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ドクターケイ 薬用Cリンクルホワイトミルクがレベチの鬼乳液だった

ブランド研究
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どうもです。
前回ABC-Gセラムを掘ったので今回は乳液・化粧水です。
乳液は2023年のベスコスに選ばれた、成分・仕様ともに納得の乳液なのですが、化粧水は存在感がないなぁと思ったので合わせて掘ってみたいと思います。と思いましたが乳液のボリュームに食われそうなので今回は乳液だけやります。化粧水はおまけ程度に後日やろうかなと

ちなみにホームページに受賞一覧があったのですが、まずは乳液

美的・MAQUIA・VOCEの美容三誌のベスコスに選ばれてます。
でも化粧水は

いろいろ書いてますが、ドクターズコスメ部門とかお悩み別アイテムの中から選ばれてますね。つまりパッとしない化粧水なのかもしれません。
でもその内掘ります。よろしくお願いいたします。

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極上の乳液

まず間違いなく極上。

決してハイブランドの枠になる乳液ではないですが、ドクターケイ内のどのアイテムよりも圧倒的なこだわりを感じます。ちなみに私はコノ乳液を買っているわけでは無いですwww

まず色が濃厚さを感じさせるやや黄みがかったツヤがあり、少し硬さを感じさせる見た目です。

手に取ると、重ためか?という感触ですが、指にとって引き上げると乳液ごと持ち上がるようなトロミに驚きます。何の気なしに使ってると気付かないかもですよ。糸を引くくらい持ち上がる液に期待と不安を覚えますが、肌に乗せて伸ばすと・・・・まぁ重たいなぁwwwwって感じで好き嫌いが分かれますね。馴染み方はほぼクリームです。

香りはほんのりと香るくらいです。

手に取る時、伸ばす時、馴染ませた後にしっかりとこだわりを感じるので、成分や効果以外の楽しみも体感できるステキな乳液だと思います。

ドクターケイ 薬用Cリンクルホワイトミルクって

んでまずは掘る必要ない位の説明文を見てってください。

ドクターケイ
薬用Cリンクルホワイトミルク

70ml 8800円
定期購入 7040円

美容皮膚の現場で使われ、シワ改善・美白有効成分として承認されている「ナイアシンアミド」を中心に、ビタミンC、レチノールなど、計10種のビタミンを黄金比でカクテル配合しました。
さらに、毛穴が目立つ肌を引き締める「カフェイン・グリシン」、バリア機能をアップしハリを与える「ヒト型セラミド、ヒアルロン酸」、肌荒れ・ニキビを防ぐ抗炎症の有効成分「グリチルリチン酸ジカリウム」など、肌のトータルケアを考えた有用成分をバランスよく配合しています。
エイジングサインを感じ始めた肌に濃厚なミルクがみずみずしく伸び広がり、うるおいに満ちた透明感のある肌に導きます。

もはや言うまでもない位のテンコ盛りスキンケアです。
軽く成分の事をカジっている人なら見聞きしたことある物ばかりですよね。
少し説明文とかぶりますが、ナイアシンアミドは美白+シワ改善に定評のある成分な上に肌に優しい。レチノールはシワの改善や肌荒れにも有効ですね。ビタミンCは美白や毛穴と。カフェインとグリシンはデパコスでも最近配合している商品増えてきている気がします。セラミドはどうでもいいです。あとグリチルリチン酸ですね。

先日掘ったABC-Gリペアセラムが
レチノール+ナイアシンアミド+ビタミンC誘導体+グルタチオンの合わせ技スキンケアで、価格のわりに大したことないなぁと思ったのですが、こちらの乳液はすでにグルタチオン以外のすべてを与えたもうてます。

なんで今年こんなリペアセラムを発売したのだ!

