どうもです。
前回ポーラのB.Aシリーズを取り上げたのですが
化粧水と乳液の事です。ただ、実は化粧水は2種類あるんですよね。
コチラの内容は上の記事をみていただいてからの方が分かりやすいです。
店頭で色々BAについて美容部員さんに話を聞いたときに、B.Aシリーズにはローションイマースという製品があることを知りました。前情報は特に持たずにいったので、糖の事とかあっちから言われること以外は分からないくらいのノリで聞いてました。そこで出てきたローションイマース。普通にこんなこと聞きました。
「いわゆるサッパリタイプですか?」
⇒「いいえ、違います。糖化汗に特化した化粧水なのでサッパリタイプやしっとりタイプという分け方する製品ではないんです。」
だそうです。
だって2種類あったら大体がサッパリタイプとしっとりタイプ。またはしっとりタイプとコクのあるしっとりタイプって感じですよね?商品特徴的にキーワードが「糖化汗」なので、汗をケアする=サッパリ?という無駄な先入観のせいでトンチンカンな質問をしまくってしまったわけです。
あっちからすると、そもそも機能や目的が違うので全く違う製品であるという体で話しているのに対し、こっちは同じ機能のを持つ製品のサッパリタイプだから、糖化汗をケアする能力が高め?な体で話しているので、美容部員さんの言っていることが1mmも理解できないバカでした。この場を借りて美容部員さんすいません!
というわけで、そんな機能の整理も兼ねてポーラのローションイマースの事を掘ってみたいと思います。
ローションイマースって
いちおうホームページのっけておきます。
ローション イマース
120ml 13200円
糖化汗による大人の毛穴ダメージから肌を守り、毛穴の目立たない、透明感あふれるようなハリ肌を目指す保湿化粧水。
シプレフローラル調にさわやかなウッディを効かせた透明感をまとうような香りで、みずみずしいうるおいが肌のすみずみまで吸い込まれるような感触。
この製品は商品特徴のままですが糖化汗に特化したスキンケアです。
<糖化汗>
汗に含まれるたんぱく質が体内の糖と結合してを起こしてAGEs(エイジズ)ってのになります。それが毛穴で悪さをすることで、コラーゲンやらに悪さをして毛穴が目立ってしまう。さらに毛穴が開いて糖化汗が作られやすくなっての悪循環になり更に毛穴が目立つ。しかも角層にも影響を及ぼしてキメを荒れさせますし、紫外線の影響なども相まって糖化しやすい肌環境に拍車がかかる
ってことです。
なので毛穴についてのケアを全方位で何とかしてくれるんですね。
毛穴にこだわるのは??
全方位って表現したのも理由がありまして
まずは毛穴が目立つ理由は普通こんなもんです。
・過剰な皮脂分泌:ありがちですね。キメも荒れがちになりますし、思春期や更年期などで人生では収まることのない皮脂分泌。白いのとか黒いのとか、ただの穴とか人それぞれ。食生生活の乱れが原因な気もします。つまりが【肌の表面】ですね
・加齢:乾燥してキメが乱れたり、ハリが低下しることによって垂れた毛穴が出来る。こめかみを引き上げて目立たなくなるような毛穴は加齢の毛穴です。怖いね。つまり【肌の内側】
そのため対処法も大体が画一化されていて
・保湿する
・ターンオーバーを整える
・抗酸化
・メラニンのケア
・真皮のケア
ってところでしょうか。なのでナイアシンアミドやビタミンC誘導体がオススメケアになりますかね?
ではそれらが肌の表面から内部までのケアが出来ているか?というと出来てはいます。
でもそこに一石を投じたのがポーラ!
それらお手本のような原因と対処法から一歩踏み出して、もっと原因があるのではないか?となったのでしょう。多分ですけど。
そう。とにかく毛穴って厄介なんです。原因は分かっているけど具体的にこうするっていうケアもあるんですが、それ以上やりようがないんですよね。毛穴を引き締める系の化粧水も結局は一時的だし、メイクでは根本的になんとかなるわけでもないし。美容部員的には「おおぉぉぉいいじゃん」って感じです。
今までの肌表面で起きていた原因
+
今まで肌内部で起きていた原因
+
今までにない何かの原因
第3の原因って感じ全方位なイメージになりました。何かの原因の一つを汗に着目したのはすごいと思います。普通皮脂に着目しちゃいますからね。ちがうところに目をむけたわけです。
中はどんなん?
