今現在の日焼け止めに求められている機能を私なりにまとめてみました。いろんなメーカーの言い分があるのでまとめにくいですが
UV-A
紫外線より波長が長いため真皮深部まで到達します。肌にダメージを与え、エイジングの原因にもなります。紫外線の9割を占めていますが、肌に与える影響は弱いです。生活紫外線とか言われてて、光老化ってのをたまに聞くと思いますが、こいつの事です。海に行って黒くなったり赤くなったりするのもコイツのせい
アラフォー以降はコイツのヤバさに気づきますが、ヤバさに気づいたときはもう遅いので、早めに何とかしたいやつ
PAで防御力が分かりますが、雰囲気的にこんな感じ。
PA+ | UVA防止効果がある |
PA++ | UVA防止効果がスゴイある |
PA+++ | UVA防止効果がとてもスゴくある |
PA++++ | UVA防止効果が相当すごくある |
改めて時間とか関係あるのか?というと知らないので、詳しい人に聞いてみてください。でも2~3時間に一度は塗りなおせってくらいだから塗りなおした方がいいですね。
UV-B
皮膚の表面までしか届かないが、肌への影響は大きくメラノサイトの働きが乱れてシミやソバカスの原因になります。それもヤバいですが、細胞の核内にあるDNAに直接吸収されてDNAに傷をつけてしまいます。というか普通にエネルギーが強いのでこいつも光老化への貢献度が非常に高い。
SPFは高ければ高いほどいいって風潮ですが、SPF1=20分から30分の防御効果があるとされてます。なので時間になおすとこんな感じ。
SPF20 | 約20分間×20=400分間 | 6時間30分 |
SPF30 | 約20分間×30=600分間 | 10時間 |
SPF50 | 約20分間×50=1000分間 | 16時間30分 |
ただ、あんまりあてにしないほうがいい気もします。SPF50+で日焼けしません!って事はないですからね。人によっては普通に日焼けします。なので安心度ていどに見た方がイイのではないかと私は思います。
あと迷ったんですが、SPF40ってあんまり見ないですね。高ければ高いほど安心ですけどね。でも日常でレベルではSPF30 あれば十分です。
UV-C
オゾン層によってブロックされるため、地上にはほとんど届きません。
ブルーライト
紫外線よりも皮膚の奥まで到達して、メラニンを増やしたりコラーゲンやエラスチンに影響を及ぼして、ハリや弾力を低下させます。LEDを使用したパソコンやテレビ、スマートフォン等の液晶画面からも多く放射されているので無視できない光ですよね。
LEDをいつから浴びているかは分かりませんが、10年くらいは浴びているのかな?LEDはバックライトで使われている感じでしょうか。あんまり周りに無い気がしなくなくも無いような。蛍光灯とかはLEDか!うん。周りに溢れてますね。絶賛老化してます。
原理的には酸化トラブルを発生させます。過酸化脂質を増加させて、シミ、シワ、たるみ、肌荒れなどなどと影響が意外と大きい。
成分的には酸化セリウム。ただし原料の価格が高いそうなので、日焼け止めの価格に転嫁されている傾向にあります。色は白~淡黄色だそうですが、白浮きは非常にしにくい紫外線散乱材です。UVA/Bも近赤外線までカットできるので結構スゴイ紫外線散乱材です。
あとはルテイン。マリーゴールドから抽出される黄色の色素成分で、青色の補色なのでブルーライトからの刺激にも効果があるそう。
ただし、電子機器類から発するブルーライトが肌に影響がでているという現象は確認されていないそうです。
近赤外線
紫外線より波長が長いため真皮深部まで到達します。UVAよりも奥ですね。シワ・たるみの原因になります。地表にとどく太陽光の内10%が紫外線で、近赤外線は50%にもなるよう。真皮どころか皮下組織や筋膜まで届くそうなので、たるみのなかでもほうれい線とかのいかにもたるみってやつの原因
成分的には酸化チタンがそれにあたるそうですが、入っているから対応しているって程でもないので、メーカーが対応しているって書いているのを選んだ方がいいと思います。たしか粒子が大きめ?にしなきゃならんとか
今でこそ入っているか入っていないか?みたいな扱いですが、入っているのが当たり前になるのではないかな?と思います。
ちなみ名前が近い【赤外線】はエネルギーが小さいので肌に与える影響はないです。日焼けしないのでご安心ください。昔はBluetoothではなく赤外線で通信してましたね。テレビの多くのリモコンとかは赤外線です。それかRFリモコン。【遠赤外線】は暖房効果があるので温まります。
紫外線吸収剤と散乱材について
まとめるとこんな感じ。
紫外線吸収剤 | メトキシケイヒ酸エチルヘキシルとか |
メリット | 少量でも紫外線のカット力がある。透明なので白くならない。 |
デメリット | 敏感肌には刺激が出やすい。 |
平たく言うと紫外線が当たると化学反応が起きて紫外線を何とかしてくれます。その過程が刺激になるので、敏感肌は使うのが厳しい。
紫外線散乱剤 | 酸化亜鉛・酸化チタン |
メリット | ノンケミカルなので肌に優しい。 |
デメリット | 白くなりやすい。というか光の当たり具合で白い |
鏡みたいに反射させてしまいます。なので色がついちゃいます。化学反応は起きないので肌に安心。でもちゃんと落とさないと肌に粉が残っているって事になります。
なのでどちらにせよちゃんと落とさないと肌荒れもするしアレルギーにもなります。
もうちっと詳しくいくと
紫外線散乱剤 | 対応領域 | 注意 |
酸化亜鉛 | UVA領域(315-400nm)に強い | 皮脂と結合する=肌荒れする事がある |
酸化チタン | UVB領域(280-315nm)に強い | 酸化亜鉛より白め |
あと金属アレルギーについてですが、金属アレルギーは起こらないモノ。とされています。理由は酸化〇〇なので、酸化物のためにタンパク質と反応しないためです。理系ではないので詳しくは解説できませんが、そういう事です。
ただ、酸化亜鉛がもっとも紫外線カット効果が高い。との言われているそう。
さらについでにコチラ
紫外線散乱剤 | 対応領域 | 良いところ |
酸化鉄 | 弱いけど酸化チタンの補助 | ブルーライトもカットできる・・・らしい |
出来るんだって!
ロングUV-A
長い長いUVーAですね。影響力はUV‐Aより奥って感じです。20年前は無かったような??
でもそれに対応した日焼け止めもありますね。UVーA自体が日常的に浴び続けている系なので、さらに強力=老化を加速させるので何とかしたい所ですね。
ただ、同じUV-Aでも先ほど紹介した酸化亜鉛では防ぎ切れないらしいので、対応している成分ではオキシベンゾン-4 か t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン
というオキシベンゾン一族の管轄です。
あとはテレフタリリデンジカンフルスルホン酸もあるかなと、ただし刺激があるのか無いのか少し不安があるみたい。
が、ロングUV-Aがそこまで影響あるのか?というと・・・・あると言えばあるみたいな?無いと言えばないというか。一応酸化亜鉛でも大丈夫みたいなご意見もあるようです。
私としてはあまりハッキリは言えないですねぇ。文系なので。というか気にしてません。
以上。