ランコム クラリフィック ブライトニングセラムが美白美容液のようで美白美容液ではない件について

ブランド研究
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どうもです。少し見逃すとあっという間にスキンケアがどんどん発売されて行って目まぐるしいですね!美容業界って

そんで美容液ってそのメーカーの代表的な売れ筋なので販売にも力が入るというモノです。
ランコムはそんな気合が毎回すごくって、オシャレスポットでイベントをよくやってますね。

【ランコム】「クラリフィック ブライトニング セラム」発売記念イベント開催
日本ロレアル株式会社のプレスリリース(2023年2月17日 10時00分)【ランコム】「クラリフィック ブライトニング セラム」発売記念イベント開催

今日はそんなランコムの美白美容液について掘ってみたいと思いますのでお付き合いください。

動画でもしゃべってますのでよかったらみてってください

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クラリフィック ブライトニング セラムって?

クラリフィック ブライトニング セラム
30ml/16500円
50ml/23100円
2023年2月10日発売

クラリフィック ブライトニング セラムは、新世代*¹「6QDx」美白美容液。
皮膚科学から着想を得た先進的なフォーミュラは、6つの医薬部外品の承認効能を取得しています。
有用成分を高濃度で配合しながらも、澄み渡る透明度で水のように潤う一滴。肌にツヤやかな輝きをもたらします。
 韓国で大人気の美容施術「ウォーターピーリング」に着想を得て誕生。先進的で高機能フォーミュラでありながら、マイルドで肌に優しく、美白美容液の常識を超える優れた効果を発揮します。また、皮膚科学から着想を得た高濃度なフォーミュラは日本の研究所において開発、そして特許を取得しています。

ちょいと昔はマスカラで大流行したランコムさんの美白美容液です。美白ではないですがジェニフィックアドバンストかリポソームアドバンストか悩んだ方も多いとお思います。そんなランコムさんの新しい美白は
・ウォーターピーリング
新世代「6QDx」

がウリの美容液になります。

ちなみにクラリフィックってのは「澄んでいる」とか「透明感」って意味です。
そんでウォーターピーリングってのは

↑こんなん見たことあります?水流を利用したピーリングで、最近は家でも出来るのがありますよね。ピーリングってのは平たく言うと皮膚を削り取る事です。じゃぁなんでピーリングするのか?
お肌が肌荒れやらシワや毛穴が目立つのは表皮のターンオーバーが乱れているってことが前提のお手入れの一つです。ターンオーバーが乱れると余計な角質が肌に溜まって毛穴に詰まったり、乾燥したり、シワになったりするので、その余計な角質を除去してツルツルの肌を目指す!ってわけです。
ただ、ピーリングはさっきも言ったように「皮膚を削り取る」行為なので刺激が強いです。じゃぁもうちょっとマイルドにできないか?ってことでウォーターピーリングがあるわけです。水流の力で余分な角質や、毛穴に詰まった皮脂汚れなど掻き出してくれるので、比較的安全にお手入れが出来るんです。ただし効果については賛否あるなぁって印象。
そんなウォーターピーリングに着想を得ているって事なので、ウォーターピーリング自体をするわけでは無いですが、肌に優しいピーリングが出来る美容液ってことですね。

そんで新世代「6QDx」ってのは、見たことあると思いますが
①シミ・そばかすを防ぐ
②肌にうるおいを与える
③肌をなめらかに整える
④にきびを防ぐ
⑤油分バランスを整える
⑥皮膚を保護する

っていう6つの効果をもった美容液ですよって事です。無理やり効果を大別しているように見えますが、半分は同じ意味じゃね?って気がします‥‥
ここは後でけちょんけちょんにしていきます。

これら2つについてもうちっと深堀していきます。

ウォーターピーリングに着想をえている件について

新しい美容液の説明にこんなんもあります。

やさしい角質ケア作用が特徴であるPHA10%、シミを減らし肌トーンのムラを解消するピュアで純高度のナイアシンアミド、そしてクラリフィックを象徴する肌の酵素特性を活性化する働きがあるブナの芽エキス。これらのブライトニング コンプレックスが美白作用を促し、肌の明るさと透明感を高めて目に見える変化をもたらします。

