どうもです。
前回エリクシールのリンクルクリーム(レチノール入り)の方を掘ってみたのですが、その時にちょろっとリンクルホワイトクリームの方も触れさせてもらってます。
そんで動画でもしゃべったのですが、こちらを使っているって人も多いんですね
スポットクリアセラムWTです。
カテゴリで分けるとこちらは美容液ですが、クリーム状です。
そしてリンクルホワイトクリームの方はクリームです。クリーム状です。
名前のままですが、クリアとかホワイトが入っているので美白っぽいところは共通なのでしょう。
そしてレチノールが入っているという事が主な商品特徴ですが、そうすると何が違うのか?ってのが気になったので、今回はこちらの2品の差ってなんなん?ってのを掘ってみました。
ちなみに目線はスポットクリアセラム視線です。クリアセラムから見てリンクルホワイトクリームがどうかって流れで見ていただければと思います。
それぞれの差
言葉で説明するとわけわかんないので主な仕様を表にしてみました。
スポットクリアセラム WT | エンリッチド リンクルホワイトクリーム |
22g/4950円 使用期間1か月 | 22g/9460円 使用期間1.5か月 |
発売日 2021/6/21 | 発売日 2019/5/.21 |
使用量 パール粒一個分 部分+顔全体 | 使用量 小さなパール粒一個分 部分用 |
タイプ クリーム状 乳液の後、クリームの前 | タイプ クリーム状 お手入れの最後、日焼け止めの前 |
まず価格ですかね?
容量は同じですが価格は何と倍くらい違います。なので効果も倍なのか?とか思いきや使用期間は半月ほど差があります。
クリアセラムはパール粒一個分が仕様の目安で全顔用
ホワイトクリームは小さなパール粒一個分で部分用
になりますので、それが使用期間に差が生まれている理由になります。
そして前述のように前顔用と部分用という目的の差があるのがこの商品の大きな特徴の一つですね。
資生堂は「基本」を地で行くメーカーなので、スキンケアの順番も
化粧水⇒美容液⇒乳液⇒クリーム⇒部分用クリーム⇒日焼け止め
が基本のお手入れになります。
そのためクリアセラムは乳液の後、部分用クリームはお手入れの最後になるわけです。クリアセラムはセラムと言ってますがクリーム状で、乳液の後の使用になるため「クリーム」とみてよさそうです。
あと日焼け止めは大きな枠で考えるとスキンケアではなく、下地やファンデの部類になるので言いようによっては日焼け止めの前に使用するのが部分用クリーム(資生堂では)です。
ただもう一つ気になるのが作られた年ですね。
先に部分用のホワイトクリームが2019年、全顔用のクリアセラムが2021年。
まぁ後から発売された方が高機能って法則もありますが、ほんとに差はあるのか?中の方も見てみます。
中身はどうなのか?
ちょっとボリューミィーですがそれぞれを載せてみると
いちおうオレンジが同じ成分です。
こうしてみると結構さがあるように見えますが、いわゆる「美肌」に関わる成分はほぼ同じですね。意外です。その他の成分はテクスチャーとかに関わるやつかなと思います。クリアセラムの方が成分が多いから優れているってわけでは無いです。
医薬部外品以外の成分に目を向けると、一応保湿や抗酸化効果に加えて基底膜のケアが出来るようなので、エリクシールらしいエイジングはちょいとばかり出来ます。コラーゲンをワッサ~と増やすわけでは無いので気持ちばかりのエイジングケアです。
大きな差は医薬部外品になるのかな?って感じですね。
スポットクリアセラム WT | エンリッチド リンクルホワイトクリーム |
トラネキサム酸 | トラネキサム酸 |
レチノール | レチノール |
4-メトキシサリチル酸カリウム塩 |
そう、4-メトキシサリチル酸カリウム塩。通称4MSKが入っているか入っていないかの差があります。
それの効果はこんな感じで表記されてますが
トラネキサム酸と4MSKは資生堂ではかなりお馴染みの成分です。
なので美白効果、つまりシミをケアする効果が高い事が分かります。そしてレチノールは「正常な肌の生まれ変わり」という言い方してます。そう、シワではなく正常な肌の生まれ変わりで、他にもレチノールの効果を肌あれ、あれ性ってなってます。
つまりクリアセラムはシミに対しての効果を持たせた美容液ってことです。
HAKUっていう美白の美容液があるのですが、少し前のHAKUには白蓮果エキスっていうターンオーバーを促進する成分が入ってました。それがレチノールと同じ効果があるというわけでは無いですが、ターンオーバーを整えるってとこは似てますね。
ではリンクルホワイトクリームはどうなのか?っていうとこんな表記
<シワがある肌状態>って言い方してますね。
それらを踏まえて商品説明行ってみます。
本当の差は?
