どうもです。
めちゃくちゃリクエストが多いのですが、マジでなんでこんなに気になっているんだ?ってのがコイツ
アスタリフト 美白シリーズ
2024年3月1日にリニューアル発売したみたいですね。
富士フイルムのスキンケアブランド「アスタリフト」は美白シリーズ“アスタリフト ホワイト”の化粧水と美容液をリニューアルし、“アスタリフト ホワイト アドバンスドローション”【医薬部外品】(130mL、4180円/リフィル130mL、3740円)と、クリーム“アスタリフト ホワイト アドバンスドクリーム”【医薬部外品】(30g、5500円/リフィル30g、5060円)を2024年3月1日に発売する。
同社は年齢と共に肌の明るさが低下し、黄色っぽく変化するくすみの原因に着目。糖化、カルボニル化、メラニンの蓄積、角層の乱れの4つのくすみを“くすみ連鎖”と名付け、すべてのくすみ要因にアプローチする独自複合成分“ナノマルチショット”をそれぞれの商品に配合している。
です。美容液をリニューアルしたのかクリームをリニューアルしたのか混乱しますね。
私はデパートに勤めてたのでデパコスは知ってますがそれ以外の商品は疎いです。特に富士フィルムって後発って印象が強いのでなおさら詳しくなくって、知り合いが使っているのでゴッツリ試したことはありますが、抗酸化作用はピカ1!技術提供で食っている!みたいなイメージです。
あとあの薄いオレンジというかピンク色の化粧水や美容液の色が「生ベーコンや生肉を放置した時に出てくる汁」(発砲トレーに溜まるやつ)みたいだなぁと思って、色については微妙な印象です。が、知っている限りの範囲で掘ることは出来ると思いますので掘ってみます。よろしくお願いいたします。
あと逃げではないのですが、「私」なりに掘っているのでメーカーの言う事と差異があることがあるのでご了承ください。ね?そして私はコンパクトにまとめる能力がないので長くなります。
掘る必要なくね?
はい。掘る必要なさそう・・・・・ホームページ見て下さい。
めちゃくちゃ詳しく掲載されてます。
さらに詳しく解説されているページもあります。
私の存在意義がありませんねwww
実はこれには理由がありまして
デパコスのホームページはクソ
はい。クソなんですね。ポエムばかりでロクな効果が記載されていません。ただ、化粧品の表示には色んな法律が絡んでいるので仕方ないのですが、富士フィルムさんは
こういう製品出ました!
こういう事をしてくれます!
何故ならこういう肌はこういう肌状態だから!
なのでこういう成分を配合しているのでこういう肌になれます!
っていうのをすごくうまく表現してます!
例えば一般的なくすみについても、原因を糖化やカルボニル化としながらも「明るさ」という表現をつかいつつ、商品の方では「くすみ」と表示しつつ原因を乾燥としている。でもそれぞれ行きつく肌状態の表現は一般的なくすみに帰結しています。でもそのくすみの原因は「こういう原因もあるんです」っていう引き付け方してくるんです。
表示の法律には詳しくないですが、各社見習うべき分かりやすいホームページです。
ですが私のやれるところもあるかもしれませんのでいつものノリで掘ってみます。
アスタリフト ホワイト アドバンスドローション/クリームって
アスタリフト ホワイト
アドバンスドローション
130ml 4180円
約2か月分
アスタリフト ホワイト
アドバンスドクリーム
30g 5500円
約1か月分
価格としては中堅価格帯ですね。エリクシールやDEWくらすというか。
そして美白!って打ち出してますが、「くすみ」がとにかく大きなキーワードになってますね。
くすみの原因ってスキンケア界でよくあるのが、乾燥・角層の重層化・メラニン・糖化・カルボニル化(皮脂)・血行不良とかかな?他にもあるかもですが、それらを改善するために
くすみの原因 | 改善方法 |
乾燥 | 保湿 |
角層の重層化 | ターンオーバー改善 |
メラニン | 美白 |
糖化 | 抗糖化 |
カルボニル化 | 抗酸化 |
血行不良 | 血行促進 |
って感じかなと。美容部員やっていた立場的なね?なのであなたはどれが原因なんだろね??詳しくカウンセリングしてっこっか?ってなります。
そんでアスタリフトさんはこういう効果を持たせています。
美白についてはトラネキサム酸が配合されていますね。メラノサイトにメラニンを作れという炎症性の情報が行かないようにしてくれる成分です。なかなか治らないシミにオススメ。あとは肌荒れに心強いグリチルリチン酸ジカリウム。この手のスキンケアによくある2点セットです。
そしてくすみはくすみでも一つの原因によって出来るというよりも、様々な原因が絡み合ってくすみになるという事のようです。なので肌全体にアプローチする必要性を説いてます。わかります?富士フィルムさんって説明文がめちゃくちゃ丁寧で分かりやすいです。
これは他社との差別化って目線でよく考えられてます。多分ね!
