どうもです。
以前にこちらの方を取り上げました。
グローバルブランドのSHISEIDOから出ているトリートメントソフナー。
こちらは2つのタイプともう一つがあります。それが
RVトリートメントソフナー
個人的に思うところですが、資生堂のこのシリーズの化粧水は正直微妙な気がしてます。誰がどう見ても分かるようなキャラクターが見えてこないというか、何をしてどのような肌にしてくれるのか?が不明瞭。もちろん商品説明もちゃんとあるんですけどね。
この化粧水の後に使うクリームのような乳液のようなモイスチャライザーという製品はかなりしっかりキャラクター分けしています。ただそのキャラクター分けは化粧水では行われずに「共通の化粧水」として販売してます。
ただ、RVのほうはまだマシな中身をしていそうなので今回はこちらを掘ってみます。
SHISEIDO RVトリートメントソフナーって
RVトリートメントソフナー
150ml 8360円 約1か月
2019年8月1日
なめらかなテクスチャーで角層深くまですばやく浸透し、肌がもともと持つ保湿成分を補い、たっぷりのうるおいで満たし続けます。SHISEIDO独自のVP8+テクノロジーを採用。乾燥による小じわを目立たなくし、ハリと透明感があふれる肌に導きます。
グローバル資生堂は「美のめぐり」とか「目覚める!⇒守り抜く!⇒引き出す!」とかいうブランドコンセプトのゴリ押しがあるのですが、そちらは無視させていただきます。こちら単品での機能性のみについてみていきます。
ではこちらの製品どんなもんなのか?
商品説明ではよくあるスキンケアの説明なので‥…コメントのしようがないというか。VP8+テクノロジーも結局はいろんな成分の複合体です。
他にもこんな成分入ってますよ。ってのがあるのですが
・ PCA 配合(生体関連保湿成分)
⇒ピロリドンカルボン酸ナトリウム
保湿成分ですな。
・ ミネラル成分配合(うるおい保護成分)
⇒霧島温泉水、塩化カルシウム、塩化マグネシウム
ただのミネラル成分ですが、最近の資生堂さんの研究で(2023年一般発表)ヒアルロン酸産生やターンオーバー促進の効果があるとかないとか。
・ ハマメリスSAコンプレックス 配合(保湿成分)
⇒ハマメリスエキス、サイコエキス、エリスリトール、PEG/PPG-14/7ジメチルエーテル、グリセリン
これは個別であとでやります。
・ 和漢植物エキス配合
⇒植物に詳しくないので何をもって和漢か知りません。あとでやります。
まぁなんかいろいろやってくれそうな気がしますが、ここまで来てもちょっとテンション上がんないんですよねぇ
肝心の中身
全成分は多いのでホントに肝心の部分だけ
グリチルリチン酸ジカリウム | 肌荒れ改善(医薬部外品) |
DL-ピロリドンカルボン酸ナトリウム液 | 保湿成分 |
エリスリトール | CE成熟促進 |
常水 | 霧島温泉水かな? |
水素添加大豆リン脂質 | ラミニン5産生 |
塩化マグネシウム | ヒアルロン酸、抗酸化※細胞保護(UVダメージ軽減) |
トウキエキス(1) | 色素沈着抑制 沈着色素淡色化 保湿 抗老化 血行促進 |
オリーブ葉エキス | 真皮カルボニル化抑制 |
塩化カルシウム | ターンオーバー改善 |
アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム | 保湿成分 |
γ-オリザノール | 抗酸化 |
ハマメリスエキス | 抗酸化、抗炎症 |
カリンエキス | リパーゼ阻害、肌荒れ改善 |
ルムプヤンエキス | チロシナーゼ活性阻害 |
イザヨイバラエキス | セラミド合成促進)、抗炎症、抗菌 |
サイコエキスBS | 真皮賦活(ハリ)コラーゲン・エラスチンの分解抑制 |
VP8+テクノロジーについてですが、イマイチわかりません。
同じSHISEIDOのバイタルパーフェクションにVP8テクノロジーってのがあります。「+」がないですね。こちらは
VPコンプレックス(サイコエキス、オリーブ葉エキス、トウキエキス、紅茶エキス、グリセリン)と4MSK(美白有効成分)を組み合わせた成分です。