乳液の方がスゴイ疑惑です。で、中身をさっさと見てみます。

<有効成分>
ナイアシンアミドビタミンB、美白、シワ改善、セラミド合成
グリチルリチン酸ジカリウム肌荒れ改善
<全成分>
精製水
濃グリセリン
トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル
1,3-ブチレングリコール
ジプロピレングリコール
ホホバ油
シュガースクワラン
フィトステロール
N-ステアロイルフィトスフィンゴシンセラミド3
N-ステアロイルジヒドロスフィンゴシンセラミド2
ヒドロキシステアリルフィトスフィンゴシンセラミドNP
カモミラエキス(1)抗アレルギー、抗炎症、メラニン生成阻害
メドウフォーム油
パーム核油
パーム油
テトラ2-ヘキシルデカン酸アスコルビル油溶性ビタミンC、抗炎症、
チロシナーゼ活性阻害、コラーゲン産生促進
パルミチン酸レチノールビタミンA、ターンオーバー改善、
シワ改善、肌荒れ改善
バチルアルコール
ジエチレントリアミン五酢酸五ナトリウム液
天然ビタミンE抗酸化
リン酸L-アスコルビルマグネシウム水溶性性ビタミンC、抗炎症
チロシナーゼ活性阻害、コラーゲン産生促進
オウバクエキス抗菌(ニキビ)
D-パントテニルアルコールビタミンB、ターンオーバー改善
グリシン
グルコシルヘスペリジンビタミンP、血流改善
ビオチンビタミンE、肌荒れ改善
リボフラビンリン酸エステルナトリウムビタミンB2、ターンオーバー改善
加水分解ヒアルロン酸
無水カフェイン
シアノコバラミンビタミンB、ターンオーバー改善、
メラミン生成抑制補助、着色
カンゾウ抽出末抗炎症、抗アレルギー
チンピエキスチロシナーゼ活性阻害、抗酸化
ヒアルロン酸ナトリウム(2)保湿
イザヨイバラエキスセラミド合成、抗炎症※ビタミンC豊富
ビルベリー葉エキス抗酸化、グルタチオン産生
アーティチョークエキス抗老化成分、肌荒れ改善
キサンタンガム
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体
自己乳化型モノステアリン酸グリセリル
モノステアリン酸ソルビタン
水素添加大豆リン脂質
イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル
硬化ナタネ油アルコール
硬化油
カルボキシビニルポリマー
メチルポリシロキサン
マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル
N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(フィトステリル・2-オクチルドデシル)
水酸化カリウム
L-アルギニン高保湿
フェノキシエタノール
ラベンダー油
ローズマリー油
ノバラ油
その他3成分

ん~・・・・・・
ビタミン系がやっぱりいっぱい入ってますね!カクテルビタミンとかいうやつです。

美白系のアイテムってとりあえずビタミンC系の成分をドン!っとブッコみますよね。そこに今回も入ってますがグリチルリチン酸系の肌荒れ改善成分を入れる事でメラニンへの刺激も抑えましょうな方向性を加えたり、またはそれに準ずる植物性の成分をぶっこみます。
あとはナイアシンアミドやトラネキサム酸あたりを入れているとなお良し。
あとは高浸透処方で肌の奥まで素早く届けますよ~‼ 以上‼

ただそのランクスキンケアはだいたい5000円以下かその周辺の価格な気がします。
でもこちらは一応8000円台という事でお高めですがビタミン系成分豊富な上に植物系の成分も入ってますよね。
全成分だとみずらいのでザックリ分けるとこんな感じ。

この乳液の激しさが分かりますよね?
一個一個の成分の効果はともかくとして、シミ、シワ、乾燥、くすみ、色むら、ニキビ、肌荒れ、毛穴などの色々な悩みが、年代で分けることなく幅広い年齢に対応できるんじゃないかな?と、肌質、悩みにフィットするように作られている感じします。

これって美容液じゃないか?ってくらいの内容ですよね。

ただね~・・・・・ちょっとアレですね。

何がどう効いているか分からない問題

先ほどのコレ

載せたのは、「こんだけ入っているんだからスンゴイ乳液なんだよ!」ってのを表現する一方で

こだわりはビタミンだと思います。それに加えて植物系成分を加えるのは別にいいです。が
ロマンが無い・・・

例えばこれが元々ビタミン系だけで構成されている乳液で、「リニューアルしました!カフェイン+グリシンで毛穴のケアまで出来るようになってパワーアップ!」で済んでればいいですが、元々のリニューアル前から植物系成分は豊富のようですで・・・既定路線でブレてはいませんがそれでも盛りすぎかな?

