さっそく行きます。
読むのがメンドーな時は動画をみてみてください
資生堂の美白美容
まずはざっくりとラインナップをまとめます。
- クレドポーボーテ セラムエクラS 45ml 定価35200円
782円/1ml - クレドポーボーテ セラムコンサントレエクレルシサン 40ml 16500円
412円/1ml - SHISEIDO バイタルパーフェクション Lディファイン ラディアンス セラム 40ml 17500円
437円/1ml - リバイタル グラナス セラムホワイト 30ml 16500円
550円/1ml - ホワイトルーセント イルミネーティング マイクロS セラム 30ml 12650円
421円/1ml - HAKU メラノフォーカスZ 40g 11000円
275円/1g - ベネフィーク ホワイトジーニアス 45ml 11000円
244円/1ml - エリクシールホワイト スポットセラムWT 22g 4950円
225円/1ml
※シナクティフは色々入っているので美白ではありますがチートなので除外。&フェイスは古いので除外。1000円台も除外。
やはりクレドポーボーテは強い!強すぎる!!
ただし上記の価格の方はあくまでスキンケアを選ぶ上では別にどうでもいいです。
そりゃ目安にはなりますけどね。
ベネフィークですが、安価な部類に入るエリクシールと比べて19円/1mlしか変わらないので、所有欲的にはベネフィークの方がよくない?とか思っちゃいます。
意外とそんなに種類のない有効成分
資生堂はほぼ独自で作った有効成分が配合されてます。一部ちがいますが
- 4-メトキシサリチル酸カリウム塩
- 酢酸DL-α-トコフェロール
- グリチルリチン酸ジカリウム
- トラネキサム酸
- レチノール
上で紹介した美白美容液の有効成分は5種類入ってます。
美白だけ見ていくと赤マーカーの2種類だけ
どんなに高級でもどんなにスタンダードでも
4-メトキシサリチル酸カリウム塩+トラネキサム酸
が美白有効成分です。
なにか特別なことはなく、それ以外の成分はあくまでそれ以外であり、例外を除いて美白とは別の成分です。
どうです?意外とサッパリしてますよね。
その為、厳密な意味で美白効果はどれが一番いいのか?というという問いに対しては
実はそんなに大差ない
って言えます。だって入っている美白有効成分はどれも大差ありません。
ではなぜ価格に差があったり機能に差があるのか
それは美白有効成分+αのα部分が大分違うからです。
では次は何が違うのかを商品一つ一つ見ていきます。
クレドポーボーテ セラムエクラS
こちらは以前取り上げさせていただきました。
先端サイエンスが拓く、
未来展望ブライトニング。
未来の自分に贈りたい、まばゆいほどの自信と輝きを。
美白有効成分アクティブ4MSK※1に加え、
自然の生命力を凝縮した深海由来のうるおい成分をブレンドした
シーファーメントブライトナー(保湿:アルテロモナス発酵エキス、濃グリセリン)を配合。
クレ・ド・ポー ボーテ研究所から
明るく輝く未来を予感させる、待望の新製品登場です。
ってことです。
文言にあるアクティブ4MSKについてですがこちらは4-メトキシサリチル酸カリウム塩のことです。実は
4–MECHIRU SACHIRU KARIUMU EN の頭文字です。
シミが発生する根本原因に着目し、メラニン生成を抑えシミ・そばかすを防ぐ薬用美白美容液。
先端サイエンスアプローチと美白有効成分を凝縮配合した濃密なテクスチャーが、使うたび贅沢なうるおいを与えて乾燥によるくすみ印象を防ぎ、肌本来の若々しい輝きをもたらします。
とまぁいい感じのポエムを見ていただいたところで美白効果は4MSKのみのようです。
4MSKの効果は
シミを作り出すチロシナーゼの活性阻害とシミの部位はシミを含んだ垢がはがれない特殊な状態にあるため、それを排出することが出来ます。
つまり、年々濃くなるシミに対して有効という事です。
コレで言うところの③と④と⑤の部分に効くという事です。
シミを作らせないという事と早く出すことが出来る優れた美白有効成分なのでシミに対しては一定の効果はあるようです。
有効成分はこちら
4-メトキシサリチル酸カリウム塩* |
酢酸DL-α-トコフェロール* |
グリチルリチン酸ジカリウム* |
ついでに2-O-エチル-L-アスコルビン酸(ビタミンC誘導体)も入ってます。
あとは保湿とエイジングの効果のある成分で締められているので
美白美容液というよりは美白付きエイジングケア美容液といった製品です。
美白とはいいますが、見え隠れするのは保湿+エイジングをしたい人向けのスキンケアなので、年齢で区別するのは失礼かもしれませんけど40代以上の方向けに作られています。
少し小難しい名前ですが
「肌の知性」に着目した独自成分 スキンイルミネイター
エピジェネティクス(後成遺伝学)研究に着目 シーファーメントブライトナー
どう機能するかはおいておいて、両方とも高レベルな保湿とかハリとかです。
美白効果はありません。
ただ見逃せない成分がこちら
コレはシミの原理になるのですが
シミの周りにはなぜか毛細血管が集中しているのが発見されてます。その毛細血管からシミを作る情報がでているため、その毛細血管を抑えようという知見が広がってます。※ホントはもっとめんどくさい理論あります。
それを「異常な毛細血管」と表現してます。そのケアをしくれる成分が
トルメンチラエキス+イチヤクソウエキス
です。
まだこういうことしているのは資生堂だけではないかな?美容医療では当たり前になりつつありますので、今後は毛細血管がらみの成分が増えるかもしれません。
高いには理由がある!ですね。
もちろん高機能美容液であることに変わりはありません。あくまで美白としての評価です。
それとコレは悪口ではないですが、雲母チタンというのが入ってます。コレはパールみたいなもんで、肌色がキレイに見えます。見えるだけです。なので肌につけると肌がキレイに見えます。メイクとしての効果なので、実際肌がキレイにはなってません。
クレドポーボーテ セラムコンサントレエクレルシサン
読めるか!読みずらすぎ!
