紫外線対策は怠りませんん。バルサンです。
美白美容液使ってますか?「美白美容液 ラインキング」で検索すると
おすすめ人気ランキング87選って出てきますが、87も出てきて意味あるんですかね?
私も美容部員として活動していて、なんとも疑問が抜けきらない売り方をし続けてきましたが、やはりどう考えても美白美容液でシミは消えないんですよね。
私は美容部員なので、皮膚科の専門医ではありません。なので、あくまで「美容」というカテゴリを抜けない範囲での事しか言えないのですが
やはりシミは消えません。そこを少し掘り下げていきます。
シミができる過程
どこにでも情報は転がっているのですが、すこしおさらいしときます。
という事ですね。
つまり、紫外線以外でもなんかの拍子でシミは出てくるわけで、人体の持つ防御する力の一つです。
でもそれがシミってことになると、ケアしたいってなるんです。
ビタミンCはシミに効果があるのか
よく美容の業界ではメラニンの発生を阻害するとか、黒色になったメラニンを還元するとかいわれています。
多分効くくんじゃないでしょうか?人工皮膚の結果を見せてもらったことがありますが、確かに効果は出ているんだぁという成分のようです。
ただビタミンCだけではダメで、美容成分としてはビタミンC誘導体として配合していなきゃいけないので、それはメーカーがどう表記するかになります。
他にもアルブチンやらm-トラネキサム酸やらありますが、メラニンの発生に関わる酵素を阻害したり、シミ周りの炎症を抑える効果があるもので、ビタミンCとはまた違いますね。
どの成分も今あるシミを薄くしたりする作用があることは分かります。
なので、なんにせよ入っていないよりは入っていた方がシミに効果があり、肌を明るくすることは可能なはずです。
医薬部外品とはいいますが、所詮、医薬部外品です。
化粧品のパッケージに医薬部外品とか書いていたり、美容部員が医薬部外品アピールをしたりしますが、
リポビDや歯磨き粉のGUMだって医薬部外品(指定)です。
ちなみに”化粧品”は
体を清潔にしたり、外見を際立たせる目的で、皮膚等に塗布等するもので、作用が緩和なものをいう。
wiki
一応”医薬部外品”は
日本の医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律に定められた、医薬品と化粧品の中間的な分類で、人体に対する作用の緩やかなもので機械器具でないものである。 予防効果をうたったり、医薬品よりは緩和だが人体に何らかの改善効果をもたらすものがこれに含まれる。
wiki
ついでに”医薬品”は
医薬品とは、ヒトや動物の疾病の診断・治療・予防を行うために与える薬品。使用形態としては、飲むもの、塗るもの、注射するものなどがある。医師の診察によって処方される処方箋医薬品、薬局で買える一般用医薬品がある。医薬品は治験を行って有効性が示されれば先発医薬品として承認される。
wiki
という分け方がお国で決まってます。
医薬品はご存じのとおり処方箋もらってウンニャラカンニャラです。なので国家資格のある人が扱えるわけで、そんなん持ってない美容部員は、『化粧品』や『医薬部外品』なら扱えるわけです。
よく分かってない美容部員は言っちゃいけない事を口走ったりしますので、シミが消えるとか治るとか具体的な効果を言っている美容部員は勉強不足です。
※薬事法と景品表示法だっけな?違反です。詐欺に当たることもあります。
なので、医薬部外品であっても緩和な作用に過ぎないですし、緩和な効果しか発揮しません。それを素人が管理しても大丈夫なように成分を安定させていますので・・・分かりますよね。効果はそんなもんです。
でも毎日つけ続けることで、効果を上乗せ上乗せして、シミが薄くなる程度の効果は発揮する。らしい
各社の涙ぐましい努力=高額な美白美容液に
というわけで、CMでも美白の事とかやってますよね。でも画面の下の端に小さく
※メラミンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ
って書いてます。そう言っとかないと違反になるっていうのもありますが
『シミの原因を徹底的に追及し・・・・』
『シミを根本から断つ・・・・』
シミが治るとは言えないので、何とか絶大な効果があるようにうたわなければお客様の心を掴めませんから、ビジュアルイメージも含めてホントに頑張っていると思います。
そのビジュアルを店頭、パッケージ、WEB、雑誌、販促物にしてバラまきまくるのでさぞいお金がかかっている事でしょう!!
