どうもです。
ちょっと気になるブランドがあったので勝手に掘っていきたいと思います。愛用している方も多いのでは?
資生堂 ベネフィーク です。
まずはどんなブランドなのか知ってもらえるように、ホームページで公式にどんなブランドか説明しているテキストがあるので是非見てください。
私たちにやって来る、人生の変節点。そのたびに、肌も、心もゆれる。
私たちの生き方は、選択の連続だ。
自分で選んだ、
そうせざるを得なかった、
結果的にたどり着いた…、
だから人生の変節点は何度も訪れる。
得るものもたくさんある。
だけど肌も心もそのたびにゆれて、戸惑う。また年齢とともに、自分だけではどうにもならないこと
自分の思うようにはならないことも知る。肌も毎日も。
知らぬ間に、肌と心にもやもやと
くもりがたまってゆく。
これから先はどうなるんだろう年齢とともに、自分だけでは解決できない、美の戸惑いを感じる、すべての方へ。
ベネフィークは、そんな戸惑いを、
ベネフィークHPより
肌から解決していくブランドです。
人生の変節点のたびに、
あなたにずっと寄り添っていきたいのです。
お前は何をいっているんだ??
どんなことしてくれるブランドなのかなぁと思ったらかなり香ばしいポエムを読まされました。初見の人、どんな効果のあるスキンケアか分かりましたか?安心してください。
私もよくわかりません。
エイジングなのか?美白なのか?保湿なのか?肌荒れなのか?こいつは何をしてくれんだ?伝える気がまさに”0”なベネフィークについてどんなブランドなのかを紹介したいと思います。お付き合いください。
ちなみに 浄化 とか めぐり とかの文言が多いのですが、それはベネフィークの特徴を表現するフレーズであって、不確かな効果についてはスルーします。
ベネフィークって
日本が誇る世界の資生堂が化粧品専門店用に用意したブランドです。人によっては見たこともないと思います。どこでもおいているわけでは無いのでドラッグストア・デパート・量販店・空港などには置いていないです。
取り扱いはホームページで検索できますが
意外と近くに無いって人多いかも?それか一か所しかないとか。個人店のようなクセのある店も多いので、苦手な人は通販で買うといいかもですね。なんていうか、店の雰囲気が独特ですね。アットコスメストア(原宿)ならだれにも声を掛けられることなく触り放題です。
価格帯は3000円から8000円くらいのもので構成されているので、中価格帯よりもやや高めのスキンケアです。ただし、ベネフィークの中でもブランドが細分化されていますので、物によって価格はまちまちって感じでしょうか。細分化されている分は後でまとめます。
例えば資生堂でいうと、『アクアレーベル使っている人がランクアップさせる先にエリクシールがあると思います。そこにもう一つなにかないかな?って時にはベネフィークが出てきます。』アルビオンならフラルネ。コスメデコルテならイドラクラリティみたいなランクなのかな?って感じですが、他のスキンケアとは一味違うところがあります。
それがボタニカル系スキンケアであるという事
パワーボタニカルの力
やっとどんなスキンケアなのか?という枠が見えてきましたね。
ボタニカルっていうのは「植物」っていう意味で、大体のスキンケアは化学的な成分や石油系の成分で作られています。ボタニカルスキンケアは植物由来の成分で構成されています。ちなみにオーガニックはその植物の栽培方法などにもこだわっています。
ただし、ボタニカルが法律で定義されているわけでは無いので「ボタニカル=健康!肌に優しい!」っていう成分だけで構成されているかと思いきやバリバリに化学的な成分が配合されている物がほとんどです。なのでベネフィークはどちらかというと
化学系ボタニカルスキンケアってなりますね。
一例を挙げますと、化粧水はこんな感じ
