どうもです。
タイトルでバレてますが今回は花王ソフィーナからソフィーナipブライトニング美容液を取り上げたいと思います。
花王っていうと日用品で触れないのが難しい位入り込んでますよね。
・ビオレ
・ニベア
・メリット
・バブ
・メリーズ
・ロリエ
・アタック
・キュキュット
・クイックル
などなど
一つとして持ってないのは無いのでは?ってくらいのブランドナインナップです。
スキンケアだと
・ALBLANC
・アリー
・キュレル
・コフレドール
・DEW
・EST
・KANEBO
・LISSAGE
・LUNASOL
・RMK
・ソフィーナ
などなど。デパコスでもよくあるブランドがありますね。なので花王グループを掘ってるだけで一年以上経っちゃうくらい。そんな花王のソフィーナは私の得意分野ではないのですが、リクエストがあったので掘ってみたいと思います。
掘る前に…
こちらは雑誌やポスターとかでも見たかな?
事実。シミは消せない。だったら、どうする?
という後ろを向きながら前向きな事を言おうとするなんともなコピーです。そして
シミになる前に、増える前に、先回りブロック
とういう事で・・・・
捉え方によっては出来たシミはもう消えないよ?だから増やさないようにこれ以上増えないようにしようね?っていう事かな?
そこまで後ろ向きな美容液なのかはもう少し掘ってみたいと思います。
動画でもしゃべってますのでよかったらみてってください
ソフィーナip ブライトニング美容液って
ソフィーナはドラックストアやイオンなどのGMSで販売されてますね。なので一度は目にしたことがあると思います。
ブライトニング美容液
40g 6380円
たぶん100回分
目に見えるシミになる前に、増える前に先回りブロックするシミ対策美容液。独自の天然植物由来の有効成分カモミラETが、シミの発生源にアプローチ。メラニンが過剰に生成される前の早い段階で抑制し、シミ・ソバカスを防ぎます。「モイストブライト成分α」配合で、使うたび肌の角層細胞をうるおいで満たし、くすみ感のない透明感あふれる肌へ。 日焼け後のほてりや、肌荒れを防ぐ抗炎症成分配合。 コクのあるクリーム状の美容液が、みずみずしくすっとのびて、なじみます。 透き通るような花爽柑の香り。
って感じです。
はい出ましたカモミラET!
花王系の美白美白美容液にはもれなくコイツがついてきます。
コーセーのコウジ酸・資生堂の4MSK・ポーラのルシノール・・・・まるで四天王みたいですね。
とりあえずカモミラETについてはホームページでも説明してますが
紫外線を受ける事で発生する信号を押さえてメラノサイトが活性しないようにしてくれる。
ってわけです。
なのでシミが増える原因はなんなのか?というところを花王として考えると
・紫外線を受けると情報伝達物質(エンドセリン)メラノサイトを活性化させる
・紫外線を受けると幹細胞増殖因(SCF)がメラノサイトを刺激する
という具合に、メラノサイトという城を攻撃する原因そのものを抑制することに重きを置いていることが分かります。
例えばコーセー系のコウジ酸は城そのものに効果を発揮するのに対して、「城に攻撃が行かないようしようぜ!」っていうのが花王系の考えのようです。ですから資生堂系のトラネキサム酸に近い考えかな?って気がしますね。効果は全然違うんですけど。
さらっと出てきてしまいましたが幹細胞増殖因子ってのもメラノサイトを刺激してシミを増殖させてしまいます。それを抑制するのがキキョウ根エキスってわけです。こちらも急に出てきましたが、花王系のエストやアルブランにもこいつは入ってます。
なので現在の花王の美白はカモミラETとキキョウ根エキスがセットってことです。
じゃぁ紫外線を浴びていなければこいつらっていらなくね?ってなっちゃう人もいると思いますが、ホームページなどを見ても「紫外線を浴びると~」っていういかにも紫外線を浴びている間にっていう印象がありますが、これは少し正確では無くて、正しくは「紫外線を浴びていない状況でもエンドセリンとSCFが発露するため、それらを常に抑制する必要がある」だからカモミラETとキキョウ根エキスが有効なんですね。メーカーがそもそも説明ヘタクソです。そこをちゃんと説明してないと、他のメーカーと比べて何が優れているか分かりません。
他の成分はどんなん?