デパートの1階にある特設売り場なんて
レンタル費用が数百万から数千万です。
ちなみに一日や1週間単位です。
そんな高額な『化粧品』ですが、皮膚科で処方される『医薬品』であるシミ対策の軟膏や内服薬は保険がきくので数百円程度~数千円です。
でも美白美容液って10000円以上しますよね。化粧品は銀座のキレイな店舗や開発費、広告費が上乗せされているので数万円するわけで、価格=効果ではなく。価格の元になる色んなものが上乗せされているので高価なんです。
1万円する化粧水も原価は1000円とかじゃないですか?容器の方が高いかもしれませんねwww
お客様は本当にシミが消えると思っているのか
これは私は半分半分な印象を持ってます。
使っている人は・・・
長年使っているけど効果なんて無いのは分かるけど、やめるとひどくなるのではないかと思ってやめられない。とか
毎年、各社から色んな新製品が出ているからどうしても買っちゃう。
という声がよく聞く声です。
使うのをやめた人は・・・
単純に効果が感じられない。とか
高いから使い続けるのは無理。とか
やめる理由は人の数だけある気がします。達観してしまっている人が多数ですかね。
ホントのホントに効果があるのか
効果は値段ほどの効果はないと思った方がいいです。これは断言できますね。それはさっき上で書いた通りです。
どんなに効いても『医薬部外品』の域は出ない製品なのは確かなので、使い続けてなんぼです。
じゃシミが消えるまでどれくらいの時間がかかるのかという話ですが
肌のターンオーバーはご存じです?
基底層から角層まで行くのに45日かかるといわれているやつです。
なので、美白製品の効果は45日後にわかるか!?というと分かりません。
美白美容液の場合は最低でも6か月が目安です。
つまりターンオーバー4周分というのが化粧品業界のセオリーのような気がします。
じゃ化粧品はどれくらいの期間使えるのかというと、どのメーカーもターンオーバーの裏付けのためか、朝晩使って45日分の美容液が多いです。
そんな製品をしっかり美白美容液を4本、6か月の間に使い切っているお客様がどれくらいいるか!?
そんなお客様は2000人に1人ではないかと思います。
カルテに購入履歴が残りますので、わかるんです。もちろん他の店で買ったりもするでしょうからヒアリングで使用状況を確認します。その上で2000人に1人です。
そしてその2000人に1人のちゃんと使った人のシミが消えたかというと!?
消えた人は見たことがありません。消えたんです!と自己申告された事ってないです。薄くなったことを実感していただいたことはありますけどね。
でもそれは美白美容液だけの『力』ではありません。
紫外線カットもちゃんと使ったからです。
紫外線カットを使わないと美白美容液は意味が無いのか
意味ないと思います。
カウンセリングの時に同じ質問を何回もされたのですが、私はよくダイエットに例えて説明します。
ダイエットしながらマックのポテトを毎日食べても痩せないのと同じで
美白美容液(ダイエット)を使っていても、紫外線カットしない(ポテトを食べる)とシミは増え続けるんですよ。って具合です。
化粧品である美白製品の効果をまとめると
- メラニンの生成を阻害する。(「阻害」です。止めません)
- 黒くなったメラニンの還元。(黒くなったメラニンを元に戻す。よく考えると「?」)
です。
トラネキサム酸が配合されていると、シミのが増える炎症を抑えるとかありますが、それも「抑える」です。
なので紫外線が当たると、生成は再開されますし。還元されたメラニンはまた発生します。炎症も治らないでしょう。
どんな金をかけて美白しても、
紫外線カットをしないと全く意味がないです!!
ただ肌がキレイになっていくだけですよね。
少し長くなってしまいましたが
バルサン的結論
美白美容液でシミは消えない。けど薄くすることは出来る。けど紫外線カットはつけないとダメ。だけどストレスとかホルモンバランスでもメラニンは増えるので、ストレスフリーな生活をつづけながら食生活にも気遣って寝食のバランスを徹底的に守ればシミは消えるに近い効果が得られる可能性をはらんでます。
さて!これから紫外線の季節がやってきますので
頑張って美白のケアをしましょうね!!
ちなみに美白のお手入れは年間続けていかないとダメです。つらい・・・
こんなこと言ってますが、私の使っているスキンケアは必ず美白成分配合です。だっておじさんになってもシミは作りたくないからね!
以上です。