ホントにホームページ作りが天才的で、時間があったらデパコスでくすみに対応しているホームページ見てみてください。嫌味ではないですがアルビオンのリンク貼っておきます。見比べてください。
というかこちらの商品って「ハリ」についてもケアしてくれるんですね。なのでエイジングケアも出来ると捉えていいのかな?
そして肌を改善に導く3つのポイントがあります。さっきの三角形に関連してますね。
です!
ここらへんはもう少し詳しく見てみます。
とにかく順番に掘っていく
ナノマルチショットっていうナノ化した自慢の4つの成分ですね。一つ一つ見てみます。
〇ナノAMAってのがありますが、AMA=センテラアジアチカ=ツボクサです。これも他所ではツボクサエキス配合!だから安心!・・・ですが、富士フィルムさんの技術でナノ化して肌の奥まで浸透しやすくしてくれてます。
そしてツボクサと言えば肌荒れの改善とかで活躍してますが、ナノ化したツボクサエキスはメラノサイトまで届いてメラニン生成抑制してくれます。さらにメラノソーム構造のタンパク質の分解効果も持ってます。
よくメラニンを破砕!とか分解!とかいう表現を目にすると思います。それについては「???なんで???」って事が多いのですが、「コレこそはシミを破壊!」っていても許される気がしなくなくもない。美容部員目線でね?
〇ユキノシタエキスってのはメラニン生成抑制ってのが頭にあったのですが、抗糖化の効果を持っているみたい。
肌って黄色いとねぇ・・・・まぁ肌色悪いってのもあるんだけど
マジで老けて見えるんだよ‼
信じられないくらい老ける。+10歳はいける。
なので、お客さんでくすみ散らかしている人はマッサージして下地でピンクをつけたくなる。
〇フェルラ酸っていう聞きなれないのも入ってます。こいつはカルボニル化の抑制
酸化がウンチャラとかありますが、とにかく肌色を悪くさせます。皮脂の影響が大きくありますね。それが酸化してカルボニル化するので抗酸化や抗炎症の効果を持っている成分です。米ぬか由来なんだってさ
〇ビルベリー葉エキスってのは、カネボウとかポーラでも見たことあったかな?でも各社ちがうんですよね。仕入れ先がちがうのでしょう。それか自社開発とかね。そいでこいつは
細胞の外壁構造を安定させてくれます
↓
細胞がキレイに整います
↓
肌に入る光がキレイに反射するので明るい肌に
って事です。ただそれだけではなく、美容部員トーク的に細胞の配列が安定するとバリア機能や保湿機能が高くなる・・・はずなので、そうするとターンオーバーも良くなるし、よりよい表皮、ひいては真皮にまでよい影響を与えてくれるのではないかと。多分ね。
はぁ・・・・・多分まだ半分ですね。でも疲れるので少しペースを速めます。ちなみに3つのポイントの1つが終わりました。
〇トラネキサム酸+グリチルリチン酸ジカリウムってのはさっきもすでに言いましたね。シミの改善と肌荒れ改善です。美白と名乗るのに必須ではないですが、医薬部外品ではない美白の化粧品って説得力ないですしね。名前は言いませんが外資で人気のラ〇〇ムのブライトニング枠だけど美白有効成分を入れていない化粧水とかあります。でも、入っているだけでハクが付きます。
〇ナノアスタキサンチンはコレが入っているからアスタリフトって感じしますね。とにかく優れた抗酸化効果を持っています。結局のところ「老化」って酸化との闘いなところがありますね。食べ物も金属も結局酸化が原因で腐ったりしますから、それは肌も同じ。乾燥・シワ・シミ・たるみ・くすみなどなどは何かしらと酸化に話をつなげられますし。無理やりでもね。酸化はDNAの損傷にもつながるのでエイジングケアの化粧品はほぼ抗酸化効果が入ってます。
そしてそれを売りにして発展をしたのがアスタリフトともいえるので、コレが入っている時点でもれなくエイジングケアに足を突っ込んでいるのかなと。
ただ、人によってはエイジングケア=コラーゲン産生と捉えるケースもあります。そういう人には物足りないかも?