そう、PHAを10%配合しているんですねぇ~
じゃぁPHAってなんだい?って思いますよね。
そして、さっきのウォーターピーリングはある意味アカスリみたいな物理的なピーリングだとすると、こちらの言っているPHAはケミカルピーリングって言い方の方が正しいかなと思います。

細胞を繋ぐ組織を緩めて強制的に剥離させていくわけです。よくフルーツ酸が活躍するやつでケミカルピーリングするのがよくありますね。そしてPHAってのはそもそもなんなのか?
気になるかは分かりませんが、表を作ってみました。あとで役立つのでよく見といてください。

名称通称代表成分効果どこまで?
AHAアルファヒドロキシ酸グリコール酸角質除去、シワ予防、透明感アップ基底層まで
BHAベータヒドロキシ酸サリチル酸皮脂除去、抗炎症、ニキビケア、色素沈着に効果大角層まで
PHAポリヒドロキシ酸グラコノラクトン保水力、抗炎症、肌に優しい。敏感肌でもOK角層まで

PHAは一番下にあるやつで、次世代のピーリングとか言われています。今までのケミカルピーリング、つまりAHAやBHAは効果的だけどお肌にとって厳しいのでもっと「優しくて効果的なのないかな?」ってので出てきたのがPHAです。ピーリングとはいいますが、ターンオーバーを正常に保つ力がある上に、保水力や抗酸化に優れているので乾燥肌や肌荒れをしやすい人にもいいって代物です。

バシッと年齢で言わせてもらうと20代には用なしで、40代以降はこういうのに手を出すのはアリです。なんでか?

代謝がスゲ~悪くなっているから!

なのでそんな肌に、優しいPHAが入っているんですって!PHAですよ?
ではそんあPHAはホントに入っているのか!?全成分見てみました。

<有効成分①>
ナイアシンアミド
サリチル酸
<全成分>
精製水
ブナエキス
グルコノデルタラクトン
ヒアルロン酸ナトリウム(2)
ブドウ種子油
ポリオキシブチレンポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテル(3B.O.)(8E.O.)(5P.O.)
ポリオキシエチレンメチルグルコシド
1,3-ブチレングリコール
ヒドロキシエチルセルロース
グリコール酸
1,2-ペンタンジオール
無水エタノール
安息香酸デナトニウム
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエーテル
フィチン酸液
水酸化カリウム
クロルフェネシン
香料

よしよしPHAのグルコノデルタラクトンが入ってますね。OKですOKです・・・・
イヤイヤAHAのグリコール酸とBHAのサリチル酸も入っとる!!

別に悪くはないのですが…
「やさしい角質ケア作用が特徴であるPHA10%」以外にも
「肌にやや厳しいけどシワ予防にも効果的なAHA」
「そこそこ肌に優しいかも?な肌荒れにも効果的なBHA」
も仲良く入ってますね。もしかしたらAHAもBHAもそれが目的ではないかもですが、入っているっちゃ入ってます。
なので【肌に優しく効果的なPHAが配合だから大丈夫】と安心して手を出すと思わぬ反撃が来ることがあるかもしれません。

私も昔いたメーカーでグリコール酸を使った集中ケアがあったのですが、少なくない数の「肌がピリピリして痛い」という相談という名のクレームを受けました。
あと昨年2022年の資生堂HAKUの限定品でピーリング製品があったんですよ。それのピーリング効果を担保する成分がグリコール酸です。

新世代「6QDx」って

先ほどもあったこんな効果
①シミ・そばかすを防ぐ
②肌にうるおいを与える
③肌をなめらかに整える
④にきびを防ぐ
⑤油分バランスを整える
⑥皮膚を保護する

6つの承認効能をもつ医薬部外品ってことで、ナイアシンアミドの事だと思います。勉強不足で申し訳ないのですが、その6つの承認効果を持っている?ってやつ。あれは医薬部外品で許された表記だった気がします。56個くらいあるやつの6つなのかな?調べてないけど。何が言いたいかというと、別にランコムだから特別ではないのではないかな?という話です。

ついでにナイアシンアミドの効果はいっぱいあってこんな感じ

ナイアシンアミドの代表的効果
保湿セラミド合成
美白メラニン輸送阻害
シワコラーゲン産生
ニキビ皮脂分泌抑制

つまり、乾燥・シワ・たるみ・シミ・毛穴・ニキビなどなど、いろんな肌効果が期待できるので、美肌を目指す上だと入っているとうれしいですね。水溶性なので化粧水にブッコんだりできる肌に優しい成分です。そしてさっき出てきたサリチル酸(BHA)が角質を剥がすので、それを補うという面からもナイアシンアミドは適任って感じです。
ただし、注意が必要でビタミンCと相性が悪いってやつ。
そんなんわかっとるわ!って人もいると思いますが、こいつが問題になります。