トラネキサム酸*,ケイ皮エキス,トウキエキス(1),ジオウエキス,セイヨウサンザシエキス,クロレラエキス,サクラ葉抽出液,イザヨイバラエキス,ショウキョウエキス,精製水,ジプロピレングリコール,エタノール,濃グリセリン,ポリエチレングリコール1500,ポリオキシエチレン(14)ポリオキシプロピレン(7)ジメチルエーテル,1,3-ブチレングリコール,ポリオキシエチレンメチルグルコシド,キシリット,α-オレフィンオリゴマー,ポリオキシエチレンフィトステロール,イソステアリルアルコール,イソステアリン酸,エリスリトール,ポリオキシエチレン(17)ポリオキシプロピレン(4)ジメチルエーテル,エデト酸二ナトリウム,クエン酸ナトリウム,ヒアルロン酸ナトリウム(2),セスキオレイン酸ソルビタン,クエン酸,N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸カリウム,無水エタノール,ピロ亜硫酸ナトリウム,イノシット,水酸化カリウム,ヨクイニンエキス,カリンエキス,フェノキシエタノール,香料,赤色504号,黄色4号
ざっと見てもらうとわかる通り、乳化剤やエタノール、香料、色素が入ってます。もちろん肌に影響の少なく配慮されてますので、それらがよくないって話ではなく、そういう種類のスキンケアだという事です。
防腐剤フリーなら取り扱いに慎重にならなければいけませんし、無香料は無香料にする成分を入れたり逆に元々の成分の香りのクセが強かったり、エタノールフリーだと使用感がわるかったりなどなど・・・・・色々あります。
そんなパワーボタニカルなスキンケアは簡単に言うと、潤いと透明感、ハリを与えて、くすみや陰りの無い明るい肌を目指す。ってとこでしょうか。各ブランドごとにボタニカル成分を分けて、トラネキサム酸などの特徴をとらえた成分を各アイテムに配置しているため、明確な目的。つまり「こういう肌になってほしい」「こんな悩みから解放してもらいたい」っていう構成になってます。
4つのブランド
ベネフィークの中にも4つに分かれてます。
・ベネフィーク
・ベネフィーク リュクス
・ベネフィーク エッセンシャル
・ベネフィーク ドゥ―ス
名前で分かるような分からんような?それぞれの特徴をまとめるとこんな感じ
ブランド | パワーボタニカル成分 | 特徴 |
ベネフィーク | ケイヒエキス・トウキエキス・ジオウエキス | コレ使っとけば間違いない奴 |
ベネフィーク リュクス | ケイヒエキ・スターフルーツエキス・ジュウヤクエキス | 独自の美容法でフェースラインをスッキリ |
ベネフィーク エッセンシャル | ケイヒエキス | オールインワンタイプのジェネリックスキンケア |
ベネフィーク ドゥ―ス | ケイヒエキス・サイコエキス・カスムナールエキス | 高浸透を目指したしっとり肌スキンケア |
一言にベネフィークと言っても色々ありますよね。スキンケア中心に話してますが、もちろんファンデーションもありますし、ジーニアスシリーズ・ニキビ専用・サプリメントにボディケアとキリがないので、基本のスキンケアだけ取り上げていきます。
そんで見てもらうとお分かりの通り
ケイヒエキスというのが共通で必ず入っているのも特徴です。
コチラは色んな機能が確認されてますが、
毛細血管の老化をストップ、抗酸化効果
が主な効果です。それを中心に他にも肌にイイ成分をブッコんでいるわけですが、対象のお客様をライフステージがなんちゃらとか色々オブラートに包んでメーカーは言ってくれますが、平たく言うと
加齢で肌も衰えるし、忙しかったりして不規則、かといってちゃんと自分の肌をメンテしてるかって言うと出来てないし、乾燥・シワ・シミ・くすみ・たるみが気になるけど何かバリバリ肌に悪そうな成分を肌に乗せるのは忍びないから、劇的な変化がすぐに無くてもいいからせめて植物中心でスキンケアをしたいような人にもちゃんと効果が出るようにしてくれます。
ただ、そんな成分もヒアルロン酸だとか、Lセリン、だとかのちょっと化学的なのではなく、大地の恵みを感じてもらえるような天然系の成分で構成されてます。
次はそこらへんを詳しく見てみます。
「洗浄→浄化→潤化」 ベネフィーク 30~40代