なのでRVソフナーにもサイコエキス、オリーブ葉エキス、トウキエキス、グリセリンが入っていて、グリチルリチン酸ジカリウム(肌荒れ改善)が入っているので‥‥まぁそういうことです。
別に〇〇〇テクノロジーって言葉自体に対した意味はなくて、植物系の有効成分のまとまりですね。
ただ、中身は別に悪くないです。
保湿効果もばっちりですし、肌荒れ改善効果、美白とまではいかなくてもメラニンのコントロールもしてくれます。基底膜という表皮と真皮のつなぎ部分もばっちりですし、真皮のケアまでやりますから、エイジングケアの化粧水としてはほぼ満点くらいにやってくれます。
が、なんか事務的?な印象がありますね。
こういう肌にするためにこういうのを入れれば大丈夫。というか、無駄がない?いい事なんですけどね。
ちとスパイスがないですね。
スパイスとは
例えば同じ価格くらいのスキンケアに
リバイタル ローション
170ml 8690円
2020年9月21日発売
こちらは光ダメージに特化した化粧水です。紫外線を浴びることで変化した年齢肌を整えて、乾燥、シワ、シミ、たるみをケアして、ハリのある明るい肌にしてくれます。昔から結構一貫してます。
しかも医薬部外品で美白有効成分4MSKとトラネキサム酸のダブル美白に加えてレチノール配合で、シミだけでなく、固くなった肌も柔らかく解きほぐしてくれます。
他にも
ベネフィーク リュクス
リフトモイスチャーライザー
85ml 9680円
2021年10月21日発売
こちらは保湿液ですが、とりあえず価格帯が近いので取り上げます。
独自の美容法「流して 持ち上げ キープする」というブランドコンセプトがあり、肌本来が持つ力を引き出す植物系の成分に加えて独自の美容法で引き締まったハリのある肌に整えます。
同じく美白成分であるトラネキサム酸と肌荒れ改善のグリチルリチン酸ジカリウムに加えて、年齢を重ねて細く脆くなった毛細血管を再構築し、太くしてくれます。毛細血管の整った肌は真皮のコラーゲンのケアを上回るようなハリを与えてくれるので、お手入れ効果が感じにくくなった肌にこそオススメです。
ってな感じ。
簡単な商品説明ですが、どうでしょう?
2つの化粧水はほぼ同じ価格帯ですが、全くの別もののお手入れをしてくれることがわかったと思います。
リバイタル⇒光老化ね
ベネフィーク リュクス⇒毛細血管ね
みたいな感じです。
ではグローバルSHISEIDOのRVトリートメントソフナーはどうでしょう?
商品説明を持ってきます。
なめらかなテクスチャーで角層深くまですばやく浸透し、肌がもともと持つ保湿成分を補い、たっぷりのうるおいで満たし続けます。SHISEIDO独自のVP8+テクノロジーを採用。乾燥による小じわを目立たなくし、ハリと透明感があふれる肌に導きます。
たしかにこの通りなのですが、魅力がいまいちわからん。
買いか?
同じ金出すならリバイタルの方がいい気がします。
少し持ち出すと、グローバルSHISEIDOの美のめぐりのメソッドのために必要な化粧水であるはずなので、アルティミューンやそのあとに使うモイスチャライザーとの相性はいいでしょう。
あとテクスチャーなどもよいです。上品でべたつきのない、それでいて肌の芯から潤うような透明感も感じます。香りもそこまで主張しすぎないので、使いやすい化粧水だと思います。
が、ブランドに共感できないかなぁぁあぁぁぁぁぁぁ・・・・
ぶっちゃけ中身もリバイタルに劣ります。ブランドコンセプトが違うので配合成分が違うのは仕方ないですが、そのブランドコンセプトを抜きにしてもリバイタルは4MSKとトラネキサム酸にレチノールです。肌荒れなどの変化しやすい肌にはRVソフナーでしょうけど。どう考えてもこの商品はエイジングケアの化粧水。肌荒れは大事だけどやって欲しいのはそこじゃない。
確かに肌が綺麗になるためのお手入れはしてくれますけど。
っていう「けど。」がどうしても出てきてしまう化粧水。RVトリートメントソフナーでした。
ファンの方スイマセン。
以上です。
あともう一つ忘れてました。
オイデルミンからもこんなのがありますね。
オイデルミンエッセンスローション
145ml 9680円