どうもです。
以前コメントで「クレ・ド・ポーボーテのローションとSK-Ⅱのローションはどっちがいいですか?」的な質問をいただきました。
私は資生堂党で、ピテラはクセ―物としか思っていないタイプの為、「9:1でクレ・ド・ポーボーテの化粧水でしょ!」ってなっちゃいますが・・・・私もいい大人です。
もう少し公平?な目で見ていきたいと思います。
スキンケアのいい所を挙げようとするといくらでも挙げられる美容部員のサガがありますので、今回は微妙に思うところを毒吐きながらどしどしやっていきたいと思います。
SK-Ⅱを叩くと信者の方に呪われるかもですね。
SK-Ⅱの化粧水について

SK-Ⅱ
フェイシャルトリートメントエッセンス
75ml 12,650円
160ml 23,100円
230ml 29,150円
素肌を理想のファンデーションへと導く、40年以上世界中の女性から愛されてきたSK-IIを代表するピテラ(TM)のエッセンス。ピテラ(TM)を90%以上配合した希少な一滴で、肌が元々持つ天然保湿因子(NMF)のいくつかを含みます。50種類以上の、ビタミン類、アミノ酸類、ミネラル類等を含み、肌本来の健やかさを保ちます。
感覚的で申し訳ないですが、高級スキンケアの中で最も偽物が多い一品かな?と思います。なんかやたら安いのがネットにありますよね。
そして化粧水として紹介してますが、機能的には導入美容液+化粧水+美容液の3役になります。
20代の頃に買ったのですが、美容部員さんにアドバイスいただいた通り、冷蔵庫に入れておきました。なぜか?クセ~からですwww
ニオイは個人個人の感性なので、臭く感じる人・感じない人はいますが、少なくとも私は臭く感じます。発酵したお汁ですからね。
そのニオイの元であるピテラですが、こんな効果があるそうな
・保湿効果 NMF産生
・くすみ改善 ターンオーバー促進※成長因子EGF
・ハリ、弾力アップ コラーゲン産生
・抗酸化 内外のダメージ軽減
・敏感肌でもいける
かなり高機能な成分です。商品説明にもありますが、NMF以外にも各種アミノ酸以外にも未知の物質も多く含まれているそうです。あれやこれやと新成分を開発しては消え、開発しては消えを繰り返す資生堂とは違い、一つの成分の可能性を最大限引き出しておいでです。その研究を今でもやっているんですね。
そしてSK‐Ⅱを語る上でスルー出来ないのが・・・・秋田10年肌研究問題。
秋田10年肌研究問題
アットコスメの特集でも組まれていますが

要約すると
・同一人物が年齢を重ねるとどのように変化するか
・対象地域の秋田が日照時間、湿度共に最適
・約100名の女性の肌変化を10年間に渡って追う
・クリアな肌の要素「キメ」「ハリ」「シワ」「シミ・くすみ」「ツヤ」の5つが大切
・「SK-II」の基本スキンケアアイテムをラインで使用
・結果、マイナス10歳くらいの肌になっていることを確認した

ってやつです。
聞いたときは、「へぇ~スゲ~な~」なんて思いましたが、秋田経済研究所が2020年に発表した秋田県民の美容消費動向調査によると、二人以上の一世帯当たりの理美容品の支出金額は2013年~2018年までの平均は約4,035円になります。これはスキンケアに関わらずメイクとか色々を含みます。

そして実験で提供されたのは基本スキンケアアイテムとのことで、最低限と考え洗顔、化粧水、クリームの入ったピテラパワーキットと仮定すると

12,650円のお品でございます。ちなみに化粧水は1か月持ちそうですが、洗顔とクリームは2週間くらいらしいですね。
つまり平均の3倍以上の高価なスキンケアを100人に配ってテストしたってわけですね。
そう考えると・・・・まぁそうなるよね!!
高けりゃいいってわけではないですが、そこそこお値段のする高級品を、恐らく使い方などレクチャーしながらモニターし続ければ、そこそこ結果は出るでしょう。しかも最適な地でお試しなので、次の10年は是非、日照時間6位の埼玉県熊谷市(約2500時間※秋田市は1500時間)でお願いします。
ちなみに私の田舎は秋田北部の無人駅なので、秋田の都会と田舎の「感じ」は結構分かっているつもりです。
クレ・ド・ポーボーテの化粧水について