はい!とりあえずこちら使っとけデス。むかし蛯原友里(ゆり)がモデルをやってたのでじろじろ見てました。
肌本来の美しさを引き出すために。古来より人々のために活用されてきた東洋の知恵・植物の力を厳選して、選りすぐりの大地からの恵みパワーボタニカル*1 成分を配合。“浄化とめぐり”をさらに極めて、芯からクリアな美しさに導く新スキンケア・ベースメイクシリーズ。
「肌に積もる老廃物を浄化し、大地からの恵みを選りすぐったパワーボタニカルが角層深くまでうるおいをしっかりめぐらせ、ハリ・弾力、透明感を与えて、クリアで明るい肌」に導きます。薬用美白有効成分がメラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを予防します。
商品説明でほぼいう事ないですが、そんなパワーボタニカルな奴はこいつらです。
ケイヒエキス:毛細血管の老化をストップ、抗酸化効果など
トウキエキス:チロシナーゼ活性阻害、ヒアルロン酸産生など
ジオウエキス:血流改善など
30代以降になると、お肌は乾燥・シワ・シミ・くすみなど肌の外見を大きく変えてしまう肌状態に陥りやすいです。仕事やら生活習慣もそうですし、単純に加齢もそうですね。そんな加齢なお肌にも潤いとハリを与えて明るい肌に整えてくれます。
化粧水・乳液には美白有効成分のトラネキサム酸まで入っているので、メラニンのケアもばっちりですから、一品でいろいろなエイジングサインをケア出来るスキンケアになってます。
化粧水は4950円・乳液は6050円なので、デパコスで見ても標準くらいの 価格帯です。
「流して 持ち上げ キープする」 ベネフィーク リュクス
ベネフィークだけではケアしきれない気がする!でもボタニカルなケアを効果的に確実にやりたい!だってもう効果を待っている時間はないから!!
大地からの恵みを選りすぐったパワーボタニカルL※2成分を配合。独自の美容法で溜まりを流しながら、フェイスラインの肌まですっきりとしたクリアなハリ肌へと導く新スキンケア・ベースメイクシリーズ。
スキンケアは、独自の美容法「流して 持ち上げ キープする」と効果的な使い方で、フェイスラインの肌まで自信を与えます。
結局、スキンケアをただ塗っているだけではどうにも効果があるのかどうかわかんない!ってでてくるんですよね。年を重ねると。そんな世代になったのに対策を怠ったけどちゃんとしたい人へ
ケイヒエキス:毛細血管の老化をストップ、抗酸化効果など
スターフルーツエキス:コラーゲン産生、抗酸化効果など
ジュウヤクエキス:毛細血管太くする
50代ともなると何が原因か分からないような肌トラブルに見舞われますが、逆になにも感じないって人もいます。ただ同じなのは老化によるたるみやハリの無さは、肌のメリハリを感じさせない印象になってしまいます。
たまに目の周りをグルツとアイライン引いている夫人を見たことあるとおもいます。アレはメイクが下手とかやり方が分からないとかではなく、そうしないと目の存在感が魚に劣るレベルになるんですね。
それが顔面レベルでおこるとエライ事になりますので、肌をいじめ抜くような手技で引き上げまくりながらもボタニカルパワーでハリを与えていってくれます。
ついでにこちらは化粧水・乳液ではなく保湿液という形態です。
保湿液は9680円とちと高額…リバイタルクラスの価格ですが、一品でOKなのでそんなもんかもしれません。
「浄化→潤化→ベースメイク」 ベネフィーク エッセンシャル
生きているのもめんどくさい人でも使えるように、ハードルを下げまくったスキンケア。中身もハードル下げまくった手抜きな逸品
大地からの恵みを選りすぐったパワーボタニカル E 成分と、研究技術を活かした資生堂高精製バイオヒアルロン酸を配合。深いうるおいで満たされる高保水オールインワンの新スキンケア・ベースメイクシリーズ。
資生堂がこれまで開発した実績のある成分と、ヒット商品の技術を受け継いだ「ジェネリック発想」だから、手に取りやすい価格、且つ、満足感が得られるスキンケアアイテム。
オールインワン!ですが……その正体は?
