【角質層】と【角層】はなんでメーカーで統一されていないのか??

スキンケアとネタ
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ふと思いました。

中学校か高校の授業で自分の細胞を顕微鏡でみますよね?

そんでその時に見るのは

『角質層』を見ていたと思います。

よかったら動画も取って見たのでみてみてください


でも化粧品に触れると『角質層』だったものが『角層』に言い方が変わっていたりします。

同じ所で同じ細胞なのに呼び方が変わります。


※医者ではないので医学的な知見は無しで進みます。あくまで美容部員レベルの話で進みます。


でもそれは何10年も前の話で、今もそのいい方か?というと

まだ生物の教科書でもこんな表記のようです。

これが資生堂になると

ん!角層です。

なんでちがう?

化粧品メーカーはみんなそうなのか?

と思っていると

これはソース不明ですが角質層


そう!いまいち統一感ないんです。


美容に片足突っ込んで傍観している立場ですが

そのとらえ方によって

スキンケアがどのような思想で作られているかが分かったりしま

そこのところを少し紹介します。

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肌の細胞ってのはそもそも??

ターンオーバーってありますよね?

肌の生まれ変わりで

基底層から細胞が分裂して

有棘層→顆粒層→角質層となっていって垢となって剥がれていくと

その過程がだいたい1か月半とか言われているわけです。


そして剥がれたらまた下から細胞が出てきて剥がれてを繰り返して人間出来てます。

なので『上に行ったら死んだ細胞が剥がれる』のです!が!!!!


その役目を終えて表層にたまっている死んだ細胞が0.02mmたまっているのが『角質層』です。

片や

役割をまだまだ終えずに、肌の表層に来ても保湿機能、バリア機能を維持している生きた細胞が『角層』です。

もうちっと掘り進めます。


角質層の考え方と化粧品

これは15年~20年くらい前までは当たり前の考え方で

肌の表面は、基底層から細胞分裂したら次に有棘層に入って、顆粒層まできたら役割を終えて肌細胞は死んでいく。

つまり生まれてから死に向かって進んでいるのが角質層です。

そして皮脂膜ってありますよね?それは汗と皮脂でできる天然の保護クリームです。

それがあるから死んだ細胞があっても潤いを保てる。


しかし!死んだ細胞がいつまでもいると

乾燥・クスミ・シワ・化粧ノリとかが悪くなるので

水分(化粧水)を補給して死んだ細胞に潤いを与え、でも死んでいるから油分を持ってないから水分が飛んじゃう。だから油分(乳液)を塗ってフタをしよう。

そうすると水分と油分が混ざり合って皮脂膜の代わりになるから保湿機能とバリア機能が担保されるよね!となるんです。

結構普通の事ですが、角質層として記載している限りはその思想であり、化粧品の設計はその考えに基づいて作られています。


皮脂膜の代わりになるのがポイントで、表皮の中、、、、、というよりも表皮の上の話になります。

もちろん美白成分とか保湿成分、ハリ成分で処方は変わりますが、基本的な設計はそんな感じです。

角層の考え方と化粧品

角層はここ15年~20年前に台頭してきた考え方です。

肌の表面は、基底層から細胞分裂したら次に有棘層に入って、顆粒層まできたら役割を終えて肌細胞は死んでいく。 まずこの考え方から違います。

途中までは同じで、上でも書いたように

顆粒層から上にいったら細胞は死ぬのではなく『成熟』とか『完成』とかと表現されます。


肌の表面には役割があって

・保湿機能 → 潤いを保つ、クスミを抑え、明るく透明感のある肌に

・バリア機能 → 外からの影響から肌を守る。内側からのストレスにも強い肌に

というのが大きな役割


ではそれをするのに死んだ細胞が出来るか?というと死んだ細胞にそんなことは出来ないじゃね?きっとなんか重要なコトしてんだよ!

って調べたら

NMFやらケラチン、セラミド、細胞膜、角化外膜やらなんやらのたんぱく質を育てて行っていることが分かった!

という事です。

死んでいるどころかめちゃくちゃ活躍している。


でもいろんなトラブルが人間にはあるから

それによって角化外膜が育たないと、細胞間脂質が整わないから、保湿機能もバリア機能も発揮されずに、肌の中にも悪影響が出てしまって悪循環になる。(肌トラブルの根本的正体)


なので、化粧水で潤いを与えて「一つ一つの細胞」を潤いでみたし、乳液で「細胞間脂質」を整えると、細胞がレンガのように整列するから保湿機能とバリア機能が担保される。すると角層の細胞の外側にある角化外膜が丈夫になるので、恒常性維持機能(ググって)がよくなる。


というわけです。


つまり化粧品としてみると皮脂膜か角化外膜か

ざっくりまとめると

角質層 → 皮脂膜の代わり

角層 → 細胞の育成


って感じです。

角質層の理論がまちがっているというわけではないですが表面中の表面の話に限定してしまいます。

角層は最新とはいえ、まだまだ研究の段階でこれからもいろんな事がわかってくるでしょう。その過程のまだ一つに過ぎない理論です。


CMの「角層まで」という左下の※マーク

ここまで読んでいただいてわかりましたでしょうか??

少し自信がありません。テキストだと説明しずらいですね。


よくスキンケアのCMで小さく『※角層まで』ってあるじゃないですか。

人によっては「角層なんてほんとに肌の表面じゃん!意味ないじゃん!」って思いますでしょうし、ブログでもそういう意見みますし、私もします。

でも実はその角層ですら最近になってやっとわかったことが増えているのが現状で

「角層」の育成無くして美容液もクリームの意味がないんですよね。


なのでCMをみると一方でそんなもんとか思いながらも

もう一方で おっ ちゃんとしたスキンケアっぽいな!

とも思ったりします。




少し分かりにくい内容かもしれませんが、ぜひこれからは「角層」と書かれているスキンケアを買う事をおススメします。

角質層と書いているのは古い設計の可能性が高いです。


以上です。

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