〇メマツヨイグサ種子エキスってのは私が嫌いな表現をしてくる成分です。こいつも抗酸化効果ですが、なんとアスタキサンチン+リコピン(トマトで有名)と組み合わせた、その抗酸化効果が3.5倍になります!!
先ほどのナノアスタキサンチンはコエンザイムQ10の1000倍の抗酸化効果がある上に、ナノ化していないアスタキサンチンの9倍の抗酸化効果があります。そのアスタキサンチン+リコピンの約3.5倍の抗酸化効果を持っているのがメマツヨイグサ種子エキス。
ですが
ちょいと言葉遊びがあるかもですね。分かりますか?
約3.5倍はナノ化したアスタキサンチンではなく、アスタキサンチン+リコピンの事です。誤表記出ない限りね。
ナノアスタキサンチン÷9した成分に
↓
ビタミンEの100倍の抗酸化効果のある(※カゴメさんより)リコピンを
↓
足して3.5倍した抗酸化効果です
何か意味わかるような分からんような。でも凄そうな印象を持たせてくれますね。
だからコノ表現嫌いなんですよ。
〇3種のコラーゲンはN−アセチル−L−ヒドロキシプロリンと水溶性コラーゲン液とコラーゲン・トリペプチド Fですね。コラーゲン構造の安定とコラーゲン産生、保湿効果を持っています。
表皮の下にある真皮層のコラーゲンに関わる部分かな?と思うので、先ほど少しお話ししたエイジングケア=コラーゲン産生と捉える場合はそこをクリアしてそうです。
肝心の中身
ほぼしゃべったので必要ないかもですが、一応載せておきます。
アスタリフト ホワイト アドバンスドローション | 多分こんな効果 |
トラネキサム酸 | 美白有効成分 |
グリチルリチン酸ジカリウム | 肌荒れ改善 |
BG | |
濃グリセリン | |
DPG | |
ベタイン | |
トレハロース | 保湿 |
ジグリセリン | |
POEメチルグルコシド | |
リン酸L−アスコルビルマグネシウム | メラニン生成促成、コラーゲン産生 抗酸化 |
アスタキサンチン液 | 抗酸化 |
ツボクサエキス | メラニン生成抑制 メラニンタンパク質分解促進 |
N−アセチル−L−ヒドロキシプロリン | コラーゲン構造の安定 |
メマツヨイグサ抽出液 | 抗酸化 |
ユキノシタエキス | 抗糖化 |
ビルベリー葉エキス | 細胞外壁掲載促進 ※インボルクリン産生 |
水溶性コラーゲン液 | 保湿 |
コラーゲン・トリペプチド F | コラーゲン産生 |
フェルラ酸 | カルボニル化抑制 |
グリセリン | |
オレイン酸ポリグリセリル | |
天然ビタミンE | |
ショ糖脂肪酸エステル | |
大豆リン脂質 | |
エタノール | |
POE水添ヒマシ油 | |
ペンチレングリコール | |
フェノキシエタノール | |
香料 | |
pH調整剤 |
ですね。ビタミンC誘導体も入ってました。もしかしたら成分の抗酸化効果かもですが、一応入ってます。
続いてクリーム
アスタリフト ホワイト アドバンスドクリーム | 多分こんな効果 |
トラネキサム酸 | 美白有効成分 |
グリチルリチン酸ジカリウム | 肌荒れ改善 |
シュガースクワラン | |
濃グリセリン | |
BG | |
シア脂 | |
ジメチコン | |
POEメチルグルコシド | |
ラウロイルグルタミン酸ジ (フィトステリル・オクチルドデシル) | |
ベタイン | |
サラシミツロウ | |
天然ビタミンE | |