ケイヒエキス:毛細血管の老化をストップ、抗酸化効果など
とくに年代の設定はされていませんが、成分的にみても20代のお手入れかな?って感じです。根拠としては基底膜のケアをしているから。基底膜は表皮と真皮の間にある薄い膜で、表皮と真皮の情報交換・栄養を届ける・老廃物を取り除くなどの機能があります。ただ地味に大事な膜ですが、紫外線・ストレス・乾燥などでダメージを受けると肌荒れや将来のシミ・シワにつながりますのでアーリーエイジングには必須なお手入れです。
今後深堀をしたいのですが、こちらはホントに必要最小限を極めたお手頃スキンケアです。
リュクスと同じく保湿液タイプで3080円。ベネフィーク内の価格差にめまいがしますが、エリクシールよりやや下のランクになるかな?価格で見てるわけでは無いですよ?価格と効果、使用法から鑑みてです。
「肌に浸透する」 ベネフィーク ドゥ―ス
もはや界面活性剤やエタノール次第では?高浸透マジック!!
肌のリズムとうるおいバリア機能の関係に着目した新スキンケアシリーズ。うるおってやわらかく、透明感冴えわたる肌へ導きます。
常識にとらわれないことでかなえた浸透感。化粧品がなじみにくくなった肌にも吸い込まれるように浸透し、うるおいをめぐらせる化粧水と乳液。
浸透させたいなら導入美容液でも作ればいいんじゃね?
ケイヒエキス:毛細血管の老化をストップ、抗酸化効果など
サイコエキス:抗酸化・コラーゲン、エラスチン分解抑制
カスムナールエキス:コラーゲン産生促進
高浸透をPRしてますが、どんないいスキンケアつけてもホントに肌のコンディションが悪いと肌の上をただツルツルヌルヌルして全然お手入れが楽しくないんですね。そんでスキンケアって「お手入れをしている感」を出すために「とろみ」を付けたり「揮発」させたります。
そんでこちらもそれにもれず、「お手入れしている感」を重視して「あえてサッパリ目」に作ったスキンケアです。極端ですが、「私はエイジングケアしたい!」ってなってもほとんどが「とろみ」や「しっとり感」を訴求するものばかりです。ただこちらのスキンケアはしっとり感はありますがよくあるエイジングケアとは違ってかなりサッパリ。乳液なんて乳液ではなく美容液みたいな感じです。
エリクシールの水クリームかDプログラムエッセンスAC(廃盤)みたいなやつですね。
価格帯は4000円というまさにベネフィークとベネフィーク リュクスを意識しまくった価格。
ただし!需要がイマイチ分からんですね。カタログにも載ってない?
どれがいいのか?
とりあえずまとめるとこんな感じ。※独自目線で目安です。
ブランド | 対象年齢(推奨) | 悩み |
ベネフィーク | 30代以降 | 乾燥・ハリ・シワ・くすみ |
ベネフィーク リュクス | 50代以降 | 乾燥・ハリ・シワ・くすみ・たるみ・肌荒れ |
ベネフィーク エッセンシャル | 20代以降 | 乾燥・不安定肌 |
ベネフィーク ドゥ―ス | 40代以降 | 乾燥・ハリ・シワ・たるみ |
な感じです。個人的な目線なので、資生堂のHPとはずれがありますが概ねあってると思います。
なのでベネフィーク漬けの人生を歩む場合は
ベネフィーク エッセンシャル
↓
ベネフィーク
↓
ベネフィーク ドゥ―ス
↓
ベネフィーク リュクス
って事になりますね。
どうでしょうか?とりあえず選ぶ目安にはなりますか?
私は通常のベネフィークしか使ったことがないので、実はあまりよく知りませんでした。とういうか資生堂の美容部員さんもホームページ以上の事は知らない感じかのかな?という印象なので、コレがすべてではないです。もっといろいろな効果がありますので、次回あたりはそれぞれのブランドの基本ケアである化粧水と乳液がどんなもんなのかを掘ってみたいと思います。
ただし、ベネフィークをご存じの方はお気づきかと思いますが
ベネフィーク ドゥ―スってカタログに載ってません。これってなんなん??って人もいると思います。イヤイヤあんたが紹介したやん?ってかんじですが、ベネフィーク ドゥ―スは2019年に発売されました。しかし2021年には生産調整品扱いになりました。生産調整品は今後フェードアウトしていく商品みたいなもんです。なので店頭から姿を消します。でも「無くさないで!」って要望が多いかったそうで、2022年から通常品に切り替わった経緯があります。ただし、きっと不人気だったのかな?一度リストラの対象になったからにはまた再燃するかもしれませんね。
今日は以上です。