ストーブはガス派、バルサンです。
化粧品という性格上
お客様の肌に合わないということはよくあります。
とは言え、薬事法上でも化粧品は化粧品で医薬品ではなく所詮化粧品です。
医薬部外品を扱うこともありますが
リポビタンDだって医薬部外品です。
ただ化粧品という女性が毎日使うものなので
何かあった場合はかなりデリケートな問題として取り扱う必要があります。
決して安くはない製品を買ったら、それに対して期待もしますし
肌に合わなかったら落胆でしょう・・・
しかも肌に合わないものなんて2度と使いませんよね
、一回使ったものを人にあげるなんて言うのもありえません。(メルカリ出してる人がいる)
↑そもそも肌にあわないというデメリットを感じたものを人に勧めるか??
というわけで返品の話題
返品ってそもそも最初のアプローチが電話なことが多いです。
お客様も不安なので、その不安から解消しようとお店に電話したり、お医者さんに電話したりします。
そして来店いただいて肌を見せてもらい、状態や使用方法の確認、対応の相談をしていきます。
あくまで購入したのはお客さまの意志であり、カウンセリングして納得した上での購入なので
『肌にあいませんでしたぁ、返品してくださぁ~い』
って言うほど簡単にはいきません。
理由もしっかり聞かないといけませんし、会社への報告もにしなければなりません。
皮膚科に同行することさえあります。
ホントに面倒でデリケートです。
そして私たちは販売員であり、医師ではないので相談を受けても断定はしません。
医師と相談してください。って感じです。
肌トラブルの場合はもちろん返品には応じます。
『肌に合わない』は立派な理由なので、購入後すぐなら対応することが多いです。
中には1か月して、半分以上使ってから返品する人もいます。。。。
でももっとすごい人もいます。
その日は電話を受けたのが私だったので、責任をもって対処いたしました。
後日、返品希望のお客様が来て製品・レシート・ヒアリングとつつがなく進み
問題がないので返品をお受けします。
目視で症状が確認できなくても、自覚症状でヒリヒリするとか痛みがあるのであればそれでも十分です。
化粧水と乳液かな?と記憶してますが、1本1万円とかしてます。
そしてお帰りいただいたあと・・・中身が違うことが発覚しました。
つまり、、、、中身を取り出して、代わりの何かをいれたようです。
実は返品時に中身は確認しません。
ルールといいましょうか、性善説が前提の体制でした。
お預かりした製品は、返品箱にいれて製品本部に送り返します。
そして本部の方ではその内容を精査して、今後の製品作りに活かす・・・・と
お客様から預かった状態を維持して本部に渡さないとダメというルールという感じです。
そんでその化粧水の中身ですが、違う化粧水が入っていたようです。
まさか中身を変えて返品するなんて、、、考えついてもやるか??
人としてやっちゃっていいの?ってレベルの事ですよね
ちなみに1万円とかの化粧水って
びっくりするくらい香りがいいです。
香りもスキンケアの一部という感覚なので、アロマ効果を期待した高貴な香りがするものが多く
テクスチャーも浸透性がよいもので、1000円台とは全く違います。
が!!さすがに入れ替えたのが水だったら気づきます
でも化粧水に化粧水が入っていたらわからないよ・・・
そこまで疑ったらやてらんないです。
でもそういうお客様の情報ってすごい共有されます。
常習犯なんてのは特にそうで
特徴、しゃべり方、パターンやカルテなどわかる限りの情報を
メールとか電子カルテに蓄積されていきます。
んで常習犯ってホントにいるんですよね
他メーカーでも、デパート事態で把握しているケースもあるので
デパート社員さんが『こういう特徴の人は警戒するように』と教えてくれたりもするんです。
まぁ化粧水の中身を入れ替えるのは何の魔法でもないのですが
この手のやり口は国産メーカーに多いように感じます。
国産メーカーがよく被害にあっていたと記憶してます。
配分も3分の1だけ残して混ぜたりすると、香りもテクスチャーも限りなく近くなります。
乳液に至ってはほとんどどのメーカーも変わらない上に
色は言わずもがな白ですし、わからないですよね。
警察沙汰になったのまでは聞いたことはないですが
これだと窃盗ではなく詐欺になるのかな??
やるリスクはかなり高いと思うので、バレないと思っている方はやめた方がいいですよ。
以上です。