クラリフィック スポット セラム
30ml 15400円/50ml 21450円

こいつには L-アスコルビン酸 2-グルコシドってのが入っていて、つまりビタミンC誘導体です。相性が悪い!・・・・といいますが
実は問題ないです。所詮といったら失礼ですが化粧品レベルなので混ぜても大丈夫です。

その他は?

ブナの芽エキス⇒肌の酵素特性を活性化する働き
ランコムのクラリフィックを代表する成分のようですが、こいつはⅣ型とⅦ型コラーゲンの分解抑制です。どちらも基底膜っていう表皮と真皮を繋ぐ薄い膜で、そらぞれのコミュニケーションや栄養の運搬、老廃物の排出をしたりしている地味に大事なやつです。

それが老化や紫外線、酸化の影響で分解して、肌荒れやシワにつながったりするのでエイジングケアの一環としては入っててうれしい成分ですね。

そしていつものあいつがいないですね。

エーデルワイスエキスです。これがあるからランコム。ってくらいエーデルワイスに命を懸けていたので、なんで??って感じですが入ってません。
効果として、ヒアルロン酸やコラーゲン産生、抗酸化、チロシナーゼ活性阻害など、美白美容液に入ってこそ!って感じですが入ってません。
もしかしたら成分の相性的に入ってないのか?なと思いますが、クラリフィック スポット セラムには入ってます。でもこいつには入ってません。

買いか?

こいつを美白美容液として見たら微妙です。
つまり、目的がシミの改善ってところに重きを置いたときにどうかというと微妙って意味です。やはり強みはピーリング効果なのかな?というイメージがあります。

ランコムさんは言ってないですが、AHA、BHA、PHAとマルチに配合している点から見ても年齢を感じた肌や、肌がごわつく、毛穴が気になる、ハリがないって人には有効な美容液です。他にも「いいスキンケア」を使っているけど効果が分からない。または効果が感じないって時に導入美容液を検討すると思うのですが、そんな導入美容液を使うくらいならこっちの方が肌に効果的な人もいるんじゃないかな?って気がします。

導入美容液って界面活性剤やアルコールなどの力を利用して肌に成分を送るってやつです。もちろんそれを否定するわけでは無いですが、こちらは余分な角質を除去する効果が高いので、浸透に悩みを持っている人には結構いいんじゃないかと思います。

これ自体には保湿効果、肌荒れの改善、毛穴関係、エイジングケアと肌の表面から内部まで期待できる部分が多いですから肌効果は実感しやすいはずです。

でも美白でみるとナイアシンアミドなので期待しすぎは良くないです。
だったらクラリフィック スポット セラムのほうがマシですね。あくまでマシってレベルですのでご検討ください。

以上です







ビブダン研究所的 【オススメ美白美容液】
シミ・色むら・肝斑をとにかく何とかしたい方
最後まで見ていただきありがとうございます。 今まで色んな美白製品をみてきましたが、どれも資生堂の後追いで常に先端を行っているのはHAKUという製品です。他にも資生堂から販売されている美白は沢山ありますが、コストパフォーマンスでHAKUを超える物はありません。 現在のHAKUは肌の表面だけでなく「毛細血管」から出るシミの信号も抑えるまでになってます。 他のメーカーは美白製品はチロシナーゼの活性阻害という「予防」レベルで高額な製品を発売してます。 早く・確実に・安全に美白をしたい方はぜひHAKUをためしてみてください。 サイズは様々ありますが45gだと約2か月使えます。 あとは肌を守るケア 同じく資生堂のアネッサのデイセラムから「太陽光をスキンケア」に変える日焼け止めが発売されました。今まではただ防ぐだけでしたが、光そのものを味方にする優れものです。 このアネッサの日焼け止めを使うと肌のヒアルロン酸やコラーゲンも産生していることが確認されたそうです。 この「太陽光をスキンケア」に変える効果はデイセラムだけの処方になります。他の日焼け止めには入ってませんのでご注意ください。
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