技術的な部分はホームページやこういう記事に書いているのでよかったら見てください。
BAシリーズのスキンケアはほぼすべてが同じことしてくれます。いわゆる「眠っている遺伝子」ってやつですね。肌の活性を遺伝子レベルで行う事で、キメやハリなどを高次元で改善してくれます。
当然ですがコノ製品もしょ~もない名前の独自成分で固められています。ポーラは独自成分という名の複合成分が多すぎなんです。なんか癪なんでスルーします。気にる方はリンク見てみてください。
これも簡単に言うと
・汗がAGEsという物質に変わって毛穴を目立たせる
・そのAGEsというのに変わらないようにする
・そのAGEsがあっても毛穴を開かせる悪影響から守る
ことが出来るというのがコノ化粧水です。
では中身を見てもらいたいのですが、ついでに普通のB.Aローションも比較のために貼ってみます。
B.Aローションイマース | B.Aローション |
120ml/13200円60日分 | 120ml/22000円100日分 |
水 | 水 |
BG | BG |
エタノール | エタノール |
グリセリン | グリセリン |
PEG-8 | PEG-8 |
イソペンチルジオール | グリセレス-12 |
グリセレス-12 | PEG-32 |
ポリHEMAグルコシド | PEG-6 |
アルギニン | ポリHEMAグルコシド |
ジラウロイルグルタミン酸リシンNa | アルギニン |
チョウジエキス | 糖脂質 |
セージ葉エキス | ジラウロイルグルタミン酸リシンNa |
ヘチマエキス | チョウジエキス |
レンゲソウエキス | セージ葉エキス |
イガイグリコーゲン | ヘチマエキス |
イザヨイバラエキス | レンゲソウエキス |
マヨラナ葉エキス | イガイグリコーゲン |
ヨモギエキス | イザヨイバラエキス |
センニンコク種子エキス | セイヨウハッカ葉エキス |
ツルレイシ果実エキス | マヨラナ葉エキス |
ベルゲニアリグラタ根エキス | ヨモギエキス |
加水分解コンキオリン | アケビ茎エキス |
ゼイン | センニンコク種子エキス |
ビスPEG-18メチルエーテルジメチルシラン | 加水分解コンキオリン |
PPG-24グリセレス-24 | 加水分解シルク |
PEG-11メチルエーテルジメチコン | ゼイン |
PPG-6デシルテトラデセス-20 | PEG-11メチルエーテルジメチコン |
クエン酸Na | キサンタンガム |
コハク酸ジエトキシエチル | PPG-6デシルテトラデセス-20 |
ジグリセリン | クエン酸Na |
ラウロイル加水分解シルクNa | コハク酸ジエトキシエチル |
クエン酸 | ラウロイル加水分解シルクNa |
キサンタンガム | クエン酸 |
オレイン酸ポリグリセリル-2 | ロ一カストビーンガム |
イソステアリン酸ソルビタン | オレイン酸ポリグリセリル-2 |
ジメチコン | イソステアリン酸ソルビタン |
ベヘニルアルコール | ジメチコン |
グリコール酸 | ベヘニルアルコール |
(C12-20)アルキルグルコシド | グリコール酸 |
ペンテト酸5Na | (C12-20)アルキルグルコシド |
シリカ | ペンテト酸5Na |
フェノキシエタノール | シリカ |
メチルパラベン | フェノキシエタノール |
香料 | メチルパラベン |
香料 |
いつもかぶっている成分に色を塗るのですが、今回はかぶっていない成分に色を付けてます。
そこでそれらの中でも重要かな?ってのをピックアップすると
B.Aローションイマース | B.Aローション |
ツルレイシ果実エキス | セイヨウハッカ葉エキス |
ベルゲニアリグラタ根エキス | アケビ茎エキス |
ですね。これらの違いが実は決定的な差だったりします。
B.Aローションイマースの方の機能として
・抗酸化、肌荒れ改善※ビタミンC的な働き
・抗酸化、抗糖化、メラニン生成抑制
B.Aローションの方の機能として
・保湿(尿素産生)
・真皮の菲薄化抑制※コラーゲン分解抑制
ローションイマースはやはり毛穴重視って感じですね。抗酸化を特に重視してます。糖化も大事ですけどね。メラニンのケアも出来るので肌の明るさも視野に入りそうです。黒い毛穴も目立たなく出来そう
普通のローションはエイジングが重視しているのが分かります。保湿とコラーゲンのケアですね。
なので差別化は一応されてます。
大差ない
そこは一応言っておきます。やはり実感してほしいので色を塗ったのを貼りますね。
これで違う製品っていうのは無理がある・・・・・
ほぼ同じじゃん!て製品の中でも大差ないレベルで同じです。
目的はかなり明確に違うのを意識してますが、その意識が中身の成分で語られてません。
価格も差はありますが、片や60日分片や90日分でも一日あたりはどちらも220円なので同じです。
毛穴に特化しているにはわかる!!