クリアセラムの方はこんな感じ
増え続けるシミ環境に着目。「つや玉」輝く肌へ。
有効成分がメラニン生成過程へアプローチ。みずみずしいテクスチャーですばやく肌になじむ、速攻ケア。メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぎます。
リンクルホワイトクリームはこんな感じ
しわ改善と美白の医薬部外品。美白&エイジングケア*。しわを気にせず、「つや玉」輝く肌へ。
ヒアルロン酸を生み出し水分量を増やすことで柔軟な肌に導き、しわを改善する薬用有効成分、純粋レチノール配合。
レチノールは入ってますが、クリアセラムはシワの事はなんも触れてないんですね。
ホワイトクリームはやはりシワ改善が目的です。
同じレチノール配合製品ですが、目指す肌に明確な差があるんです。
ただし・・・・・
こちらの表にあるように中身に大差はないのです。
恐らく処方は違うのでしょうし、肌への効き方に差はあると思います。
ではクリアセラムにレチノールが入っている理由は何なのか?レチノールはホワイトクリームにも入っているのだからわざわざややこしくする必要なくないか?と思いますよね。私も思います。差がないじゃないかと
ただ、それは作った人目線にたつと少しわかる気がします。
エリクシールはエイジングケアです。それも30代から墓場まで対応している幅広い年齢層へオススメ出来るスキンケアです。
オブラート無しで言うと、加齢で衰えた肌は代謝が悪い!
勘のいい資生堂ユーザーは現行のHAKUの方が美白効果が高いんだからHAKUの方がイイじゃない?って思いますよね。そう現行のHAKUは最新の美容理論を取り入れてますので最強のシミ美容液です。その効果の前にはあらゆる美白美容液が恐れおののきますが・・・・・足りないんですよ。
スポットクリアセラム | リンクルホワイトクリーム | HAKU |
トラネキサム酸 | トラネキサム酸 | トラネキサム酸 |
4MSK | 4MSK | |
トルメンチラエキス | ||
オトギリソウエキス | ||
イチヤクソウエキス |
こうやって美白効果のある成分を横並びにすればHAKUが色々やってんのは伝わると思いますが、足らんのです。
何が足らんのか?
衰えた肌を整える成分がたらね~のです。
レチノールの正体はビタミンA、つまりターンオーバーを整えてシワを薄くする効果があるとか無いとか。加齢で遅くなったターンオーバーももちろん整えてくれますから、年齢を重ねた肌にこそ使える美白美容器って事です。
その点で言うとHAKUとは目的が違ってきますね。HAKUはあくまでシミのみ。加齢で遅くなった肌は見てません。仮にあったとしても相手はレチノールですから裸足で逃げ出すレベルです。
作った人はそんな加齢で衰えた肌にもチャンと効くようにレチノール入りのクリアセラムを作ったのかな?と思います。加齢まで視野に入れると次はクレドポーボーテになってしまいますしね。
その点、リンクルホワイトクリームはやはりシワ。それもトラネキサム酸までなので、シミに対してはあまり視野に入れているとは考えにくいです。メラニンの過剰生成が抑えられて、透明感やくすみが取れれば影が無くなり、より「シワ」が目立ちにくくなるだろうという思いから配合しているのかなと思います。
買いか!?
ここまでまとめてみましたが少しややこしかったかもですね。まとめ不足です。
そもそも部分用と全顔用なので比較すること自体が微妙かな?なんて考えながらまとめてみましたが、それぞれの能力はこんな感じ
クリアセラム | ホワイトクリーム | HAKU | |
乾燥 | 〇 | 〇 | 〇 |
シワ | 〇 | ◎ | ー |
シミ | ○ | △ | ◎ |
エイジング | ◎ | ◎ | ー |
この話をまとめる前までは正直クリアセラムの存在って微妙でした。まぁ価格の差は倍近くありますし、クリアセラムはホワイトクリームよりは安いですが、美白はHAKUほどではない。使うタイミングもぶっちゃけ気にしてもしょうがないです。だったらホワイトクリームに4MSK入れればそれで終わりなのになんでこんな製品作ったんだ?
ただそこには説明文にもあります「速攻ケア」他のどの美白美容液より低価格で効果的、おまけにレチノール配合。肌実感するスキンケアとしてはコレ以上のものは無いかもしれません。
それでも製作者の思いを差し引いても差がイマイチですね!!もうリンクルホワイトクリームいらないでしょう!!肌が衰えて固くなってるなぁ+シミも気になるなぁとか迷ったらクリアセラム買えば問題なし!
以上です。