水素添加大豆リン脂質 | |
セテアリアルコール | |
バチルアルコール | |
フィトステロール | |
ヒアルロン酸Na-2 | |
アスタキサンチン液 | 抗酸化 |
ツボクサエキス | メラニン生成抑制 メラニンタンパク質分解促進 |
N-アセチル-L-ヒドロキシプロリン | コラーゲン構造の安定 |
メマツヨイグサ抽出液 | 抗酸化 |
ユキノシタエキス | 抗糖化 |
ビルベリー葉エキス | 細胞外壁掲載促進 ※インボルクリン産生 |
水溶性コラーゲン液 | 保湿 |
コラーゲン・トリペプチド F | コラーゲン産生 |
フェルラ酸 | カルボニル化抑制 |
ジエチレントリアミン5酢酸5Na液 | |
グリセリン | |
オレイン酸ポリグリセリル | |
ショ糖脂肪酸エステル | |
大豆リン脂質 | |
ペンチレングリコール | |
フェノキシエタノール | |
パラオキシ安息香酸メチル | |
香料 | |
粘度調整剤 | |
pH調整剤 |
クリームにはビタミンC誘導体は入ってないですね。なので化粧水の方には美容成分として入ってるかもね?でもクリームは代わりと言っちゃなんですが、当たり前のように保湿成分が多いので乾燥肌にはありがたい感じか
そして単純な印象ですが余計な成分が少ない。
です。
かなと。あんまりアレコレというより必要な物だけって感じの印象です。
買いか??
普通に買いでした。
こんな高機能で4000円と5500円はスゴイですね。
初めの方にくすみの改善原因を載せたのですが
くすみの原因 | 改善方法 |
乾燥 | 保湿 |
角層の重層化 | ターンオーバー改善 |
メラニン | 美白 |
糖化 | 抗糖化 |
カルボニル化 | 抗酸化 |
血行不良 | 血行促進 |
ほぼ全部やってます。血行促進はやってないけどね。くすみのスキンケアって感じですが、そこを除いても乾燥・肌荒れ・シミ・シワなどなどのよくある悩みは一通りケアしてくれます。
あれもあると~とか、コレもあると~とか、と注文はいくらでもつけられますが、金額にたいして、他メーカーと比べてという比較対象を拡大すると、これに匹敵するスキンケアってないですね。あると言えばありますが、ここまで抗酸化に寄ったスキンケアはないです。
さすが富士フィルムwww
エリクシール ホワイトはちとヤバイですね。エリクシール ホワイトはエリクシール ホワイトで免疫まで視野に入れたお手入れが可能ですが、富士フィルムの機能はエリクシールで叶える事は出来ません。逆もしかりなので比較しずらいなぁという中身です。しかも使用期間は2か月と長めです。でも手で使うんですよね。手で使うのは・・・あまり好きではないですが、そこは好みの問題なので置いておいて化粧水とクリームを合わせても年間コストで約9万円です。
中堅スキンケアとしては普通くらいのランニングコストですから続けやすい価格設定。
ただ、シミの改善を目的とするには少し心もとない。くすみ押しなのでいいですけどね。同社にマロニエエキスという角層に溜まったメラニンを排出を促す、資生堂で言うところの4MSKに近くね?っていう成分も入っていたらいう事ないですね。
あとエリクシールって、というか資生堂はアルコール感がダメっているう人が少なくない数でいらっしゃるので、その代わり?といっては何ですが、資生堂がダメな人は是非試してもらいたいスキンケアでした。
以上です。
疲れた・・・・