けどそれを納得させるのに、B.Aローションのこれはいらないから、代わりにコレを入れよう!ってなった感じがしてイマイチな製品です。
やはりサッパリタイプだよね?
ちょいと使わせていただいたのですが‥‥
これってサッパリタイプだよね??
どう考えてもサッパリタイプです。
BAローションは確かにしっとりしました。コクを感じるややとろみのある化粧水で、肌に乗せると体温に溶けるように伸びて浸透していきます。
ではローションイマースはどうかというと
ほぼ水
は言い過ぎか?でもハトムギ化粧水くらいのあのサラサラ感です。まぁ「汗」がテーマなのでしっとりよりはいいです。悪く言うとしっとりタイプはべたつくとも言えますしね。
ただ使ってみた印象としては
物足りない!
圧倒的に物足りないですね。エリクシールの化粧水のサッパリタイプよりサラサラです。一回付けただけでは、いわゆる「うるおい感」が足らん。もっと欲しくなるのでもう一回つけたくなりますが、そこは乳液でカバーですね。11月のまだ本格的な乾燥が始まっていない上におっさんの肌でこれですから、乾燥肌と自称している人は不満が出るかな?という印象
でもそんなことはどうでもいい位に解せないのが
香り!!
おっさんのスキンケアの香りがします!!
コレは人の感じ方の差なので好きな人はそれでいいですよ?でも私個人の感想として、肌に乗せたときにこの顔がでてきたんですよ。
これは香水の広告ですけどね。
そう、ダンディの象徴「アラミス」です。
アラミスの化粧水の香りっぽい気がしたんです。比べると違いと思いますけど
このBAローションイマースを付けた後に徐々にフワ~~~~~っと外国紳士が遠くにいたんですね。コレはだれ?アラミス??
まぁアラミスに限らないですが、メンズ化粧品に多い香りがシトラス系・グリーン系・ウッド系なんです。フレッシュフローラルとかグリーンフローラルとかありますかね。そこでなんでコノ人の香りが出てきたのか?と思ってホームページを見てみたらおそらくコレか?っていうのがあって
ラストノートに「ウッディを効かせた」ってあるんです。沈香(じんこう)がどんな香りかは覚えてませんが、おそらく犯人はコイツかな?
布団に横になった時に、枕から フワ~~~~~~ ってまだ香ってくるんですよ。2時間くらい経っても。意識しなければいい話ですが、この香りはちょっと私的にはアウトですね。
それが無ければ
秋冬には厳しいけど、春夏のべたつく時期には気持ちよく使える
サッパリタイプの化粧水
です。
買いか!!
ちょいと難はありますが、それでも毛穴に対するケアについてちゃんと向き合っているのは確かです。
特に大人の毛穴について思う事があるかたは是非試してもらいたいですね。
一定の年齢になると皮脂がホントでなくなる!皮脂は若さの象徴なのかもしれませんね。皮脂系のお手入れに加えて保湿+エイジングのケアをしているのに毛穴が目立つって場合は糖化汗の可能性も上がってくるってことです。
そもそも化粧水の中身が大差ないという事はローションイマースでもDNAのケアがゴッツリできます。商品の設定的に30代から40代向け?みたいな印象を受けますが、やっていることは繰り返し大差ないので50代や60代以降でも全然OKです。毛穴が気になるマチュア世代にも安心して使えるので年齢で選ぶことなく「機能」でぜひ選んでもらいたい化粧水でした。
以上です。