商品説明にこんなのがるのですが

「肌のトータルケアを考えた有用成分をバランスよく配合しています。」

たしかにその通り。目的も美白・シワ改善・エイジング・毛穴・肌荒れニキビ予防ってのを何とかしようってのが良く伝わります。が、それらが仮に改善されたとして、何が効いて改善されたのか判断出きない。

ここからの話ははあくまで美容部員目線での話なのですが、カウンセリングをする時ってとにかくヒアリングを重視するんですね。これってなぜかと言うと、「お客様の悩みや希望を正確に読み取るため」です。読んで字のごとくそのままなんですが、コレがとにかく難しい。ベテランの美容部員でも、私がヘルプについた時に会話を聞いてて「あっ。コレ話が噛み合ってないなぁ」て思い出が沢山あります。

決して安くない製品を提案するのですから、お客様の要望や隠れた悩み、または美容部員に丸投げしたいとかの希望もお互いの擦れ違いなく進めていかなきゃならんのですよ。そしてあるお客様をヒアリングの結果!シワと美白を同時にやれて毛穴のケアもしたいって事が分かりました。

「おし!コレはナイアシンアミドに加えてカフェイン+グリシン配合した
ドクターケイの薬用Cリンクルホワイトミルクを提案するっきゃない!」

て感じで商品選定を進めていくのですが・・・・
もう一つ別のお客様でヒアリングした結果!肌荒れとニキビなどの皮脂系の悩みだけど乾燥も気になる。という二律背反するようなお客様がいました。

「おし!コレはグリチルリチン酸に加えてビタミンC豊富な上にセラミドも配合している
ドクターケイの薬用Cリンクルホワイトミルクを提案するっきゃない!」

そう。全く別の悩みでもとりあえずコレを紹介するれば解決するみたいな商品になってしまってます。
でもね?最初のお客様には「薬用」Cリンクルホワイトミルクという商品名の物を持ってこられて、「薬用って・・・ニキビのスキンケアじゃないの?」っていう小さな不信感が生まれるんです。薬用=ニキビってイメージの人って結構いますからね。全員じゃないけど
次のお客様には薬用Cリンクルホワイトミルクという商品名の物を持ってこられて、「リンクルってシワ?私はそんなエイジングケアなんて希望してないんだけど?」っていうちょっとした苛立ちを感じてしまうんです。

そもそも美白+エイジングケアの乳液のようなので、後者の方への提案に持ってくるのは違うかもしれませんが、幅広い悩みに対応できるという事は結局何が効いているのか分からないんですよ。
というかドクターケイは植物系の成分をごり押ししているわけでもないので、別に入れなくてもいいんアじゃないか?ビタミンを推すなら推すでもう少し潔い構成にするべきじゃないかと。まるで自身がないから植物成分に何かを補完させているように見えます。意地悪目線だとね。

買いか?

買いですよね。
でも値段が高いね。セラムもそうでしたけど。

コレだけの効果を持っているのだから8000円台はむしろ安い?と評価してもいいくらいですが、植物成分がこの乳液の存在をボカシている気もするので、植物成分は全部取っ払って7000円台に落とし込んだ上に、定期購入は5000円台後半に調整してください。ビタミンにこだわるならビタミンをごり押しして、植物系を~ではなくカフェイン+グリシンを入れましたでいいじゃないですか

その方が嬉しい!

以上です。


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