クレ・ド・ポー ボーテ
ローションイドロAn
ローションイドロCn
170ml 13,200円
レフィル 12,100円
感動のうるおいで輝きを育む、ローション。
輝きが生まれたら、感動の保湿力で輝きを育む化粧水を。モイストタイプは濃密なうるおいで肌を満たし、透明感あふれるしなやかな肌へと導きます。
クリアタイプはみずみずしいうるおいで、肌表面を明るくクリアに整えて清らかな肌へ。
とりあえず訪日客は買っていく資生堂のバカ売れ化粧水。国内ではどれくらいの人の手に渡っているのか知りませんが…
モイストはこれこそ「高級品」って感じの程よいとろみのあるテクスチャーに、スキンケアを邪魔しない香り、クリアは拭き取り化粧水のようなサラッとした感じですが、肌の中に潤いがしっかりと感じられる不思議な液体です。
肌の知性とかよく分からないことをのたまうブランドですが、とりあえず外的・内的・加齢によるストレスから解放してくれるスキンケアとして見てください。
なので保湿はモチロン抗酸化や抗アレルギー効果を持ち、角層の状態を人それぞれの最良の状態にしてくれます。なので見た目も手触りもとてもよくなりますし、医薬部外品としてトラネキサム酸という美白有効成分でシミを改善。グリチルリチン酸ジカリウムで肌荒れを改善します。医薬部外品では無いですが、ビタミンC誘導体も配合しているので、化粧品として良く目にする成分を多く配合しているので、まさに日本を代表する化粧水の一角と言って差し支えないですね。
そしてクレ・ド・ポーボーテはライン使いすることでその真価を発揮します。

角層が整う=キメが整うなので、肌に輝きがあるようになる!みたいなね?角層だけではなく、それを支える真皮までしっかりを作り上げますので、年齢肌にもいいですし、将来の肌を憂う人にもおすすめです。
が、それはライン使いした話。
一人じゃ何も出来ない問題
クレ・ド・ポーボーテはキーラディアンスというル・セラム⇒ローション⇒エマルジョンを使う事で、色・質感・はり感の全てが理想的な輝く肌を実現するスキンケアです。
そして、ル・セラムを一緒に使ったことがある人ならわかると思いますが、ル・セラムありきな化粧水っぽいです。夜使うと分かりやすい位に、翌朝の肌が水分で溺れているんですね。
もちろん単品でも効果はありますが、その3品の美容成分を横並びにするとこんな感じ。

身もフタもない言い方すると、意外と中身スッカラポンなんですね。
クレ・ド・ポーボーテのスキンケアに何を期待するか?恐らく半数の人は高い保湿力とハリと答えるのではないか?と思いますが、残念です。化粧水だけではムリですね。少なくとも保湿力は叶いますが、想像しているハリとは少し違う。
肌の断面でを見ると分かりやすいですが

ハリ与えてほしい=コラーゲンを増やしたい。
ってのがセオリーですが、この化粧水のハリを与える。は保湿力によるものです。つまり肌に潤いがめぐるから肌にハリが出るように感じるみたいな感じ。
もちろん抗炎症や抗酸化効果も高いので、コラーゲン分解抑制したり、肌の表面の状態が良くなる=なんやかんやあって、コラーゲン部分に良い影響を与える。はあると思いますが、あくまで化粧水は肌の表面のバランスを整える事に特化してます。
セオリーである、コラーゲンを増やしたいみたいな効果は乳液の方に入っているので、化粧水では能力不足なんですね。意外かもしれませんが
資生堂の場合。対応する成分が入っていない=やってない。なので奇跡は起こらず。あくまで表皮ケアに終始します。30代までならいいかもですが40代ともなると乳液は必須ですね。
どっちがいいか?
スイマセン。
SK-Ⅱの方がよかったですねwww
手のひらクルックルですが、ピテラの可能性の方がまだマシかな?盲目的にクレ・ド・ポーボーテ以外勝たん!みたいに思ってましたが、いざ比べてみるとSK-Ⅱ悪くない。
化粧水だけに注目して、自分の将来の肌をどちらに委ねるか?だったらSK-Ⅱですね。テクスチャーなどの好みはクレ・ド・ポーボーテですが。
ピテラにはまだまだ解明しきれていない可能性がありますので、期待しかありません。ただ、クレ・ド・ポーボーテは今分かっている効果以上の期待はないので、リニューアルして新成分をブッコむしかないです。ただ、最近の資生堂は結局毛細血管によるケアしか頭にないので、仮に来年7年ぶりのリニューアルしたとしても、毛細血管がらみのあまり新鮮味のない事するんじゃないだろうかと。
その毛細血管ケアが新しい知見として感じられればよいですけどね。