果が薄い可能性が懸念されます。
買いか!というと
使う事で悪いことはない。って感じです。
肌・体・心のネットワークを何とかして美肌を目指すのも何となく察しましたが、私が美容部員だった場合。どんなお客様にご紹介するか?って考えると。少しボヤけるんですよね。保湿・抗炎症・抗酸化など、スキンケアとしての機能はしっかり果たしていますし、ベネフィーク内でもあまりかぶらない製品。おまけに汎用導入美容液的ポジションは空いてます。
その謎は開発背景にあるのかな?と思います。
《開発背景》
化粧品専門店専用ブランド「ベネフィーク」は、肌と心に寄り添うブランドとして、東洋の知恵と大地の恵みを肌へとめぐらせ、その人が願う美しさや個性を叶えてきました。ブランド誕生から51年目となる2023年秋、肌・からだ・心、すべてをつないでいる「心身ネットワーク」研究の集大成を迎えます。心身ネットワーク研究の結果、乾燥や肌あれは、五感から受け取る情報により肌の神経細胞が反応し、不快シグナルを発生させることに着目。ベネフィークは、不快シグナルが悪影響をおよぼさないことを目指し、東洋の知恵と大地の恵みにより、対処的ではなく美しさの源へと積極的にアプローチします。一生揺るがない美しさへと導くために、ベネフィークは新たな一歩をスタートします。
これがすべてではないと思いますが、そもそも対象とする消費者の悩みや要望ありきではなく、メーカーのプロモーション活動用美容液のようです。
最近取り上げたアクアレーベルのジェルクリームは忙しい人でも充実のお手入れ。みたいに開発背景に消費者が見えてこないイメージ?説明しずらいです。
良く言うと万人に向けて誰でも好きに使える美容液です。
今使っている基礎化粧品に不満やより高いレベルを求める人や、しっかりと確実に効果のある美容液を求めている人にはいいかもしれません。
悪い製品ではないんですけどね。特徴を持たせようと盛りすぎたかな?
以上です。