とりあえず全部貼ってみます。
カモミラET* |
グリチルレチン酸ステアリル* |
水 |
グリセリン |
オリブ油 |
BG |
キキョウ根エキス |
アスナロ抽出液 |
ローズマリーエキス |
ローマカミツレエキス |
ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド |
高融点パラフィン-1 |
エタノール |
セレシン |
ジメチコン |
POEメチルグルコシド |
N,N-ジメチルアミノエチルメタクリル酸ジエチル硫酸塩・N,N-ジメチルアクリルアミド・ジメタクリル酸ポリエチレングリコール共重合体/PEG混合物 |
フィトスフィンゴシン |
スクワラン |
ステアリン酸POEソルビタン |
リン酸2Na |
リン酸1Na |
イソプロパノール |
無水エタノール |
フェノキシエタノール |
ジステアリルジモニウムクロリド |
セタノール |
ステアリルアルコール |
香料 |
ん~~~~~~・・・・・悪くない!
とりあえず目ぼしいものは
グリチルレチン酸ステアリル* | 抗炎症 |
キキョウ根エキス | 抗酸化、SCFの受け取り口の発現を抑制 |
アスナロ抽出液 | 抗炎症 |
ローズマリーエキス | 抗酸化、抗炎症、光老化防止 ※カツミレETと相性よい |
ローマカミツレエキス | 抗糖化(シワ、黄くすみ) |
ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド | 疑似セラミド |
POEメチルグルコシド | 保湿剤 |
フィトスフィンゴシン | 保湿、抗菌、抗炎症 |
たぶんこんな効果かな?みたいなものなのですが、医薬部外品の抗炎症はありがたい!肌荒れさんにも配慮してます。が、そこじゃない!
光老化の防止と抗糖化ができる美白美容液だということ
この価格帯の美白美容液の目的って大体がシミのケアとついでに保湿をする程度です。あとはそのシミについて徹底するか?またはシミ+αの何かで付加価値を付けるか。でも糖化を抑制するなんてことは書いていないのですがカモミール系の成分は抗糖化することが出来ます。なので期待はしていいんじゃないかなと思うんですよね。
光老化ってところも、紫外線を浴びることで発生する過酸化脂質の抑制が主で、過酸化脂質はなんやかんやでコラーゲンの分解を促進させたりします。遠回しにエイジングも視野に入ります。
そういった意味では価格やランク的にみると優秀な美白美容液です。
買いか?
目的をどこに置くかで判断が分かれます。
コピーにもあるように
事実。シミは消せない。だったら、どうする?
↑これは白旗というより、消すという事が出来にくいから薄くする努力をしたい。だから
シミになる前に、増える前に、先回りブロック
なのですが、メラノサイトにメラニンを作る信号を抑制ってことです。
ただ、コレは正直に言うと古いですね。数十年変わってません。同じ成分だけでずっと紹介しなければいけない美容部員さんの苦労がうかがえます。
シミの研究は各社色々知見を出していて、メラノサイト自身・メラノサイトの周り・メラノサイトから離れた細胞・毛細血管・真皮から・ホルモンバランスなどなど進んでいる中で、いまだに情報伝達物質のみってのは弱い。弱すぎる。
そしていい意味でこの美容液の神髄はシミではないようです。
後半であったように、光老化。これは資生堂のリバイタル。抗糖化。これはポーラ。というように国内でもエイジングの先端をいくブランドの要点を取り込んでます。ただ、それらは肌をブライトニング。つまり肌を明るく透明感のある肌に仕上げるためのサポートとして入っている程度だと思いますが、一役買ってくれるくらいの期待は出来そうなロマンを感じます。あくまでロマンですよ。価格的にみても期待はするほどではないと思います。
高い抗酸化効果、くすみを払う効果。そしてシミのケア。保湿効果も疑似セラミドの形成で十分な感じがします。
美白有効成分は人によって当たり外れがあるので試す価値はあります。そういった選択肢ではソフィーナのブライトニング美容液はアリ!ですが、シミの先端に触れたい場合は他のメーカーですね。
以上です。