結構細かい気遣いが多い資生堂なのに、ネーミングには一切の優しさはありません。
それが
シミができる肌の奥に着目し、効果的にメラニン生成を抑えシミ・そばかすを防ぐ美白美容液です。
内側から明るく輝くような生きいきとした肌に導きます。
この製品は2017年に発売されていますので、結構前ですね。
5年も経ったのでリニューアル!とはいかずにセラムエクラsが出てきてしまいました。
こちらの有効成分は
4-メトキシサリチル酸カリウム塩* |
トラネキサム酸* |
酢酸DL-α-トコフェロール* |
グリチルリチン酸ジカリウム* |
こちらの美白有効成分は4MSKとトラネキサム酸が入ってます。
4MSKは肌表面の剥がれないシミを剥がす
トラネキサム酸はシミの周りにある炎症を抑えるので、メラノサイトへの刺激を作らせません。
例えると蚊に刺された所のかゆみを抑えて赤いのも抑える感じ。
ついでに3-O-エチルアスコルビン酸(ビタミンC誘導体)入りです。
さらについでに百蓮果エキスも入っってます。これはメラニン排出をしてくれます。
コレで言うことろの②と③と④と⑤に効きますね。
そもそものクレドポーボーテはエイジングケアなので、もちろん保湿とハリのケアが入ってます。
つまりエイジングケア美白美容液です。
そもそもクレドポーボーテはエイジングがホントに手厚いです。
酸化防止はモチロンですが、潤いはただ与えるだけではなく肌がその人の環境に合わせて成長してくれるので、潤いと透明感のある肌作りをしてくれます。
そこが他のスキンケアにはできません。
結局それぞれ何が違うのか?
【美白効果】
セラムエクラS | セラムコンサントレエクレルシサン |
4MSK | 4MSK |
ビタミンC誘導体 | m-トラネキサム酸 |
異常な毛細血管ケア | ビタミン誘C導体 |
白蓮果 |
こちらからわかるように、セラムコンサントレエクレルシサンの方がトラネキサム酸分と白蓮果(メラニン排出)だけ美白効果があります。ただ百蓮果は美白有効成分ではありません。厚生労働省の認可のない美白成分ですね。
他はどうでしょう?
【その他の効果】
セラムエクラS | セラムコンサントレエクレルシサン |
スキンイルミネイター(保湿・整肌) | イルミネイティングコンプレックスEX 配合(保湿・整肌) |
シーファーメントブライトナー(保湿) | 白蓮果(R)GL配合(保湿) |
スポットディフェンスコンプレックス配合(整肌・保護) |
これらは色んな成分が混ざり合わさった複合成分なので、保湿やらハリやら免疫機能をうんちゃらなので間接的にはシミケアできるかもしれません。
結局どっち?
美白効果は セラムエクラS がいいですね。
セラムコンサントレエクレルシサンはトラネキサム酸と白蓮果が入ってますが、セラムエクラSには毛細血管ケアが入ってます。エイジング効果としてシーファーメントブライトナーとかまで入ってます。
でも価格が2万くらい違うけど・・・・・・・・・・・・
不思議ですね。遺伝子まで影響を受けると思われる成分が価格を上げているのでしょう。
ちなみに入っている成分量は
セラムエクラSは62個VSセラムコンサント~は59個です。
数え方にもよりますがそんな違いもあります。
ただ後日書きますが、ホワイトルーセントとHAKUにも同じく毛細血管ケアが入ってます。しかも成分表示ではクレドポーボーテでは下の方ですが、ホワイトルーセントとHAKUは上部に記載があります。それは成分表は成分が多い順に入っているので、どちらがケアとして効果が高いかを意味しているのかもしれません。どれくらい入っているかは分からないのですが・・・・・・一応そんなことも言っておきます。
今日は以上です。